2021年8月13日公開の映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』。
デュボア率いる個性的な囚人たちがウォラーの指示を受けて戦いに赴く物語!決死の作戦となる中、果たして彼らは生き残れるのか…監督はジェームズ・ガンで、日本の興行収入は5.8億円ほどでした。
この記事では、映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』で流れた音楽16曲をご紹介します。※この記事は結末以外のネタバレを含みます
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 サウンドトラック
👉 『スーサイド・スクワッド』で流れる22曲をシーンごとに解説!
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』で流れた曲とは?
オープニング
Johnny Cash / Folson Prison Blues
オープニングで流れた曲は、Johnny Cashの『Folson Prison Blues』です。
ギター音と共に男性シンガーの軽快な歌が続いていく曲は、オープニングらしさがありますね。DCというロゴと共にヒーローたちが映し出される中、最初のワンシーンが始まります。
長い白髪の囚人のサバントが映し出され、彼は小さなボールをバウンドさせ続けている際に曲のリズムと合っているのが印象的。そうして彼がボールを投げると、的を外さない様子がクール!
サバントを含めた囚人たちの活躍が始まるのかと思うとワクワクさせられますね。
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ウォラーの指令室とキャスト紹介が流れるシーン
The Jim Carroll Band / People Who Died
ウォラーの指令室とキャスト紹介が流れるシーンで流れた曲は、The Jim Carroll Bandの『People Who Died』です。
ノリの良いドラムロールに勢いのある男性シンガーの歌声が続いていく曲で、エレキギターのかき鳴らす音と共にタイトルが映し出されるのが見ものですね。
アマンダ・ウォラーの作戦部屋にいるスタッフが生き残ったチームメンバーを確認しつつ、掛け金の受け渡しをするのが何とも言えません。
そのままキャストの紹介が流れ、デュボアのチームの姿が映し出されますが…これぞ「スーサイド・スクワッド」の名に相応しいなと思えるでしょう。
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 サウンドトラック
囚人のデュボアが刑務所内で掃除しているシーン
The Decemberists / Sucker's Prayer
囚人のデュボアが刑務所内で掃除しているシーンで流れた曲は、The Decemberistsの『Sucker's Prayer』です。
穏やかなピアノとギター音の前奏に男性シンガーの伸びのある声が続いていく曲が流れ、デュボアの姿が映し出されます。刑務所内の掃除を懸命に行う彼の姿を見守りつつ、のんびりとした曲が合うなと思いましたね。
そこにウォラーが現れてデュボアはスーサイド・スクワッドのチームを率いるよう指示。もちろん、自殺するようなものだと断るデュボア…そんな彼を動かすためにウォラーは子供すらも使うという手段をとるため目が離せません。
デュボアたちがフラッグ大佐を発見するシーン
Ceu / Samba Na Sola
デュボアたちがフラッグ大佐を発見するシーンで流れた曲は、Ceuの『Samba Na Sola』です。
ソルがいた小屋で陽気な楽器音に女性シンガーの歌声が続いていき、リズミカルな曲が流れていましたね。反政府軍のリーダーである彼女とフラッグ大佐は楽しそうに話していましたが…デュボアたちが現れて驚きます。
デュボアもまたこうした平和な状況になっているとは思わず、ソルの仲間をほぼ壊滅させてしまったので気まずそうにするのでした。ルナに家族を殺されたソルは協力すると言いつつ、デュボアたちと行動を共にするという展開が気になりますよ。
ハーレイがルナと一緒に楽しく過ごすシーン
The Fratellis / Whistle For The Choir
ハーレイがルナと一緒に楽しく過ごすシーンで流れた曲は、The Fratellisの『Whistle For The Choir』です。
ムーディーな男性シンガーの歌はハーレイとソルが一緒に過ごすシーンにぴったり。鳥に囲まれて2人の距離が縮んでいく中、まさか結婚しようという話になるとは驚きですね。
国民の半分には愛されると言う彼は反アメリカの象徴であるハーレイこそ伴侶に相応しいと言うのです。そうしてキスをする2人は部屋を荒らしつつも、愛し合う時にも曲が流うのが良いですね。ルナとハーレイの関係がどうなるのか、しっかり見守ってください。
ミルトンが車を運転してデュボアと合流するシーン
Kansas / Point Of Know Return
ミルトンが車を運転してデュボアと合流するシーンで流れた曲は、Kansasの『Point Of Know Return』です。
夜に車が走っていく中、ロックな音楽が車内で流れていましたね。ロックならではのテンションを感じさせつつ、男性シンガーがハッキリ歌うのが特徴的です。
そうして運転手のミルトンは検問を通る際に証明書を探すのですが…荷物を見せろと言われた瞬間、デュボアやナナウエが警備を瞬殺していくのが見ものでしょう。
ナイトクラブに向かうため、みんなが変装するので衣装にも注目ですよ。特に巨大なサメのナナウエが変装しようとするのは、ほのぼのさせられます。
デュボアがウォラーに連絡しつつバスで移動するシーン
Jessie Reyez / Sola
デュボアがウォラーに連絡しつつバスで移動するシーンで流れた曲は、Jessie Reyezの『Sola』です。
聞かせるように歌い掛ける女性シンガーの声が響くバス。デュボアはウォラーに連絡を入れますが不穏な言葉を投げかけられるのため冷や冷やさせられますね。静かな女性の歌声が流れつつ、街の様子やメンバーたちの表情が映し出されるのが印象的なワンシーンです。
ラットキャッチャー2はデュボアに「なぜネズミが苦手なのか」と聞きつつ、彼女の過去が明かされていくのに注目ですよ。デュボアはその話を聞いて昔の話をするため、色々と考えさせられることでしょう。
デュボアたちがナイトクラブに到着するシーン
K.Flay / Can't Sleep
デュボアたちがナイトクラブに到着するシーンで流れた曲は、K.Flayの『Can't Sleep』です。
低音を響かせるギター音にクラップ音が続き、女性シンガーの口早な歌が加わっていく曲がナイトクラブで流れます。店には多数の女性がおり、ダンスしている女性たちをスローで移す演出が良いですね。
シンカーを待つまで時間をつぶす5人ですが、お酒を飲んでどうなるのかワクワクします。酔っぱらった彼らは笑い合ったり踊ったりと各々が楽しむ姿も印象的。
曲が流れつつもポルカドットマンが映し出される際には、いろんな意味で心配になることでしょう。
科学者のシンカーがクラブに到着するシーン
Drik Barbosa featuring Gloria Groove and Karol Conka / Quem Tem Joga
科学者のシンカーがクラブに到着するシーンで流れた曲は、Drik Barbosa featuring Gloria Groove and Karol Conkaの『Quem Tem Joga』です。
クールな歌声の女性シンガーによるラップがクラブで流れる中、シンカーが現れたことで緊張が走る!ノリの良い曲で客が賑わいますが、外では大変な事態に…政府の軍がアメリカ人を探すために店を強襲するのです。
デュボアはシンカーに銃を突き付けて店を出ようとしますが、政府の兵士が入ってきたことで作戦変更!ラットキャッチャー2にシンカーを預けて裏口から出るように指示するのです。
デュボアたち3人がクラブで捕まるシーン
Marcelo D2 featuring Zuzuka Poderosa / Meu Tambor
デュボアたち3人がクラブで捕まるシーンで流れた曲は、Marcelo D2 featuring Zuzuka Poderosaの『Meu Tambor』です。
デュボアはラットキャッチャー2を逃がすために自らアメリカ人だと名乗り出て政府軍の注意を引きます。その行動を見たフラッグ大佐も名乗り出て、ピースメイカーも一緒に捕まることに…。
彼らが捕まる際に『Marcelo D2 featuring Zuzuka Poderosa』が流れており、男性シンガーのラップが聞こえてくる店内の様子が伺えましたね。アップテンポな曲が流れる店を後にするラットキャッチャー2は、シンカーを連れて裏口へ!ネズミを呼び出してバスに向かう姿は頼もしかったです。
デュボアたち3人が車で移送されるシーン
grandson & Jessie Reyez / Rain
デュボアたち3人が車で移送されるシーンで流れた曲は、grandson & Jessie Reyezの『Rain』です。
低音が響く中、シンガーの力強くもダークな歌が響き渡る曲が移送中に流れます。サビでは男性シンガーの歌声がクールに響いていき、移送中の暗い雰囲気が強調されていますね。
デュボアは煙草をもらって仲間に合図を送り、前にいた兵たちを瞬時にのしてしまうのは目を見張ります。他の2人も一撃で兵を倒しつつ、銃を構えて運転席に発砲!
のんびりと曲を聞いていた運転手たちもあっという間にやられて、そのまま車が横転する騒ぎに陥るまで目が離せませんよ。
ハーレイが長官から電気棒で拷問を受けるシーン
Margot Robbie / I Ain't Got Nobody
ハーレイが長官から電気棒で拷問を受けるシーンで流れた曲は、Margot Robbieの『I Ain't Got Nobody』です。
「アイ・エイント・ガット・ノーバディ」は1915年にスペンサー・ウィリアムズが作曲し、多くの人に収録された曲であり、今作ではハーレイ・クインを演じるマーゴット・ロビーがワンフレーズ歌います。
「I Ain't Got Nobody」と歌いつつ、自分を気にする人はいないと主張しているようでしたが…長官に拷問されるシーンは痛々しくも感じましたね。電気棒による拷問が続きますが、ハーレイは再びワンフレーズ歌うため余裕も感じますが…この後の展開も要注目です。
※動画は同じ曲を歌う人の参考です。
ハーレイが手錠を外して脱出しつつ戦うシーン
Louis Prima / Just A Gigolo (I Ain't Got Nobody)
ハーレイが手錠を外して脱出しつつ戦うシーンで流れた曲は、Louis Primaの『Just A Gigolo (I Ain't Got Nobody)』です。
両手を縛られて吊るされた状態のハーレイですが、警備の敵の隙をついて足だけで締め上げる!驚きの身体能力を見せつつ、そのまま手錠を外して銃を持って出ていく際に、穏やかな前奏で始まる『Just A Gigolo (I Ain't Got Nobody)』が流れます。
男性シンガーの爽やかな歌が流れる中、ハーレイが建物内の敵を次々と撃ち殺していくというアンバランスさが良いですね。真っ赤なドレスに白い肌、クールな足さばきによる攻撃など見とれてしまうでしょう。サビまで軽快に曲が流れ続けるのもポイントです。
デュボアたちがヨトゥンヘイムに到着するシーン
Pixies / Hey
デュボアたちがヨトゥンヘイムに到着するシーンで流れた曲は、Pixiesの『Hey』です。
のんびりとした曲と力強いギター音が響く中、男性シンガーの歌が続いていく曲がバスの中で流れます。シンカーが運転しつつヨトゥンヘイムに到着すると大粒の雨が…ハーレイ達が建物に歩いて向かう際のスローモーションが幻想的にも感じます。
そうして視界の悪い雨の中、彼らの存在にようやく気付いた警備たちですが時すでに遅し!ナナウエやピースメイカーたちの容赦ない攻撃が続いていくのが見ものですよ。
デュボアたちが帰還するシーン
Culture Abuse / So Busted
デュボアたちが帰還するシーンで流れた曲は、Culture Abuseの『So Busted』です。
ギターの弾き語りで始まり、のびのびした音楽が続いていく曲です。男性シンガーの低い声の歌が加わっていくのがクール。そうした曲と共にデュボアたちが帰還するシーンにっていくため軽い雰囲気で終わっていくのが良いですね。
大物との戦いで満身創痍となるデュボアたちですが、ハーレイはニッコリしていたのも印象的でした。
Culture Abuseはアメリカのロックバンドで、2016年に曲をリリースしました。『Bee Kind to the Bugs』、『Dream On』などが有名な曲です。
エンディング
grandson / Oh No!!!
エンディングで流れた曲は、grandsonの『Oh No!!!』です。
クールなギターと男性シンガーのアップテンポな歌が始まり、エンディングが流れます。数人で歌うパートがあったり、力強く歌っていくのが聞きどころですよ。
スタッフロールはマゼンタとブルーを基調にし、カッコよく決めていると言えるでしょう。スタッフロール後のワンシーンにも注目です!
グランドサンは1993年生まれのアメリカのシンガーで、『Blood // Water』、『KULT (feat. Jasiah)』などが有名な曲です。
筆者の感想
デュボアがピースメイカーといがみ合いつつも共闘したり、フラッグ大佐がハーレイを心配したりとメンバー間の関係が気になっていきましたね。そうした中、大物を相手に戦うことになるラストは目を見張ります。
また、チームメンバーの中でも、ポルカドットマンは水玉模様の服を着ていて「本当に強いのかな?」と思いましたが、まさかの能力に目を見張りましたね。他にもサメ人間のナナウエの意外にチャーミングな姿などが印象的だったなと改めて思いました。
サントラはギターや重低音がカッコいい曲も多いので是非、聞いてみてくださいね。
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サウンドトラック
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 サウンドトラック
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