2016年3月5日公開のアニメ映画『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』。
映画・大長編ドラえもんの第36作目で、1989年に公開された『ドラえもん のび太の日本誕生』のリメイク版。
ドラえもん映画の中で、歴代興行収入第6位となっている大ヒット作。(2023年現在)
1980年代生まれのbeersy、子ども時代をガッツリドラえもんと共に歩んで来ました。
のぶ代ドラ世代の私には、正直抵抗がありましたが…。原作・旧作を大事にしながら加筆された脚本は、より深くキャラクターたちの心情が描かれており、『日本誕生』の魅力がかなりパワーアップされていました!
今回は、ドラえもんに憧れドラえもんをこよなく愛するbeersyが、映画『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』の主題歌、あらすじ、感想をまるっと解説していきます!
『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』のあらすじ
家出を決心したのび太たち5人は、タイムマシンで、誰もいない7万年前の日本に行くことに。
現時時代の日本で、自分たちだけのパラダイスを作り、たっぷり遊んだのび太たちは、いったん家に帰ることにしたが、なぜか現代で原始人のククルと出会う。
どうやら時空乱流に巻き込まれて現代に来てしまったらしい。
そして、ククルの家族がいるヒカリ族は、精霊王ギガゾンビとクラヤミ族に襲われたという。
ククルとともに原始時代に戻った5人は、ヒカリ族を救うため立ち上がる!史上最大の家出から、史上最大の冒険が始まる!!
参照:Amazon公式サイト
映画『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』で流れる曲
オープニング
Mao - 夢をかなえてドラえもん
オープニングで流れる曲は、Maoの『夢をかなえてドラえもん』です。
アニメ『薄桜鬼』の「君ノ記憶」などを担当している歌手Maoさんの曲。2007年から2019年までアニメ版のOP曲として使用されていました。
『宇宙英雄記』の大杉宜弘監督が担当した映像には、ドラえもんたち主要キャラと、今作のゲストキャラであるククルが登場。
どらやきと咲き乱れる花々、大昔の中国大陸の壮大な風景が描かれており、夢のある演出が魅力的です♪
ククルが美少年になりすぎていて、ちょっとドキドキ!!
エンドロール・主題歌
山崎まさよし - 空へ
エンディングで流れる曲は、山崎まさよしの『空へ』です。
今作の主題歌を担当したのは、「One more time, One more chance」「セロリ」などで知られる、シンガーソングライターの山崎まさよしさん。
アニメ映画のために曲を書き下ろすのは初だったそう!作中、ペガたちに乗ってククルが住む村に向かうシーンでは、オーケストラバージョンが流れます。
金子志津枝さんが描いた優しいタッチの水彩画「その後」のエンドロール映像と、心にグっと来る「空へ」が、映画の余韻に心地よく浸らせてくれる…。
今作は、のび太を心配するママや、のび太たちが母を想うカット、ククルのわんことの想い出など、旧作・原作よりももっと心情が描かれていて、感情移入しやすい作品でした!
ゆえに、ラストのペガたちとの別れのシーンは、旧作よりも大泣きしてしまう…。リメイク版、恐れ入った。
エンドロールで流れる、大人になったククルや、「夢のペット誕生コンテスト」の作品も見どころです♪
サウンドトラック
何度でも観よう!「新・のび太の日本誕生」をもっと楽しめる小ネタ
クリティカルなネタバレはできるだけ避けていますが、初めて『新・のび太の日本誕生』を観る人は事前情報なしで一度観てから以下の秘話を観ると、2回目も楽しめておすすめです!
小ネタ1:
オープニングの小ネタ。
- ドラえもんが読んでいる『ゴロゴロ』は『コロコロコミック』のネタであるのはわかりやすいですが、よく観ると背表紙に『新・のび太の大魔境』のペコがいます。ドッグフードの広告っぽいのが面白い!
- 机の横には、同じく『のび太の大魔境』に出て来る巨神像のシールが貼ってある。ちょっと不気味。笑
- 本棚には『Pマン』と描かれたマンガが入っていて、懐かしいパーマンを連想させます!
のび太の部屋(特に本棚)は小ネタ満載なので、毎回しっかりと観てしまう…。
小ネタ2:
本棚にある『オシシ仮面』『ライオン仮面』これは、野比家の近所に住んでいる漫画家・フニャコフニャ夫の作品。(コミック3巻「あやうし!ライオン仮面」より)
「モライモンとヒロイモン」「ドラーマン」「エスパー君」などを手掛ける人気作家!…という、原作にちょくちょく出て来る、藤子・F・不二雄先生と藤子 不二雄Ⓐ先生の両方に似たキャラクターです。
こんな細かいところまで映画に出しちゃうあたり、新ドラ映画のスタッフさんも根っからのドラファンなんだな…と嬉しくなりました。笑
小ネタ3:
ちょくちょく映画に出て来る「タイムパトロール隊」ですが、この部隊をモデルとした藤子・F・不二雄先生作の『T・Pぼん』という漫画が存在します。
映画の最後、旧作ではヒゲの逞しい男性がのび太に話しかけましたが、今作では『T・Pぼん』の「リーム・ストリーム」という主要キャラの女性に変更されており、ここでも原作への愛が垣間見られました!
このエンディングは、新旧映画いつ観ても良き。ハンカチ・ティッシュを用意して、何度でも観ましょう!
<番外編>筆者のお気に入りドラグッズ
わさびドラグッズはあまり持っていないので、今回は子どもの時からずーっと使っている時計をご紹介(タイムマシンにちなんで…笑)
こちらの掛け時計は、裏に父の字で「平成2年購入」と書いてあります。秒針のカチカチ音が凄いのですが、現役!子ども部屋に飾ってあります。
向かって左:「あっさです♪あっさです♪あっさでっすよ♪」と、笛を鳴らしながら歌ってくれる目覚まし時計。止めると「やっと起きたね♪」と優しく褒めてくれるので、目覚めがいい!
向かって右:「ハーイ!おでかけ♪楽しいドライブにレッツゴー!」と元気よく起こしてくれる目覚まし時計。パリピなドラがゆらゆら動きます。テンション上げたい休日に使用中♪
『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』の前後作品
前作:
ドラえもん映画『のび太の宇宙英雄記スペースヒーローズ』の主題歌を解説!
続きを見る
次作:
ドラえもん映画『のび太の南極カチコチ大冒険』主題歌を解説!
続きを見る