2017年10月27日にNetflixで公開された、SFホラードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン2。
大ヒットとなった、前シリーズの1年後を描いた続編。
ホーキンスの街に平和が戻ったかと思われたが、実はあの事件は始まりに過ぎなかったー。
- マイク・ウィーラー役:フィン・ヴォルフハルト(『IT/イット』『ゴーストバスターズ』シリーズ)
- イレブン役:ミリー・ボビー・ブラウン(『エノーラ・ホームズの事件簿』シリーズ『ゴジラvsコング』)
- ジョイス・バイヤーズ役:ウィノナ・ライダー(『若草物語』『17歳のカルテ』)
- ジム・ホッパー役:デヴィッド・ハーバー(『ブラック・ウィドウ』『グランツーリスモ』)
- 監督:ダファー兄弟
- エグゼクティブ・プロデューサー:ショーン・レヴィ(『ナイト ミュージアム』『アダム&アダム』)
前シリーズ、かなり「えぇ!?」と疑問が残ったラストでしたよね!
ウィルの口から出たものは果たして…?エルは生きているのか…?
この記事では、Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界 2』を鑑賞した筆者が、1話ごとに感想とネタバレ解説をご紹介します。(途中まではネタバレ無しなのでご安心を♪)
タイトル | ネタバレ解説 | 流れる楽曲 |
ストレンジャー・シングス 1 | 裏側の世界と少女の秘密。 | 流れる38曲 |
ストレンジャー・シングス 2 | ウィルの中に潜む者、エルの過去が明らかに! | 流れる51曲 |
ストレンジャー・シングス 3 | アイツが帰って来る…エル最大の危機! | 流れる53曲 |
ストレンジャー・シングス 4 | 裏側の世界の本当の敵!ホーキンスが狙われた理由が、今解き明かされる。 | 流れる53曲 |
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』を観る方法
『ストレンジャー・シングス 未知の世界 2』の評価&感想
- 感動度
- 5
- 脳トレ度
- 5
- 再鑑賞度
- 4
- サプライズ度
- 4
- 話題性
- 5
人気を博した『ストレンジャー・シングス』シリーズ第二弾!
メインキャストは変わらず、今回もウィルを中心に物語が進んで行きます。
そのため2から観るのはオススメしません。1を観てから臨む方が確実に面白いです。
今回かなりパワーアップしたなという点は、裏世界の敵。
前回の「デモゴルゴン」よりも巨大で見た目も不気味で恐ろしい…!!
かなりホラー感・ダーク感が増したように思います。
また、キャラ達それぞれのストーリーがかなり掘り下げられており、ヒューマンドラマ要素もあって見応えたっぷり、お腹いっぱいになる事間違いなし!
頭を使う場面も増えて、推理・考察といった面白さも味わえます。
人気作がシリーズ化されると、面白さが半減される…?という不安が付きまといますが、『ストレンジャー・シングス』に関しては元々壮大な物語が練られているので、本作を観て、むしろ回を重ねるごとに面白くなって行くような期待が持てました!
新しいキャラが増えるのもワクワクしましたし、笑いあり涙あり恋愛ありで、どの角度からも楽しめますよ♪
以下より重要なネタバレを含みます。
『ストレンジャー・シングス 未知の世界 2』のネタバレ解説
第1章 マッドマックス
1984年10月28日、ペンシルベニア州・ピッツバーグ。
何者かがパトカーから逃げている。追いつかれそうになった時、その中の1人の女性が目を閉じて何かを念じる。
すると、パトカーを運転している警官の目の前で、トンネルが崩れ落ちる。慌ててブレーキを踏むが、警官が外に出てみるとトンネルには何も起きていなかった。
手に「008」と刻印された女性は、流れる鼻血を拭う。
ーー
マイク・ウィル・ダスティン・ルーカス。いつもの仲良し4人組は、ゲームセンターへ行く。
彼らは今「D&D」「ディグダグ」というゲームに夢中で、ルーカスとダスティンがスコアNo1だったが、「マッドマックス」というプレイヤーにその座を塗り替えられてしまった。
すると後日、彼らが通うホーキンス中学校に、マックスという名の女の子が転校して来る。
ルーカスとダスティンはマックスを見張り、彼女こそが「マッドマックス」であるという事を知った。
ーー
マイクは、地下室のエルが過ごした場所を片付けずにいた。
そして、トランシーバーを使って「352日目。エル、無事を確認したい」と問いかけている。返答はないが、それでもマイクは希望を捨てていなかった。
ーー
ホッパーが警察署にいると、マレー・バウマンという記者が尋ねて来る。彼は一年前に失踪したバーバラの事を追っていた。
「ソ連の生物兵器として生まれた子どもが、念力で数々の事件を起こし、それを見たバーバラはソ連によって消されたのだ」と言う。
しかし、ホッパーは相手にせずしらばっくれていた。
その後「何者かにカボチャ畑が荒らされた」という通報が入り、被害に遭った畑を見に行く。
すると、カボチャは腐り、虫がたかって不気味な光景となっていた。ホッパーはそれを見て、何か嫌な予感を感じていた。
ーー
ウィルは、たびたびまた裏側の世界に飛ばされる事があり、悩んでいた。
それを聞いて心配したジョイスは、ホーキンス国立研究所へと向かう。そこでホッパー立ち会いの元、サム・オーエンズ医師の診察を受ける。
脳波を調べられたウィルは、「裏側に飛んだ時、悪魔が僕を見ているのを感じた。僕以外の皆んなを、殺そうとしている」と物騒な事を話した。
オーエンズ医師は、兵士がよく患う「心的外傷後ストレス障害」だとし、治療法が無いので、普通に接する事をジョイスに勧める。
ホッパーは、悪化したらすぐに自分に知らせるよう伝えた。
3人を見送ったオーエンズ医師は、研究所内に戻り合図を送ると、防護服の職員が裏世界のゲートを燃やし始めた。
ーー
ナンシーとスティーブは、バーバラの両親から食事に招かれていた。
娘が行方不明のままの両親は、いつまでも解決出来ないホッパーではなく、自宅を売却して金銭を工面し、マレー・バウマン記者に捜索を依頼したと言う。
ナンシーは、バーバラが裏側の世界で怪物に襲われ、すでに亡くなっているという事実を言えないため、泣きながら懺悔した。
ーー
バイヤーズ家では、ジョイスの恋人・ボブも加わって、家族団らんのひとときを過ごしていた。(もっとも、楽しそうなのはジョイスとボブだけのようだが…)
しかしウィルがトイレに立つと、またしても裏側の世界へ飛んでしまう。
そこには、雷が轟く中、得体の知れない大きな影の怪物が唸りをあげていた。
同時に研究所では、電気系統がバグを起こし始める。
ーー
ホッパーは森の中にある家へ入ると、誰かに「遅くなったのに信号を送らなかった」と声をかけられる。
そして「悪かった、次からは忘れないようにするよ」と返す。
リビングに姿を見せ食卓に座ったのは、髪が伸びたエルだった。
ホッパーが!エルを引き取っていたとは…!!
娘を亡くした彼にとっては、思いがけない出会いになったのですね。前回、食べ物を置いていたのは、やはりエルのためだった…。
しかしウィル、前の怪物より何百倍も怖そうな強そうな怪物を見ましたね。なんじゃアレ!!
こりゃ、そこらのクマ用の仕掛けじゃ戦えないぞ…と戦々恐々です。
パンチのある転校生・マックスと、その兄っぽい二枚目男子ビリー、そして冒頭に出て来た「008」の女性がキーマンとなりそう!
第2章 変わり者たちのハロウィン
エルは、怪物を倒した後、研究所の膜と壁を破り現実世界に戻って来ていた。
ボロボロになりながら急いでマイクの家へ向かうが、研究所の車が多く止まっている。
職員は、マイクの両親に「実はあの少女はソ連の秘密兵器なのですが、我々が監視します。最高機密なので決して口外せず、普段通りに暮らすようにして下さい」と話しており、マイクには「あの子の話は全て嘘で、とても危険。家族にも危害が加えられるので、もし会ったら教えて欲しい」と言っていた。
その光景を見たエルは、何も言えずその場をあとにし、森に身を潜めて狩りをしながら生き延びていた。
しかしある日、森の木箱に食べ物が入っている事に気が付き、持ち去る。
ーー
ハロウィンの朝。エルはホッパーに「ハロウィンなので仮装をしていればバレないから、お菓子をもらいに行きたい」と提案する。
しかしホッパーは、「外は危険。今日は早く帰るので、お菓子をたくさん食べよう」と妥協案を出し、エルはしぶしぶ頷いた。
ジョイスはホッパーに、ウィルが描いた巨大な怪物の絵を見せる。
またしても裏世界で怪物を見たのではと心配するが、ホッパーはやはりストレス障害だと諭す。しかしジョイスは納得していない。
その後ホッパーは、次々と荒らされている畑を発見し、ただ事では無いと確信する。近くの木々には、不気味なベタベタの液がこびりついていた。
ーー
「ゴーストバスターズ」に変装したマイク達は、夜お菓子をもらいに街を歩く。
ウィルも参加するが、同行しようとするジョナサンに頼み、付き添い無しでマイク達と楽しもうとする。
4人がお菓子をもらいながら歩いていると、ダスティンとルーカスが勝手に誘ったマックスが合流。それを知らなかったマイクは不満を露わにする。
どうやらダスティンとルーカスは、マックスに惹かれ始めているようだ。
ーー
いじめっ子に脅かされて転んだウィルは、突然裏側の世界へ飛んでしまった。
そこでまた巨大な怪物を見て追いかけられ、廃墟に身を潜めて隠れる。
ハッと目を覚ますと、マックスを含めた皆んなが心配していたが、マイクはウィルと2人で家へ帰った。
ウィルはマイクの自宅で、最近見た怪物の事などを打ち明ける。マイクも、まだエルがそばにいるような気がして、頭がおかしくなりそうだと話す。
ウィルが「僕も」と返すと、マイクは「だったら、2人でおかしくなろう」と言い、笑い合った。
ーー
畑や森を捜索していたホッパーは、エルとの約束をすっかり忘れていた。急いで帰るも、エルは怒って自室にこもっている。
寂しくなりマイクに会いたくなったエルは、目隠しをして能力を使い、マイクとの交信を試みた。
すると「353日目。エル、会いたいよ。いるなら返事をして」というマイクを発見する。触れようと近付くが、マイクは気付かず立ち去ってしまう…。
その頃ダスティンは、自宅のゴミ箱の中で何か動いているものを発見していた。
エルはすぐにホッパーに保護されたわけじゃ無かった!!しかも、まだ研究所は彼女を追っている…?
依然として2人が危険な状況にいる事が分かって、一気に緊張感が増しました。早く平穏を与えてあげたい…。
ウィルが見ている裏側の世界は、前回より恐ろしく無いですか?でも学校では「ゾンビ坊や」と言われ、家では腫れ物を扱うようにされながら生活するのも、おかしくなりそうですよね。
マイクの、ウィルを思いやる気持ちと「一緒におかしくなろう」という言葉が、とても温かくてほっこりしました!
第3章 未知なる生物
ダスティンが、ゴミ箱の中から変な生物を連れて部屋へ戻って来る。
ハロウィンの戦利品のひとつ、ヌガー(砂糖とナッツが原材料のお菓子)をあげて、「ダルタニアン」と名前を付けた。
ーー
エルの過去。
森を1人で彷徨っていたエルは、森の木箱に食べ物を入れるホッパーの元に現れる。
ホッパーは、自分の祖父が住んでいた空き家をエルに与えた。そして部屋を掃除し、モールス信号を教え、決まりを作った。
1・カーテンを開けない、2・合図された時だけドアを開ける、3・1人で出かけない。この3つだ。
そして温かい日々を過ごして来たエルだったが、いつまでたってもマイクに合わせてくれないホッパーに怒りを爆発させ、ついに1人で家を出てしまう。
マイクに会いに、ホーキンス中学校を目指す。
しかし途中、親子に出会い怪しまれる。念力を使い、近くのブランコをぐるぐる巻きにして気を逸らした。
ーー
ある朝ウィルは、ボブに車で学校へ送ってもらう。
ボブはウィルがいつも悪夢を見ていると思い、励ますため「悪夢を見た時、逃げないで消えろ!!と叫んだんだ。そしたらもう2度と見なくなった。簡単だろ?」と助言をした。
ボブはウィルを過剰に心配せず、普通に接してくれるので、ウィルは彼に懐いていた。
ーー
ダスティンは、興奮しながら新種を発見したと言い、マイク達+マックスにダルタニアン(愛称:ダート)を見せた。
爬虫類でも両生類でもないダートは、身体の中で何かがうごめいている。
ウィルは、裏世界でダートと同じような鳴き声がした事や、自分の口から出たヒルのようなものに似ていると思い出し、絶句した。
ーー
ホッパーは、農作物の被害を受けた場所が、研究所の周りを囲んでいる事に気付く。
裏世界が関与しているのではと思い、研究所のオーエンズ医師に「半径5キロ圏内、草木も作物も全てが全滅状態だ」と言いに行く。
医師は「ゲートを焼いて漏れないようにしている、問題はないはずだ」と反論するが、ホッパーは「こっちが去年の事を内密にしている代わりに、街に迷惑をかけない約束だ。きちんと調査をしろ!」と糾弾した。
その後、ホッパーの元へ「女の子がブランコを壊し学校へ向かった」と通報が入る。エルだ、と気付いたホッパーは、現場に急行する。
ーー
ナンシーは酒に酔ってスティーブと喧嘩をし、離れていた。バーバラの事を忘れようとしているスティーブの事を、罵倒したのだ。
そしてジョナサンに「あれから順調なフリをしてきたけれど、自分の気持ちが変わってしまったのかもしれない」と相談する。
するとジョナサンも、ウィルを心配するがあまり家族仲がぎこちなくなっている事に対し、「重荷を背負ってる感じだろ?僕もわかる。もう元には戻れないのかも…」と話した。
そこでナンシーは、「あんな事をしたやつら(研究所の人々)を許せない」と言い出し、ジョナサンに何かの計画を持ちかけた。
そして、バーバラの母に電話をし「バーバラさんの事でお話があるので、明日の午前9時に公園に来てください」と伝える。
その電話は、研究所に盗聴されていた。
ーー
ダスティンは、クラーク先生にダートを見せようとしていたが、ウィルから事情を聞いたマイクが止める。
マックスを閉め出し、4人で「コイツは裏世界の生き物だ!警部に渡さなきゃ」と話すが、ダスティンは「コイツは悪者じゃない」と言って渡さない。
しかし箱の中から出て来たダートは、不気味な色に変わり、少し大きく成長していた。
驚いたマイクがダートを叩こうとした瞬間、マックスが開けてしまったドアから逃げて行く。4人は学校中を探し回り、ウィルがダートを見つけた。
「大丈夫だよ」と声をかけ捕まえようとするが、威嚇された瞬間、裏世界の事を思い出してしまう。
そして、またあの巨大な怪物が目の前に現れた。いつものように逃げようとしたが、ボブの言葉を思い出し果敢に「消えろ!!」と立ち向かう。
しかしその言葉は全く意味をなさず、怪物は煙となってウィルの中に入り込んでいく…。
ウィルの中に!怪物が!!ボブ余計な事言ってるな〜と思っていたら、見事伏線回収。しかも、悪い方向に…。
1年前の事件は、本当に全くもって解決していなかったようですね。
そしてエル…。中学校に忍び込み、マイクがマックスと仲良く話しているのを見て嫉妬し、能力を使ってスケボーの上にいる彼女を転ばせてしまいます。
孤独から救ってくれたマイクに、恋をしている様子。2人は再会出来るのでしょうか?
また、ダートは味方となるのか?研究所の周りでは何が起こっているのか?ナンシー何するん!?と、疑問だらけの第3話でした。
第4章 賢者ウィル
ウィルは、目を閉じて固まっているところを校庭で発見される。
ジョイスが必死になって名前を呼ぶと目を覚まし、一緒に帰宅した。そしてウィルは、最近見る怪物の事を打ち明けた。
得体の知れない何かに怯える彼を、ジョイスは「絶対危ない目には合わせない」と、寝る時も付き添った。
ーー
エルが隠れ家に帰るとホッパーが待ち受けており、勝手に外出した事を咎められる。2人は大喧嘩をしてしまった。
しかしエルは、荒れた室内を片付けようとする。そして、床下収納に気付いて扉を開けた。
そこには研究所の資料が大量に置かれており、エルは自分の母親が写った写真を見つける。
透視をして母を見つけると、「ジェーン」と呼ばれた。しかしその姿はすぐ消えてしまい、エルは「ママ!!」と叫びながら号泣する。
ーー
ナンシーとジョナサンは、バーバラの母に会おうとするも、研究所の職員に捕まってしまう。
しかし、オーエンズ医師にゲートを燃やすところを見せられ、「これは兵器となりうるので、ソ連などの他国に知られてはならない。君たちや友人(バーバラ)に酷い事をした連中はもう残っておらず、私はこの事態の改善をしているだけだから、協力して黙っていて欲しい」とお願いされた。
2人は何もされずそのまま帰されたが、ナンシーは研究所内での会話を全て録音していた。
「研究所を潰すのよ」と言って、告発する準備を始める。
ーー
目覚めた後、体温が異常に低いウィルを心配したジョイスが、湯船にお湯を貯めるも、ウィルは「熱がるから入らない」と不思議な事を言って入らない。
そこへホッパーが駆けつけ、状況を聞く。
ウィルは「言葉に出来ない。体内にいる怪物が成長していて、広がって殺すようだ…」と訴えた。
そこでジョイスは、絵が得意なウィルに「絵で表現してみて」と提案し、紙とクレヨンを渡した。
ウィルは、紙を何枚も使って絵を繋いで行く。
それは、いくつもの枝が分かれた「蔓(ツル)」だった。それを見たホッパーは、何かに被害を受けた畑へ行き、土を掘り返す。
掘り進めると、中に空洞があるのを発見。入ってみると、そこは裏世界のような道が続いていた。
ーー
マイクは学校に来ないウィルを心配し、ダスティンとルーカスに「実はウィルが最近、大きな影の怪物を見ていると言っていた」と打ち明けた。
そして、ダスティンが隠しているダートが、ウィルを救う手助けになるかもしれないと話す。
ダスティンは急いで家へ帰り自室に入ると、大きく成長したダートがペットの猫を喰っているのを目撃し、愕然とした。
ダートはデモゴルゴンだったのだ。
猫好き閲覧注意ー!!ダート、かわええなぁなんて思ってたからショック…。
でもしつけていなかったから間違えて食べちゃったとか?ダスティンの胸中も想うと、味方でいて欲しいですね。
ホッパーが睨んだ通り、研究所からツルが伸びて、地面からホーキンスの街を乗っ取ろうとしているのでしょうか。
第5章 ディグダグ
ホッパーは、裏の世界のような場所を進んで行く。すると、ゲートが閉まり閉じ込められてしまった。
彷徨って行くうちに体力を消耗し、一息付いたところに蔓が襲って来る。彼は蔓に飲まれてしまった。
ーー
ウィルは変わらず蔓の絵を描き続けていた。怪物はホーキンス中にいると言う。
自分の中にも広がっていると言う彼に、マイクは「君は怪物を見張るスパイだ。奴を止められるかもしれない」と励ました。マイクは泊まり込みでウィルのそばにいる。
次の日、目覚めたウィルは慌ててジョイスに「警部を見た。大変だ、死んじゃう」と伝える。
部屋中に貼られた蔓の絵の中の一部分にいるようだが、それが実際のどこにあるかが分からない。
するとたまたま「謎解き」が得意なボブが来て、事情を知らせないまま解読をお願いする。
ボブは戸惑いつつも、蔓の形がホーキンスの地図になっており、丸く円を描いている場所が湖だと気付いた。
そしてホッパーの居場所を突き止める事が出来たので、ジョイス達はその場所へと向かう。
ーー
ナンシーとジョナサンは、マレーの元へ行き事の顛末を話した。そして、録音した研究所の音声を聞かせる。
3人は、研究所を訴え、牢獄へ入れる計画を立てようとする。
一方ダスティンは、なんとかダートを外の地下室に閉じ込めた。マイク、ルーカスとは連絡が取れず焦る。
しかし、ナンシーに謝りに来たスティーブとバッタリ会ったので、彼にダートの捕獲を手伝ってもらう事にした。
その頃ルーカスは、マックスを仲間に入れようと思い、去年の事を全て話してしまう。
しかしマックスはその話を信じられない。さらに兄貴分のビリーには、「アイツ(ルーカス)とは関わるな」と言われてしまった。
ーー
エルは、母親の住所を突き止め会いに行く。突然現れた姉の子どもを、テリーの妹・ベッキーは驚きつつも優しく迎え入れた。
しかしエルを見ても、やはり「ひまわり、虹…」などといった言葉しか発さないテリー。
エルは能力を使って裏側の母の元へ行き、話を聞こうとする。そこで、母の過去を見る事が出来た。
妊娠していたテリーは子どもを産んだが、赤ちゃんは生まれてすぐにブレンナー博士に攫われてしまった。
そして彼女は娘を取り戻すため、銃を持って研究所に行く。
虹のイラストが描かれた部屋を開けると、エル(ジェーン)と黒人の女の子がいた。
しかしすぐに拘束されてしまい、脳にダメージを与えられてしまったのだ。
全てを見たエルを、ベッキーが抱きしめる。
ーー
ジョイス達はホッパーの車と穴を発見した。子ども達は車内に残し、ジョイスとボブが蔓を焼いて中へ入る。
進んで行くとホッパーが蔓に巻かれ倒れていた。ナイフを使って切り裂き、救出に成功する。ホッパーも無事だった。
地上に残されたウィルとマイクの元へは、大勢の研究所の職員が駆けつけた。
すると彼らは、穴の中の蔓を焼き始める。
瞬間、突然ウィルが痙攣しながら苦しそうに、耳をつんざくような悲鳴を上げた。
無敵のホッパーでしたが、危ないところでした。彼は単独で行動する事が多いので、ヒヤヒヤさせられますね;
一見頼りなさそうなボブですが、今後とても力強い味方となってくれそうです。
テリーの過去も明らかになりました。正気を取り戻して欲しいですが…。
幼いエルと一緒に遊んでいたのは、第1話の冒頭に出て来た女の子「エイト」なのでしょうか!?
第6章 スパイ
ダスティンは、スティーブにダートの事を話し、倒して欲しいとお願いする。
しかしダートは地下室に穴を開けて逃亡していた。
ーー
ナンシーとジョナサンは、マレーと共にテープをダビングし、多くの新聞社に送る手配をする。
そして夜、マレーに「意地を張らずに同じベッドで眠れ」とけしかけられた2人は、ついに一夜を共にした。
ーー
ウィルの身体は、確実に怪物によって支配されようとしていた。
その証拠に、ボブとホッパーの事まで記憶を無くしている。
また、蔓に火を近付けると全身の痛みを訴え、「アイツを怒らせた」と言い始めた。
研究所はウィルの症状に対して何も手立てが無く、それでも裏の世界は街中に広がっているため、ウィルの命は捨てて全てを燃やそうという提案が出ている。
オーエンズ医師はそれに大反対し、何か解決策が無いかと思案していた。
しかしウィルは突然閃き、「影の怪物を止める方法がある」と言い出す。
怪物は、どうやらウィルに見られたく無い「大事な箇所」があるらしい。そこだけは見せたがらない、と言う。
ウィルの書いた蔓の地図を頼りに、研究所の職員達が装備をしてその場所へと向かう。
ーー
ダスティンとスティーブは、ルーカス・マックスと合流した。
4人は廃車置き場にダートを捕まえるためのワナを作り、廃バスの中でダートが来るのを待った。
しかしそこへ現れたのは数体のデモゴルゴン。四方から襲われ絶体絶命のピンチに見舞われるが、デモゴルゴン達は突然姿を消す。
ーー
ウィルは、泣きながら「ごめんなさい。やらされた」と言い出した。
なんと怪物がウィルにスパイをやらせ、人間達をおびき寄せたのだ。
中に入っていた者に襲いかかるデモゴルゴン達。通信は途絶えてしまった。
そして、ゲートからデモゴルゴンが顔を出す。
ナンシーとジョナサンは、やっと想いが通じましたね。でもスティーブが良いキャラになって来たので、なんとも複雑!
ダスティンとルーカスもマックスに惹かれていて、恋愛要素がスパイスになって来ました。
しかし、怪物はかなり賢いらしい…。ホッパーの目の前に出て来たデモゴルゴンも多いですし、果たして人間達は勝つ事が出来るのか。
そして、マックスの義兄・ビリーの正体も気になりますね!顔が濃い!!
第7章 姉妹の契り
エルは、テリーの記憶の中にいた少女の事をベッキーに伝える。
テリーはエルに、その子の事を探して欲しいらしい。
そして、以前テリーが調べていた資料の中に、インド人の少女が失踪したと書かれた書類があり、写真を見るとその少女がエルと遊んでいた子であった。
エルはインド人の少女に会いに、単身シカゴへ向かう。
治安の悪い場所で、その子「カリ」は、社会に捨てられ孤独だった仲間達と共に生活していた。
エルは彼らに能力を見せ、カリを見て「お姉ちゃん?」と呼ぶ。
カリはエルを思い出し「妹なのね」と言い、再会を喜んだ。
そんなカリは、人に幻覚を見せる能力を持っている。
そして、自分を傷付けた研究所の「ヤツら」を見つけては排除して暮らしていた。彼らに復讐をしているのだ。
エルもその仲間に加わり、能力を使ってヤツらを探す事になる。
ーー
カリ達とエルは、テリーの精神を破壊させる行為を行った男性・レイを見つけ出し、家に行って襲撃する。
レイはカリとエルを見ると過去を思い出し、「ブレンナーは生きている。手引きをするから助けてくれ」と懇願した。
それでもエルは怒りに任せ、能力で彼を殺そうとする。カリも「苦しませて」と言ってエルを煽った。
しかし、レイが倒れた場所に家族写真があり、エルは能力を中断。他の仲間が「家の中に子どもがいた」と報告しに来る。
エルがためらっているので、カリはレイを銃殺しようとする。しかし、エルが能力でそれを止め、計画は失敗した。
アジトに戻ると、カリはエルにブレンナーを探しなさいと言い、「警察の元に戻るか、ここに残って戦うか、選びなさい」と選択を迫る。
ーー
エルは洋服を畳みながら、マイク達とホッパーの事を想う。それで気になり、今の状況を透視する。
すると、マイクは「ワナだ!!」と叫んでおり、ホッパーにも何か危険が迫っている様子が見えた。
その瞬間、アジトに多くの警官が押し寄せて来る。しかし、カリが警官達に幻影を見せて脱出しようとする。
皆んなで車に乗り込むが、エルは「友達が危ないの。私が彼らを守る」と言って去って行った。カリの目には涙が溢れた。
エルが、普通にカリ達に溶け込んで楽しそうにしている姿に、思わずホロっと来ました。
メイクをしてオシャレして。こんな普通の事が、エルにとっては特別な事ですよね。オバチャンが可愛くしたる!!
それでも彼女は、マイク達とホッパーを選びました。「私が守る」という言葉には、なんともアツいものを感じざるを得ません!
あと小話ですが、マレーがジョナサン・ナンシーと朝食をとっている際、ポロっと玉子をこぼしますが、これはたまたま本当にこぼれてしまって、「おっと!」と言ったのもアドリブだったそうです。
とても自然で面白いな〜なんて思っていたので、驚きました♪
第8章 マインド・フレイヤー
研究所に、裏世界のゲートを辿って多くのデモゴルゴンが出現した。
マイクは「ウィルは今怪物のスパイになっている!眠らせて!!」とジョイスに言う。
ジョイスがウィルに「私は誰?」と聞くと、ウィルが戸惑うのを見ておかしいと気付き、暴れる彼を抑えながら麻酔を注射した。
研究所の人間達は逃げ惑うも、ほとんどがデモゴルゴンに喰われてしまう。
残ったのは、ウィル、マイク、ジョイス、ホッパー、オーエンズ医師、ボブのみとなってしまった。
施設から出るには、地下室のブレーカーを上げ、施錠システムを書き換える必要がある。
そこで、知識を持つボブが解錠作業を行う事となった。
その頃外では、バイヤーズ家に誰もいない事を不審に思ったジョナサン・ナンシーと、スティーブ達が、研究所の近くでたまたま合流。
電気が消え、怪物の鳴き声がする研究所を見上げた。
ーー
ボブは、見事に解錠作業を成功させた。
全員脱出し、モニター室のオーエンズ医師がボブに脱出経路を指南する。
しかし、出口に近付きジョイスと再会しようとした瞬間…。
ボブはデモゴルゴンの餌食となってしまった。
泣き叫ぶジョイスを抱えたホッパーは、外にいたスティーブ達、ジョナサン・ナンシーと共に、研究所をあとにする。
ーー
バイヤーズ家に戻ると、ホッパーは警察に援護要請をし「待とう」と言うが、マイクはボブのために仇を討とうと提案する。
デモゴルゴンの母体となる影の怪物を倒せば、全てを倒せるのでは無いかと推測。
ダスティンは、影の怪物が「マインド・フレイヤー」というゲーム上のキャラクターだと思い付き、ヤツは生き物を乗っ取り精神をコントロール出来るんだと話す。
そしてマイクは、ヤツが乗り移っているウィルなら、倒し方を知っているのでは無いかと考えた。
しかしウィルは、今は怪物のスパイになっているので、現在位置を知られないようにしなければならない。
そのため、皆んなで外の物置小屋を改造し、部屋の中を黒幕で覆った。
ーー
ジョイスとジョナサン、そしてマイクが昔話をし、拘束したウィルに話しかけながら、怪物の裏側にいるウィルとコンタクトを取る。
ウィルは、怪物に気付かれないよう指で椅子を叩き、モールス信号で「ゲートを閉じろ」と伝えた。
しかしその時、家の電話が鳴る。
その音で怪物に現在位置がバレてしまい、バイヤーズ家にデモゴルゴンが襲って来た。
ホッパーが銃で一体を倒し、更にドアが開きそうになるので身構えると、そこにはエルが立っていた。
ボブゥー!!絶対死んじゃうと思いましたが本当に死んじゃって、本作きっての良き癒しキャラだったのに残念でなりません。
根っからの良い人でした…。
そしてついにエルが来てくれましたね。なんと心強い事か。
全員が頼もしくって、ドキドキよりもワクワクが勝って来ました!次は最終章です!!
第9章 ゲート
エルを見た皆んなは、しばしの間泣きながら再会を喜ぶ。
しかしすぐに、エルは「ゲートを閉じに行く」と言って、ホッパーと共に研究所へと出発する事になった。
また、怪物に危害を加えるとウィルの身にも危険が迫るため、ウィルを別の場所へ連れて行き、身体を熱くして中から怪物を追い出す計画を立てる。
ジョイスとジョナサン、ナンシーは、ウィルを連れてエルが住んでいた家へ移動する。
ーー
残ったマイク達とスティーブが家にいると、突然ビリーが訪ねて来た。
実はビリーは父から暴力を受けており、マックスがいなくなった事で叱責されていたのだ。
スティーブが追い返そうとするも歯が立たない。そこでマックスは、ウィル用に持って来ていた鎮静剤をビリーに打った。
そしてマイク達は、「やはり待っていられない」と立ち上がり、ホッパーとエルを援護するため、蔓の中に入って怪物の弱点を突きに行く。
ーー
部屋中が暑くなると、ウィルが暴れ出した。あまりの苦しみようにジョナサンは「もうやめてやろう」と言う。
しかしジョイスはボブの事を思い出し、さらにストーブの温度を上げて行く。
その頃マイク達は、スティーブを先頭にし怪物の弱点らしきポイントへ来た。そして、ガソリンを撒いて火を付ける。
すると、暴れるウィルの口から煙が出て来た。それはそのまま空へと消えて行く。
見事に怪物は出て行って、ウィルも無事に目を覚まし、ジョイスと抱き合った。
ホッパーとエルは研究所内のゲートに辿り着く。
そこにはデモゴルゴンがわんさかいたが、何故か彼らは中へと戻って行った。
ジョナサンからの連絡で「ウィルから怪物が出て行ったので、ゲートを閉じてくれ」と聞いた2人。
中に降りて行き、エルが能力を最大限に使ってゲートを閉じようとする。
途中、何度もデモゴルゴンが襲って来たが、ホッパーが銃で撃退。
エルはこれまでの事を思い出しながら集中し、見事ゲートを閉じる事に成功した。
ーー
マレーによってばら撒かれたテープは、世界中に激震を走らせた。
バーバラの死は公になり葬儀が行われたが、死因は「研究所から漏れたガスを吸引した事による窒息死」とされた。
オーエンズ医師も無事に生還しており、ホッパーと待ち合わせて食事をする。そして、ホッパーに一通の「出生証明書」を渡す。
そこには「ジェーン・ホッパー」という名が書かれていて、ホッパーはエルの正式な父親となった。
ホーキンス中学校では、ダンスパーティが行われている。
それぞれ思い思いの相手とダンスをして楽しんでいた。もちろん、マイクの相手はエル…いや、ジェーンであった。
しかし、そんな平和な地上の裏側の世界は、まだ消えた訳ではない。
今でも影の怪物は、裏側で存在している。
最終章、てっきりエル無双で終わるのかと思いきや、皆んなが力を合わせての展開で胸がアツくなりました。
しかし結局、ビリーとマックスは特に見せ場が無かったですね?次のシーズンで輝くのでしょうか。
また、ブレンナー博士の生死、ダスティンの口に入った何かは大丈夫だったの?…など、疑問点も残りました。
ホッパーとジョイスのこれからもどうなる事やら!?
恋愛要素も加わってまだまだ楽しめそうなので、シーズン3もまるっと視聴します!
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