2015年9月12日公開の映画『ピエロがお前を嘲笑う』。
凄腕ハッカーのベンヤミンが、同じ志を持つ仲間たちと共に政府や大企業のシステムを次々とハッキングする物語。世界を揺るがす大規模なサイバー攻撃と予測不能な展開が見どころです。監督はバラン・ボー・オダーが務めています。
この記事では、映画『ピエロがお前を嘲笑う』で流れた音楽8曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『ピエロがお前を嘲笑う』で流れた曲とは?
オープニング
Boysnoize - Alarm
オープニングで流れた曲は、Boysnoizeの『Alarm』です。
警告音を思わせる低音が迫ってくるようなBGMが映画の冒頭で流れます。追い詰めていくような雰囲気があり、相重要指名手配のハッカーであるベンヤミンの語りのシーンにはピッタリですね。
フードを被った彼が見た凄惨な現場が映し出され、映画のオープニングが始まるのがカッコイイ!何があったか気になりつつ、「フーアムアイ」の話が始まりますよ。映画のラストまで見た上で、また見たくなる作品です。
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ベンヤミンがパーティーに到着するシーン
Fukkk Offf - Love Me, Hate Me, Kiss Me, Kill Me
ベンヤミンがパーティーに到着するシーンで流れた曲は、Fukkk Offfの『Love Me, Hate Me, Kiss Me, Kill Me』です。
思わず踊りたくなるようなしっかりとしたリズムと電子音の組み合わせが魅力的な曲。ベンヤミンは学校のテストのデータを持ち逃げしようとして失敗し、50時間の社会奉仕活動(ゴミ掃除)を言い渡されてしまいましたね。
そんな彼に声を掛けたのがマックス。その夜、パーティーに招かれたベンヤミンは若者たちで賑わう場に参加するのでした。ダンスとドラッグで楽しむ者たちと曲のイメージがピッタリです。
ベンヤミンとシュテファンが政治団体に仕掛けをするシーン
Polydor Blasorchester - Radetzky Marsch
ベンヤミンとシュテファンが政治団体に仕掛けをするシーンで流れた曲は、Polydor Blasorchesterの『Radetzky Marsch』です。
シュテファンはプログラムの穴を見つける天才。彼と共にベンヤミンは政治団体「NBD(国民同盟)」の集まりに潜入し、Wi-Fiの操作をするためにノートパソコンへ…堂々とするのも大変そうでしたね。
政治活動用のプレゼンのムービーが始まると、軽快な曲と共にヒトラーを冒涜する動画が…若者たちが作りそうな動画だなと思いました。この行進曲は聞きなじみのある人も多いのではないのでしょうか?
ベンヤミンたちが乗るバンが攻撃されるシーン
Carpet - Riot Kiss
ベンヤミンたちが乗るバンが攻撃されるシーンで流れた曲は、Carpetの『Riot Kiss』です。
ロックで激しめの曲は、ベンヤミンたちの逃走シーンにピッタリ。盗んだバン(車)で会場内の様子を見ていた彼らですが、悪事がバレて多くの人たちに囲まれてしまいましたね。
棒などで叩かれて車のガラスにひびが入っていくのはハラハラします。車の鍵を見つけて逃げ出しつつ、ベンヤミンが「みんなでやった初めての攻撃」と語り始めます。バンの所有者はかわいそうですね。
CLAY(クレイ)が金融業界をハッキングするシーン
Royal Blood - Out Of The Black
CLAY(クレイ)が金融業界をハッキングするシーンで流れた曲は、Royal Bloodの『Out Of The Black』です。
金融業界に攻撃を始めるクレイ。4人組はピエロのマスクを着けてフードを被り、屋上から建物へ仕掛けを開始!その際にリズムをしっかり刻むロックな音楽と歌が流れました。
クレイはハッキングをし、株価の連動のデータから中指を立てる絵を作るという彼ららしい攻撃をしましたね。味を占めたクレイは大手製薬会社を狙い、ハッカー集団として名を挙げていくのが見ものです。※この曲はエンディングでも流れます
ポルシェに乗って女性を誘って部屋に戻るシーン
Fukkk Offf - Rave Is King
ポルシェに乗って女性を誘って部屋に戻るシーンで流れた曲は、Fukkk Offfの『Rave Is King』です。
ポルシェに乗って楽しそうにドライブするクレイ!女性3人をナンパし、部屋に戻ってお酒などを楽しみます。ノリの良い音楽と女性の声が響き渡る中、ドッグと女性を楽しむマックスの姿が印象的ですね。
ベンヤミンを焚きつけようとし、またドラッグを吸う姿は熱さを感じました。ベンヤミンは変わろうと考え、マリに会いに行く姿を見守りたくなります。
クレイが連邦情報局のハッキング成功を祝うシーン
Boysnoize - XTC (Chemical Brothers Don’t Take It Remix)
クレイが連邦情報局のハッキング成功を祝うシーンで流れた曲は、Boysnoizeの『XTC (Chemical Brothers Don’t Take It Remix)』です。
MRXに小物扱いされ、連邦情報局に挑むクレイ!清掃員のIDなどの準備を整えて上手く潜入し、監視カメラのデータも書き換えつつ任務完了!やってのけたクレイはクラブのような場所でダンスを楽しんでいましたね。
その際にダンスミュージックんが流れ、成功を祝うような雰囲気を感じさせました。歓声のような声や賑わう曲と共に、今度はどうなるのか…。「安全なシステムはない」と書かれた用紙がたくさん見つかったら騒ぎになりそうですね。
ベンヤミンがマリがキスしているのを目撃するシーン
Hanuman Tribe - Boese Trommel
ベンヤミンがマリがキスしているのを目撃するシーンで流れた曲は、Hanuman Tribeの『Boese Trommel』です。
ベンヤミンはフラフラになりながらも、マックスとマリがキスをしている場面に遭遇…クラブの音楽が変わり、ベンヤミンがショックを受けるのは心が痛みますね。
「何もできない」と煽られたベンヤミンが、盗んだ連邦情報局のデータをMRXに送る…こうして大変な事態に変わっていくのが見ものです。最後まで目が離せんよ!