そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、『Spotifyの通信量・通信料』について解説していきます。
音楽を聴き放題できる『Spotify』。
通信量を節約した音楽の楽しみ方も一緒に解説していきます。
Spotifyで消費する通信量とは?
Spotifyは以下5つの音質で音楽を再生でき、音質によって消費する通信量は変わってきます(音質が良ければ消費する通信量は多くなり、通信料は高くつく)。
- 自動
- 低音質(24kbps)
- 標準音質(96kbps)
- 高音質(160kbps)
- 最高音質(320kbps)
※太字の音質はSpotifyの無料プランで聴ける音質です。
音質は、音楽のデータ量で良し悪しが変わり、その単位を『kbps(1秒間に送ることのできるデータ量のこと)』で表します。
「kbps」の数値が大きいと音質は良くなるよ!
けど、その分データ量が大きくなるから、消費する通信量も大きくなるんだ!
再生時間による消費通信量
以下の表は、Spotifyの各音質で音楽を1分・1時間・3時間再生した場合、どのくらいの通信量を使用するか計算した表です。
1分間再生 | 1時間再生 | 3時間再生 | |
24kbps (低音質) | 0.17 MB | 10.55 MB | 31.64 MB |
96kbps (標準音質) | 0.70 MB | 42.19 MB | 126.56 MB |
160kbps (高音質) | 1.17 MB | 70.31 MB | 210.94 MB |
320kbps (最高音質) | 2.34 MB | 140.63 MB | 421.88 MB |
当然、音質が良くなれば、再生する時間が長くなれば消費するデータ量は大きくなるよ!
通信量は、音質と再生時間がわかれば計算できるため、月に30時間聴くなら3時間の数値を10倍してあげれば求められます。
また、『1GB』の通信量は、『1,000MB』なので換算にも注意して計算してください。
使用通信量により再生時間
以下の表は、Spotifyの各音質で1GB・5GB・10GBの通信量を消費するのにかかる時間を計算した表です。
1GB使用 | 5GB使用 | 10GB使用 | |
24kbps (低音質) | 97時間12分(約4日) | 485時間(約20日) | 971時間(約40日間) |
96kbps (標準音質) | 24時間15分(約1日) | 121時間15分(約5日) | 243時間(約10日) |
160kbps (高音質) | 14時間34分 | 72時間48分(約3日) | 145時間36分(約6日) |
320kbps (最高音質) | 7時間17分 | 36時間24分(約1.5日) | 72時間48分(約3日) |
低音質でSpotifyを使えば、1GBで約4日分の音楽を聴けるので、無料プランの人は低音質がオススメ!
通信量の消費にかかる時間は、音質と通信量がわかれば計算で求めることができます。
Spotifyの音質については、以下の記事で解説しています!
Spotifyの音質は良い?悪い?音質を6つの音楽サブスクと比較!
続きを見る
実際に消費する通信量を計測すると
Spotifyの音質がわかれば、計算だけで消費通信量や消費にかかる時間を求められますが、実際の数値とは違うことがあります。
今回は、Spotifyの『低音質』と『最高音質』で音楽を1時間再生したとき、どのくらいの通信量が消費されるのかを実際に計測してみました。
音質 | 1時間再生した消費通信量 |
24kbps(低音質) | 22.3MB |
320kbps(最高音質) | 228MB |
計測したところ、Spotifyの低音質(24kbps)の場合、1時間音楽を再生すると22.3MBを消費しました。
計算上は『10.55 MB』なので、実際に測定したときのほうが約10MB分も多くなっています。
これは、Spotifyのアプリを使うことそのものにも通信を使っていることが考えられます。
Spotifyの消費通信量は、「音楽を聴く」だけでなく、「アプリで曲を探す」などの操作も通信を使っています。
オフラインモードを使うと、ダウンロードした曲だけの再生となるので、知っておくのもオススメです!
以下の記事で解説しています。
必須!Spotifyでやっておきたい初期設定15選!
続きを見る
Spotifyの高音質(320kbps)で1時間音楽を再生した場合は、228MBの通信量を使いました。
計算上は、最高音質を1時間聴くと「140.63 MB」となっているため、実際のほうが80MBほど多くなっています。
これは、Spotifyのアプリだけでなく、次の曲を先に読み込んでいることが考えられます。
Spotifyは、曲の読み込みに時間をかけず、曲が終了したらいすぐ次の曲を再生できるように、次の曲を先に読み込んでいます。
そのため、最高音質にするとデータ量が大きくなるので、通信量も多くなり、計算上よりも余分に消費しています。
通信を節約するなら、ダウンロード機能を使うと余計な読み込みもなくなるのでオススメです。
Spotifyで曲をダウンロードする方法!オフライン再生の設定と注意点とは?
続きを見る
Spotifyの『通信量』と『通信料』
Spotifyで音楽を再生した際、どのくらいの通信料がかかるのかは『消費する通信量』からわかります。
まず確認したいのは、スマホで使える通信の料金です。
以下の表は、各通信キャリアで1GBを追加購入するのにかかる費用をまとめた表です。
通信キャリア | 1GBの追加料金(税込み) |
docomo | 1,100円 |
au | 1,100円 |
SoftBank | 1,100円 |
ahamo | 550円 |
povo | 390円(使用期間は7日間) |
UQモバイル | 550円 |
Ymobile | 1,100円 |
LINEMO | 550円 |
楽天モバイル | 使い放題プランのみ |
『1GB追加の料金』なので、加入している定額プランによっては値段が安くなることがあります。
しかし、1GBの通信量を使うということは、500円前後の料金が発生していると考えても間違いではありません。
そうなると、例えばSpotifyの最高音質で7時間音楽を再生すると1GB消費するため、通信料は約500円となります。
実際は500円が新しい料金として発生するのではなく、1ヵ月に使える通信量から消費されているだけなので、プラスで料金は発生していません(通信キャリアの定額プランの場合)。
正確に自分の通信料を計算したい人は、以下のように求めてみてください!
自分の通信料を計算する
Spotifyで音楽を聴くと、どのくらいの通信料がかかっているのが、自分の通信プランやSpotifyの利用から計算していきましょう。
手順は以下のとおりです。
- 自身が契約している通信キャリアの『1ヵ月の料金』と『使用できる通信量(ギガ)』を調べる
- 1GB分の料金を計算する(1ヵ月の料金)÷(1ヵ月に使用できる通信量)
- iPhoneなら「設定アプリ」→「モバイル通信」→「Spotifyのモバイルデータ通信量」を確認する
- Androidなら「設定アプリ」→「アプリ」→「Spotifyのモバイルデータ」を確認する
- 自身の『1GB分の料金』と『Spotifyの使用データ通信』を照らし合わせて、Spotifyにどのくらい通信料がかかっているかチェックする
これからSpotifyや他のアプリをどのように使っていくのかの目安にしてみてください!
Spotifyの通信量を節約する5つの方法
Spotifyで消費する通信量を節約する方法は、以下5つあります。
- Spotifyが使い放題の通信キャリアを使う
- 音質を下げる
- Wi-Fiを使う
- 有料プランにして曲をダウンロードする
- スマホで使える1ヵ月の通信量を上げる
Spotifyの無料プランは、曲のダウンロードができません。
それ以外の方法でできるだけ通信量を節約して音楽を楽しんでいきましょう!
Spotifyが使い放題の通信キャリアを使う
Spotifyでこんなにデータ通信を使ってしまった!
他のSNSが使えない!!
Spotifyで音楽をダウンロードする時にギガを使ってしまう。
結局、音楽をオフラインで聴けてもな。
そんな方におすすめなのが、Spotifyを使ってもデータ通信量がカウントされないSIM(スマホキャリア)を使う方法。
『BIGLOBE mobile(ビッグローブモバイル)』という「au」ブランドを展開するKDDIが親会社の通信キャリアには、Spotifyで使う通信量を『0』にするプランがあります!
まずは、『BIGLOBE mobile』の概要をざっくりと以下の表で確認してください。
BIGLOBE mobile | |
会社名 | ビッグローブ株式会社 |
親会社 | KDDI株式会社(au) |
料金(税込み) |
|
Spotifyのデータ通信 | カウントされない(エンタメフリー・オプション) |
通信量がカウントされないSpotifyの機能 |
|
オプションの料金(税込み) | エンタメフリー・オプション:月額308円 |
その他のカウントされないアプリ |
|
注目すべきは、料金ではなく、エンタメフリー・オプションの料金です。
月額308円(税込み)で、Spotifyで音楽を再生しても、曲をダウンロードしても通信量は『0ギガ』!!
またその他のアプリにも対応しているため、ギガを節約して音楽や動画などが楽しめるのです!
そのため実際よりも少ない通信量(ギガ)でOKなので、月々の定額料金にも節約となるのです!!
音質を下げる
消費するデータ通信量は、音質を高くすれば多くなり、低くすれば少なくなるため、通信量の節約のためであるなら音質を低くするのがおすすめ。
以下の表を参考に、自身が使えるスマホの通信量、消費する通信量、Spotifyで音楽再生の時間から、音質を調整してください!
1分間再生 | 1時間再生 | 3時間再生 | |
24kbps (低音質) | 0.17 MB | 10.55 MB | 31.64 MB |
96kbps (標準音質) | 0.70 MB | 42.19 MB | 126.56 MB |
160kbps (高音質) | 1.17 MB | 70.31 MB | 210.94 MB |
320kbps (最高音質) | 2.34 MB | 140.63 MB | 421.88 MB |
1GB使用 | 5GB使用 | 10GB使用 | |
24kbps (低音質) | 97時間12分(約4日) | 485時間(約20日) | 971時間(約40日間) |
96kbps (標準音質) | 24時間15分(約1日) | 121時間15分(約5日) | 243時間(約10日) |
160kbps (高音質) | 14時間34分 | 72時間48分(約3日) | 145時間36分(約6日) |
320kbps (最高音質) | 7時間17分 | 36時間24分(約1.5日) | 72時間48分(約3日) |
※Spotifyの無料プランでは「最高音質」で音楽は聴けません。
まずはSpotifyについて知るならこちらからどうぞ。
Wi-Fiを使う
Wi-Fiを使うことができれば、スマホの通信量は消費されずにSpotifyで音楽を聴けます。
使い放題のWi-Fiであれば、好きな曲を好きなだけ聴くことができます。
使い放題のWi-Fiがなく、音楽をたくさん聴きたい人は、Spotifyの有料プランを使って音楽をダウンロードしてきくのがオススメ!
ダウンロードは、カフェやファミレス、学校、会社などのWi-Fiを使ってダウンロードすれば通信量の節約にもなります。
Spotifyは、個人プランが月額980円、学生プランが月額480円、ファミリープランが月額1,580円(6人まで)なので、最高音質で1ヵ月20時間以上音楽を聴くなら有料プランのほうがお得です!
【2024年版】Spotifyの登録方法!無料体験・アカウント作成
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有料プランで曲をダウンロードする
Spotifyは、無料プランだけでなく、有料プランに加入することで曲をスマホにダウンロードでき、通信を使わずにオフラインで音楽を再生できます!
そのため大きな通信量の消費はダウンロードだけとなるため、Wi-Fi環境と合わせればほぼSpotifyでの消費通信は少なくなります。
有料プランになる目安は、最高音質で1ヵ月20時間以上音楽を聴くなら有料プランのほうがお得なので、Spotifyでどのくらい音楽を聴くのかチェックしてみてください。
2024年版!Spotifyの6つの料金プラン!最適なプランを徹底解説!
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スマホで使える1ヵ月の通信量を上げる
Spotifyで消費する通信量を下げるのではなく、そもそものスマホで使える1ヶ月の通信量を上げてしまうのも一つの手ではあります。
しかし、docomo、au、SoftBankの場合、月に使えるギガ数を上げると1000円以上料金がプラスになってしまい、Spotifyの有料プランよりコスパが悪いです。
大手通信キャリアを使っているのであれば、Spotifyの有料プランにするのがコスパ面では有利!
一方、使い放題の定額プランを使っていたり、音楽を聴く時間が1ヵ月のうちに数時間程度であるなら、有料プランではなく、まずは無料プランから使い始めてみるのがオススメです。
Spotify Freeはずっと無料!9個の制限や有料プランとの違いとは?
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