2023年11月30日、Netflixにて公開されたオリジナル映画『ファミリー・スイッチ』
クリスマス直前に、珍しい「惑星直列」という現象が起こる。
そのせいで、仲がギスギスしていた親と子どもがそれぞれ入れ替わってしまって…?
リアルな家族のモンダイと、家族愛が描かれたハートフル・コメディ。
- 主演/母・ジェス:ジェニファー・ガーナー(『パール・ハーバー』『アダム&アダム』)
- 娘・CC/エマ・マイヤーズ(『ウェンズデー』)
- 監督:マックG(『チャーリーズ・エンジェル』『ターミネーター4』)
手のかかる子ども達に翻弄されながら、これからどう育って行くのかとドキドキしているbeersyです!
本作は、クリスマスに起こりそうな奇跡♪ファンタジーな入れ替わりムービー。
コメディたっぷり、でもちょっぴり泣けるストーリーなので、大きいお子さんがいるご家庭にもオススメです。
この記事では、Netflix映画『ファミリー・スイッチ』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介します!
『ファミリー・スイッチ』を観る方法
『ファミリー・スイッチ』の評価&感想
- 感動度
- 3
- 脳トレ度
- 2
- 再鑑賞度
- 3
- サプライズ度
- 2
- 話題性
- 4
ネトフリ人気ドラマ『ウェンズデー』でハマった、キュートなエマ・マイヤーズちゃんが出演!という事で観てみました。
事前情報を一切入れずに観て、あぁ、ありきたりな「入れ替わりモノ」なんだ〜と期待はしていませんでしたが…。(入れ替わりは『君の名は。』を観過ぎてお腹いっぱい。笑)
確かに、とっても分かりやすく予測しやすい映画。でも、それまでの過程が面白い!
思春期の姉弟ってこうなるんだろうな…という、親の絶望感がリアル。笑
それでも夫婦は家族の絆を繋ぎ止めようと必死になり、しかし空回りし、結局は子ども達に煙たがられてしまう、一連の流れが他人事とは思えませんでした!
そして入れ替わったあとのエマ・マイヤーズと、ジェニファー・ガーナーの演技力はお見事です。
本当にエマがお母さんに見えたし、ジェニファーがイマドキの女の子に見えました。
末っ子とわんこまでもが変わってるのも、なんだか斬新で笑えましたよ!
ラストはまぁ予想通りなのですが、ハートフルなウォーカー家の「家族愛」が再構築されて行く様子を、何も考えずに楽しむ事が出来るあったか〜いクリスマス映画です♪
以下より重要なネタバレを含みます。
『ファミリー・スイッチ』のネタバレ
ウォーカー家の受難
音楽講師のビル・ウォーカー(エド・ヘルムズ)と、キャリア・ウーマンのビル・ジェスは、子ども達が思春期を迎え、手から離れて行ってしまっている事を懸念していた。
高校3年生の長女・CCはサッカーに夢中で、サッカー選手になるために親の言う事を聞かず、勉強はそっちのけ。
高校1年生の長男・ワイアット(ブレイディ・ヌーン)は、秀才であるがゆえ親を小馬鹿にしたような態度をとる。
末っ子のマイルズはまだまだ手のかかる赤ちゃんで、ペットのピクルスは元気なパグ。
そんな一家は、それぞれ大事なイベントを控えていた。
クリスマス直前、一家はワイアットに付き添い「惑星直列」のイベントに参加する。
会場にいた謎の老婆(リタ・モレノ)が、「心を開けば必要な物が与えられる」と助言。そして一家の写真を撮ってあげた。
すると、ちょうど惑星が直列し、謎の光が彼らに降り注ぐ。バランスを崩した一家は展望台から落ちて、巨大な望遠鏡を壊してしまった。
次の日。
一家が目覚めると、ジェスとCC、ビルとワイアット、そして、マイルズとピクルスの中身が入れ替わっていた。
ジェスがCCを心配して大学を進めるのも、一流大学へ飛び級しようとしているワイアットをビルが諭すのも、親としてはわからんでもない!
そして自分も学生時代、親に同じような事を言われた事があるな…と、懐かしい気持ちにもなりました。
謎の老婆は世界的に有名な女優・リタ・モレノ。(『ウエスト・サイド物語』や、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』にも出演していますよ!)
貫禄と美しさと神秘的な雰囲気が、とってもステキです!
それぞれの大事なイベントが台無しに…
ビルはバンドのテレビ出演。ジェスは大事なプレゼン。CCはスカウトマンに見せる試合。ワイアットは大学に飛び級入学するための面接。
それぞれ人生をかけた大事なイベントを控えていたのに、身体が入れ替わってしまった。
望遠鏡の元へ行き元に戻そうとするが、レンズが破損していたため、それぞれのイベントをこなす事になる。
しかし結果は案の定、全員失敗。家族の溝はどんどん深まって行った。
謎の老婆から「壊れた物を直せば元に戻る」と言われたワイアットは、友人に頼んで壊れた望遠鏡のレンズを作ってもらう事にした。
この辺りはとにかくコメディシーンばかり!
特に、マイルズとピクルスを預かったご近所・ロルフ(マティアス・シュヴァイクホファー)は、赤ちゃんとわんこ相手に一生懸命で笑わせてくれました。
ちなみにこの俳優さん、ネトフリ映画『ハート・オブ・ストーン』にも出演していますよ♪
家族に向き合い、再構築するラスト
惑星直列が終わるまでに、レンズを直して望遠鏡に入れなければならない。しかし、特殊なレンズを作れるワイアットの友人は、仕上がりがギリギリになると言う。
そのため、あと1日辛抱しようと前向きになるウォーカー家。
すると、CCはジェスが5年間休み無しで働き、昇進試験を蹴って試合の応援に来ていた事、ジェスはCCが勉強を頑張って成績を上げていた事など、それぞれがその人の苦労や本当の想いを知って行く事となる。
一家の想いがひとつになった時、レンズが仕上がりイベント会場へ行って祈ったが、身体が戻る事は無かった。
老婆は「壊れた物を直せと言った。望遠鏡とは言っていない」と謎めいた事を言うが、一家は諦めて自宅に戻る。
抱き合いながら眠りにつき、クリスマスの朝に目を覚ますと、なんと身体がもとに戻っている。
そう、「壊れた物」というのは、「一家の絆」だったのだ。
その後、それぞれの夢も叶って、温かいファミリー・クリスマスを過ごす事となった。
最初から最後まで思った通りに進んで行くストーリーで、派手さやどんでん返し、これといった強みが無いような映画でしたが、終始温かくほっこりするお話でした。
ラストも全てが丸くおさまってめでたしめでたし。疲れた時に観るとちょうど良さそうな作品です!
ひとつ気になったのは、謎の老婆。実は彼女は、ウォーカー家の壊れた絆を直しに来た「サンタクロース」だったのではないでしょうか?
そう思うと、なおのこと温かい気持ちで締めくくる事が出来ました♪
『ファミリー・スイッチ』が好きな人にオススメのNetflix映画
映画『ファミリー・スイッチ』同様、クリスマスに観たいハートフルなファミリー向け映画をピックアップ!(王道『ホーム・アローン』以外です。笑)
チャーリーとチョコレート工場
こちらも王道ですが!キュートなあま〜い世界の『チャーリーとチョコレート工場』は、やっぱりクリスマスにピッタリですよね!!
何度観ても、大人が観ても楽しめる傑作。チョコートを片手に観ましょう♪
『チャーリーとチョコレート工場』を観る方法
今日もまたクリスマス・イヴ
『ファミリー・スイッチ』同様、ちょっぴりファンタジーなタイム・リープもの。
コメディたっぷりに「家族愛」が描かれているので、笑顔になれる事間違いナシです!