


そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、『Amazon Musicの音質が良いのか悪いのか』と『Amazon Musicの音質を良くする方法』を解説していきます。
結論から言ってしまうと、Amazon Musicの音質の良し悪しはプランによって変わり、通常の音質から最高音質まで用意されています。
また、音質を良くする方法もあるので一緒に見ていきましょう!
Amazon Musicの音質は良い?悪い?
Amazon Musicの音質は、基本的にロッシー圧縮の最大320kbpsとなっており、プランによってはロスレスの最大3,730kbpsのハイレゾ音源で音楽を聴くことができます。
プランによって聴ける音質は変わってくるため、Amazon Musicのプラント一緒に音質を見ていきましょう。
以下は、3つのAmazon Musicのプランごとの音質をまとめた表です。
Amazon Musicのプラン | 音質 | |
Amazon Prime Music |
| |
Amazon Music Unlimited |
| |
Amazon Music HD |
|
|
Amazon Prime MusicとAmazon Music Unlimitedは、同じ音質となっており、ロッシー圧縮の最大320kbpsとなっています。
一方、Amazon Music HDは、ロスレス音質の最大850kbpsと最大3,730kbpsのハイレゾ音質の2つの音質があります。これらはAmazon Music HD内では、HDとULTRA HDとも言われています。
Amazon Prime Music、Amazon Music Unlimitedは、ロッシー圧縮で音楽が配信されています。
そのため、元の原曲よりも音楽データが取り除かれているので、ファイルサイズは小さくなるため、少ないデータ通信量で音楽を聴け、少ないデータ容量で音楽をダウンロードできるメリットがあります。
しかし、生の音に比べると音質は劣化しているデメリットがあります。
Amazon Music HDは、ロスレスので音楽が配信されています。
そのため、生の音に限りなく近い音質で音楽を聴けるメリットがあります。
しかし、圧縮できるサイズは小さいため、音楽を聴く時は多くのデータ通信量が必要になり、音楽をダウンロードすると多くの容量を消費するデメリットがあります。
ポイント
ここまでの解説を見ると、Amazon Prime Music、Amazon Music Unlimitedの音質が悪く、Amazon Music HDの音質が良いという解釈になってしまいますが、必ずしもそうではありません。
数字的に見ると明らかにAmazon Music HDの音質は良いです。
かといって、Amazon Prime MusicやAmazon Music Unlimitedの音質が悪いかと言われたらそうとも言えません。
ロッシー圧縮は、人間の耳では知覚できないとされている音を取り除いている圧縮のため、人間が聴き比べてもそもそも聞こえない音を取り除いているため音質は変わりないはずなんです。しかし、音楽のデータは確実に圧縮されており、数字的には音質が劣化しているのです。
とてもむずかしい所ではあり、聞こえる音の良し悪しは個人差もあります。なので、実際に聴いてみて音質の良し悪しをチェックするのが一番納得できるかと思います。
Amazon Musicの音質を他の音楽サブスクと比較
Amazon Musicの音質と6つの音楽アプリの音質を比較した表が以下です。
音楽サービス | 最大音質 | 圧縮形式 |
![]() Amazon Prime Music Amazon Music Unlimited | 320kbps | ロッシー圧縮 |
![]() Amazon Music HD | 850kbps 3,730kbps | ロスレス |
![]() Apple Music | 256kbps | ロッシー圧縮 |
![]() Spotify | 320kbps | ロッシー圧縮 |
![]() LINE MUSIC | 320kbps | ロッシー圧縮 |
![]() Youtube Music | 256kbps | ロッシー圧縮 |
![]() AWA | 320kbps | ロッシー圧縮 |
![]() mora qualitas | 1,411kbps 4,608kbps | ロスレス |
Amazon Prime Music、Amazon Music Unlimitedは、他の音楽アプリと比べても音質の違いはほとんどありません。
ロッシー圧縮でも使われているフォーマットが違ったり、最大音質の256kbpsや320kbpsに違いがありますが、これらを聞き取るにはスピーカーやヘッドホンにもこだわりを持つ必要があるためなかなか難しいです。
Amazon Music HDは、ハイレゾ配信の音楽アプリのため他の音楽アプリと比べて音質は良い数字になっています。
それともう一つソニーが運営しているmora qualitasもハイレゾ配信のため、音質は良い数字になっています。
ポイント
音質はとてもむずかしい所があります。
それは2つの理由があり、
- 技術の進歩で数字だけでは判断しづらくなっている
- 個人差がある
- 聴くデバイス、スピーカー、イヤホン、ヘッドホンでも音質は変わる
そのため、音質の良し悪しを判断するのはなかなか難しいです。
Amazon Music HDはハイレゾという良い音質で音楽が聴けますが、通常音質の音楽アプリより料金が高いです。mora qualitasなどハイレゾ配信サービスは相場より高くなります。
音質が良いからと言ってAmazon Music HDを使っても、Amazon Prime MusicやAmazon Music Unlimitedと聴き比べて音質に違いを感じ取れなかったら結構もったいないです。
そのため、実際に自分の環境で使ってみて音楽を聴いて比べてみるのが一番良いです。
Amazon Musicの音質を良くする3つの方法
Amazon Musicの音質を良くする方法は以下の3つです。
- 設定を変える
- デバイス、イヤホン、ヘッドホンを変える
- 排他モードを利用する(PCでAmazon Music HDの場合)
少なからずAmazon Musicの音質は、『Amazon Musicの音質とは?』で解説したとおりの音質になっています。
ここではAmazon Musicの音質を劣化させることなく、最大限の音質を出すための方法になります。
それぞれ解説していきます。
設定を変える
Amazon Musicの設定を変えるだけで、音質の劣化を防ぐことができます。
step
1Amazon Musicアプリを開く
まずはじめに、Amazon Musicのアプリを開いてください。
スマホ、パソコンどちらでも対応している方法です。
step
2設定を開く
スマホの場合
アプリを開いたら、右上にある「点3つ」をタップします。

Amazon Musicのオプションが表示されるので「設定」をタップします。次の手順へ

パソコンの場合
Amazon Musicのアプリを開いたら、自分の名前をクリックします。

次に、メニューが出てくるので「設定」をクリックして次のステップへ。

step
3設定を変更する
スマホの場合
スマホの場合、変更するところは「ストリーミング設定」と「ダウンロード設定」の2つです。
ストリーミング設定は、通信を使って音楽を再生する時の設定です。
ダウンロード設定は、ダウンロードする音楽の設定です。

ストリーミング設定では、「標準」にチェックを入れると音質は一番良い状態になります。
「自動」にすると通信状況に合わせてAmazon Musicが自動で音質を調整してくれます。
モバイルデータでは、「データ通信節約」にすると音質は劣化しますが、スマホのデータ通信量が節約できます。

ダウンロード設定では、「標準」にチェックをいれることで一番良い音質で音楽をダウンロードできます。

パソコンの場合
パソコンでは、音質の設定を「標準」にすることで一番良い音質で音楽が再生されます。
オフライン再生の設定もできるので、「標準」にすれば音質の劣化はありません。

これでAmazon Musicの音質を劣化させることなく、音楽の再生、ダウンロードが可能になります。
音質は劣化されませんが、通信量には気をつけてください。
デバイス、イヤホン、ヘッドホンを変える
Amazon Musicの音質を劣化させないためには、音楽を聴くデバイスやイヤホン、ヘッドホンを変えることも効果的です。
同じiPhoneでAmazon Musicを使っても、1万円のイヤホンと100円のイヤホンではまったく音質が変わってきます。
逆に、1万円のイヤホンでAmazon Musicを聴いても、iPhoneやAndroid、ウォークマンなどの音楽プレイヤーによって音質は変わってきます。
有線接続とBluetooth接続でも音質には違いが出てきます。
おすすめのデバイス、イヤホン、ヘッドホンは次の記事でまとめているので参考にしてください。
音楽を聴く環境や状況によって決めていきたい人は次の記事がおすすめです。
音楽の楽しみ方をご提案
排他モードを利用する(PCでAmazon Music HDの場合)
Amazon Music HDを使っている人で、パソコンで音楽を聴く人は、排他モードを利用するのがおすすめです。
排他モードを利用することで、パソコンのシステム音や環境音に左右されることなく、Amazon Music HD本来の音質で音楽を流すことができます。
排他モードを利用する手順は、以下の記事で解説しています。
→ ハイレゾのAmazon Music HDとは?料金や無料、対応デバイスなど
Amazonで購入したmp3の音質
Amazonでは、Amazon Prime MusicやAmazon Music Unlimited、Amazon Music HDだけでなく、音楽を購入してダウンロードすることができます。
購入した音楽は、mp3ファイルで自分のパソコンやスマホにダウンロードすることができるため、デバイスが変わっても音楽アプリが変わってもその音楽を楽しめる特徴があります。
Amazonで購入した音楽の音質を調査したので、以下の表にまとめました。
購入音楽 | 音楽ファイル | ビットレート |
YOASOBI - 群青 | mp3 | 269Kbps |
Avicii - SOS | mp3 | 266Kbps |
米津玄師 - Lemon | mp3 | 272Kbps |
Amazonで購入した音楽の音質は、mp3ファイルのビットレート269Kbpsとなります。
実際にAmazonで購入したmp3ファイルをパソコンにダウンロードし、「MediaInfo」という音声データを取得できるツールで各音楽の音質をチェックしました。

YOASOBI - 群青

Avicii - SOS

米津玄師 - Lemon
Amazonで購入した音楽をダウンロードすると、mp3ファイルで、ビットレートは269Kbpsあたりになります。
mp3は、原曲と比べて音質が劣化していますが、劣化している部分は、人間の聴力では聴き取れないであろう部分が削がれているため聴こえ方には個人差があります。
そのため、mp3は音質が悪いと感じる人もいれば、特に違いがわからないという方もいます。
また、ビットレートは音質を表しており、数字が大きければ音質が良いという参考値になります。
269Kbpsは、mp3ファイルのビットレートの中でも代表的なものなので、音楽をただ聴くだけなら大きな問題なく音楽を楽しめる音質となっています。
Amazonで購入した音楽の音質は悪くない。
これ以上の音質は存在しているため、「良い」とも言いづらいのが現状です。
音質に特段のこだわりがなく、普通に音楽を聴くだけなら問題のない音質といえます。
次の記事では、Amazonで音楽を購入し、mp3をダウンロードする方法を解説しています。
→ Amazon Musicをmp3でパソコンにダウンロードする方法
まとめ
Amazon Musicの音質は、ロッシー圧縮音質の320kbpsからロスレス音質の最大3,730kbpsの音質で音楽を聴ける音楽配信サービスです。
音質は、3つのAmazon Musicのプランによって変わります。
- Amazon Prime Music:ロッシー圧縮の320kbps
- Amazon Music Unlimited:ロッシー圧縮の320kbps
- Amazon Music HD:ロスレスの3,730kbps
この記事では、『Amazon Musicの音質』と『Amazon Musicの音質を良くする方法』をご紹介しました。
Amazon Musicの音質だけでなく、聴ける音楽や使い心地、使える機能をチェックするために無料トライアルがおすすめです。
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Amazon Musicの3つのプランについての違いは次の記事で解説しています。
→ Amazon Music Unlimitedとプライムミュージックの3つの違いとは?