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この記事では、『iTunesとApple Musicの違い』と『iPhoneのミュージック』について解説していきます。
iPhoneで音楽を聴くとなると様々な方法がありますが、まず絶対に知っておきたいのがこの4つです。
- Apple Music
- iTunes
- iTunes Store
- iPhoneのミュージックアプリ
iPhoneで快適に音楽を聴くために知っておいて損はないので、一緒に見ていきましょう!
iTunesとApple Musicの違い
iTunesやiPhoneのミュージックアプリを知っていくために、まずiTunes StoreとApple Musicについて見ていきます。
iTunes Store
Apple Music
iPhoneには、『iTunes Store』と『Apple Music』という2つの音楽サービスがあります。
iTunes Storeは、音楽をシングルやアルバムなど単品で購入できるネット上のストアです。iPhoneやiPad、Mac、Windowsなどで購入した音楽を聴くことができ、購入した曲はMP3など音楽ファイルでダウンロードできます。
Apple Musicは、定額料金で1億曲以上の音楽をすべて聴き放題でき、音楽をダウンロードすることでオフライン再生もできる音楽聴き放題サービスです。
iTunes StoreとApple Musicの違いは、音楽の購入・ストリーミング再生・ダウンロードという3つポイントがあります。
iTunes Store | Apple Music | |
音楽の購入 | ○ | ✗ |
音楽のストリーミング再生 | ✗ | ○ |
音楽のダウンロード | 〇 | ○ |
音質 | AAC 256kbps |
音楽の購入
音楽の購入は、iTunes Storeができ、Apple Musicではできません。
CDをお店で買うのと同じ感覚で、iTunes Storeというお店で音楽を購入するイメージです。違いはCDはリアルで、iTunes Storeはデジタルということだけです。
iTunes Storeで購入した音楽は自分の所有物になり、ずっと自分の音楽として手元に持っておけます。
iTunes Storeは音楽を購入できるネット上のお店
音楽のストリーミング再生
音楽のストリーミング再生は、Apple Musicができ、iTunes Storeではできません。
Apple Musicの定額料金に登録してApple Musicのアプリを使えば、インターネットを通じてApple Musicが配信している1億曲以上の音楽をすべて聴き放題で聴くことができます。
音楽のストリーミング再生とは、このApple Musicが配信している無数の音楽をインターネットを使って再生することです。
Apple Musicが配信している音楽をiPhoneやAndroidにダウンロードすればオフライン再生も可能です。
iTunes Storeが音楽を買えるネット上のお店だとすると、Apple Musicは定額料金ですべての音楽をレンタルして聴けるイメージです。
Apple Musicは定額料金で音楽をレンタルするイメージ
音楽のダウンロード
音楽のダウンロードは、iTunes StoreもApple Musicも使うことができます。
しかし、同じダウンロードでも中身はまったく違います。
iTunes Storeの場合は、購入した音楽は自分自身の所有物になり、購入した曲のみをダウンロードできます。ダウンロードした曲はiPhoneやiPad、パソコンなどで聴いたりすることができ、ずっと自分のものとしてあり続けます。「CDを買う」のと同じイメージで、CDは実物ですが、iTunes Storeの場合はデータとして音楽が手元にある感じです。
Apple Musicの場合は、定額料金でApple Musicが配信している1億曲以上の音楽すべてをダウンロードできます。自分で好きな曲や聴きたい曲を探し、Apple Musicアプリのダウンロードボタンを押すことでその曲をダウンロードできます。しかし、定額料金を解約するとすべての曲が聴けなくなります。iTunes Storeは「購入」ですが、Apple Musicは「定額で全曲レンタル」のようなイメージです。
Apple Musicは全曲ダウンロードOK
iTunes Storeは購入曲のみダウンロードOK
音質
音質は、iTunes Storeの場合はAAC 256kbpsで固定、Apple MusicはAAC 256kbpsやロスレスオーディオ、Dolby Atmosなどに対応。
試しに、iTunes Storeで以下2曲を購入しました。
Adoの「新時代」と、King Gnuの「SPECIALZ」です。
楽曲を購入して、iTunesからそれぞれの音質(ビットレート)やファイルを確認すると、どちらも「AAC」「256kbps」ということがわかります。
iTunes Storeでは、ハイレゾやロスレスなどの表記はなく、検索をしても出てきません。
そのため購入できる楽曲は、AAC 256kbpsで固定されています。
1つポイントなのは、上画像「Ado - 新時代」の購入画面(黒い方)にある「Apple Digital Masters」という表記です。「King Gnu - SPECIALZ」にはなし。
平たく言うと、「Apple Digital Masters」の表記がある音源は、通常の音源よりも音質の向上が期待できます。
その理由は、24bitというスタジオで録音された音と同じ音源をマスター音源として使い圧縮・変換などのエンコードがされているため。
技術的なことについては、公式サイト「Apple Digital Masters スタジオ品質のサウンドを再現。」をご確認ください。
しかし、イヤホンやヘッドホンで普通に音楽を聴く程度であれば、そこまで大きな差は感じられないと、実際に聴いてみて思っています。
一方、Apple Musicの音質は、通信量を抑えられる低音質から、専用のアイテムが必要になるハイレゾまで。
Apple Music | |
視聴可能な音質 |
|
圧縮形式 |
|
空間オーディオ | 対応 |
総合的に見ると、Apple Musicのほうが音質は良い、という結果になります。
しかし、人間の聴力的にはそこまで大きな差は感じられなかったり、Apple Musicの最高音質を聴くにはイヤホン以外にも専用のアイテムが必要になったりするため、実際に音楽を聴くとなると必ずしも「音質が良いApple Musicのほうがいい」とも断言はできません。
オーディオの知識があり、ハイクオリティの高音質体験をしたいなら、Apple Musicがオススメ!
しかし、「音質は良ければOK!」程度であるなら、音楽の聴き方でどちらかを選択するのがオススメです!
Apple Musicとは?
Apple Music
Apple Musicは定額料金プランに加入することで、邦楽・洋楽など1億曲以上の音楽をすべてフルで聴き放題でき、スマホに音楽をダウンロードすることでオフライン再生もできる音楽聴き放題サービスのことです。
いろんな音楽を、いつでもどこでも楽しみたい人にオススメの聴き方です!
iTunes Storeとは?
iTunes Store
iTunes Storeは音楽を購入することができるネット上のお店です。CDを実物で所有するように、データで音楽を所有でき、ずっと自分のものとして音楽を手元においておくことができます。
好きなアーティストやお気に入りの曲を購入して自分の物として手にしたい人は、iTunes Storeでの購入がオススメ!
Apple MusicとiTunes Storeを知ったところで、次に、iTunesとiPhoneにある「ミュージック」アプリについて見ていきましょう。
iTunesとは?
iTunesとは、Appleのデータを管理、操作するためのPCソフトのことです。
例えば、iPhoneのバックアップをiTunesでしたり、iTunes Storeで購入した曲を管理したり、CDの音楽をiPhoneに入れたり、Apple Musicで聴いている音楽の管理や操作などができます。
iTunesは、Appleのデータを総合的に管理し、様々な操作を行うときに使うものです。
Windowsの場合は、「iTunes」というPCソフトですべてを一括で操作できます。
Macの場合は、Apple Music、Apple TV、Apple Podcast、Apple Booksの4つのアプリに分割されており、それぞれ役割が決まっています。Apple Musicが音楽関連、Apple TVが映画関連、Apple Podcastがポッドキャスト関連、Apple Booksが書類関連です。
iTunesを利用することで、以下のようなことができます。
- iPhoneをPCにバックアップ
- CDの音源をiPhoneに入れる
- iTunes Storeで購入した曲を管理、整理、MP3でダウンロードする
- Apple Musicで音楽を聴く、プレイリストの作成、ライブラリの管理や操作
- iPhoneに入っているアプリの削除など管理
- iTunes Storeで音楽や映画を購入する
iTunes Storeが音楽や映画を購入する場所であるなら、iTunesは自分が持っているApple関連のデータすべてを管理するためのものです。
iTunesはAppleのデータを管理するPCソフト
iPhoneにある「ミュージック」アプリとは?
iPhoneには最初から「ミュージック」というアプリがインストールされていますが、このミュージックアプリには3つの役割があります。
- Apple Musicを使って音楽で聴く
- iTunes Storeで購入した音楽を聴く
- iTunesからiPhoneに入れた曲を聴く
iPhoneのミュージックアプリ(iOS14)
それぞれ解説していきます。
Apple Musicを使って音楽で聴く
Apple Musicの定額プランに加入しているなら、iPhoneのミュージックアプリを使うことでApple Musicが使えます。
1億曲以上の音楽すべてがフルで聴けて、ミュージックアプリからiPhoneに音楽をダウンロードができ、オフライン再生が可能となります。
iTunes Storeで購入した音楽を聴く
iTunes Storeで購入した曲は、Apple IDを通じて同期されます。
同期されることで、iPhoneのミュージックアプリに自動的に購入した曲が追加され、そこから音楽を聴けるようになります。
Apple Musicを使っていると、Apple Musicで聴けるすべての曲と合わせてiTunes Storeで購入した曲も一緒に聴くことが可能です。
iTunesからiPhoneに入れた曲を聴く
iTunesにある音楽をiPhoneに入れたとき、その音楽を聴けるのがiPhoneのミュージックアプリです。
例えば、iTunesにCDの音源を入れ、iTunesからiPhoneにその音楽を同期させるとiPhoneのミュージックアプリでCDの音楽が聴けます。
Apple Musicと併用することで、CDの音源とApple Musicの音楽を一緒に聴くことも可能です。
iPhoneのミュージックアプリには3つの特徴がある
【まとめ】Apple Music、iTunes Store、iTunes、iPhoneのミュージックアプリ
Apple Music
Apple Musicは、定額料金で1億曲以上の音楽すべてフルで聴けて、iPhoneに音楽をダウンロードすればオフライン再生もできる音楽聴き放題サービス
定額料金で1億曲以上の音楽をすべて聴き放題で楽しめるので、音楽を日常的に聴く人にオススメ!
一方で、音楽をまったく聴かない人は定額料金ではなく、単品購入の方が安くすみます。
Apple Musicは月額1,080円ですが、初回は無料で使い放題できます!
無料期間中に解約すれば1円もかからずに辞められるので、まずは無料で使うのがオススメ!
Apple Musicの料金を徹底解説!5つのプラン・月額・年額の違いとは?
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iTunes Store
iTunes Storeは、音楽をシングルやアルバムで購入できるネット上のお店
購入した曲は自分の所有物となり、ずっと自分のものとして手元に持っておけます。また、CDだと場所の管理や購入する手間がありますが、データで音楽を持つとそれらが省けるのでとても楽です。
音楽を所有したい人にオススメ!
一方で、頻繁に音楽を聴く人は毎回購入しているとその分お金がかかるため、Apple Musicの定額で聴き放題できるサービスが安くすみます。
iTunes Storeで音楽を購入する方法!買った曲はApple Musicと聴ける!
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iTunes
iTunesは、Apple Musicの音楽ライブラリやiTunes Storeで購入した音楽、iPhoneのデータなどを管理・操作するためのPCソフト
Windowsの場合はiTunes一つですべてでき、Macの場合はApple Music、Apple TV、Apple Podcast、Apple Booksの4つのソフトに分かれています。
iPhoneを持っているならバックアップをするのがiTunesの一番の用途でしょう。CDをiPhoneに入れたりもできます。
Apple MusicやiTunesにCD&mp3を取り込む方法!iPhoneミュージックアプリも対応
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iPhoneのミュージックアプリ
iPhoneのミュージックアプリは、【Apple Musicを使って音楽で聴く】【iTunes Storeで購入した音楽を聴く】【iTunesからiPhoneに入れた曲を聴く】の3つの役割がある。
iPhoneで音楽を聴くなら必須のアプリです。
この記事では、『iPhoneのミュージックアプリ』と『iTunesとApple Musicの違い』について解説しました。