2018年8月31日公開の映画『アントマン&ワスプ』。
スコットはアベンジャーズの戦いを経て自宅で過ごすことを強要されていましたが、ピム博士とホープと共に再びアントマンとして戦いの場へ!ゴーストという敵や量子世界を舞台としたストーリーが繰り広げらるペイトン・リード監督作品で、興行収入は13億円ほどです。
この記事では、映画『アントマン&ワスプ』で流れた音楽7曲をご紹介!
※『流れる曲紹介』ではネタバレがあるので、動画視聴後にお楽しみください。
公開日 | シリーズ作品名 |
2015年 | 『アントマン』の動画配信&流れる音楽 |
2018年 | アントマン&ワスプ |
2023年 | 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の動画配信&流れる音楽 |
映画『アントマン&ワスプ』で流れた曲とは?
スコットが家で遊んでいるシーン
David Cassidy - Come On Get Happy
スコットが家で遊んでいるシーン流れた曲は、David Cassidyの『Come On Get Happy』です。
ポップで楽しそうな音楽と共に、「ハローワールド!」、「ハッピー!」という歌詞と共に歌が賑わいを見せる曲です。男性シンガーたちによる歌は軽快で、コーラスによる盛り上がりが特徴。
デヴィッド・キャシディは1950年生まれのアメリカの歌手で、『Cherish』などの歌が有名です。
スコットと10歳のキャシーは、段ボールで作ったお手製の迷路とトラップの数々を潜り抜けたり、家じゅうに敷いた段ボールの滑り台で遊んだりする!
親子のとても楽しそうな姿が印象的でしたが、スコットは2年も自宅で過ごさなければならず、ホープたちとの接触を禁じられているという状況に驚かされましたね。
それでも、あと3日で自由になれるということで、家で楽しく過ごすスコットと共に『Come On Get Happy』が流れます。ゲームのドラムセットやカラオケで遊びつつ、『Come On Get Happy』を歌うスコットはノリノリでした。
アメリカならではの広い家で、ボウリングをしたり、ボールを飛ばしたり見ていてワクワクさせられましたが、この『Come On Get Happy』は映画のラストにすべてが解決した際にも流れます。
ホープの車で曲が流れるシーン
Dusty Springfield - Spooky
ホープの車で曲が流れるシーン流れた曲は、Dusty Springfieldの『Spooky』です。
ムーディーな弦楽器などによって奏でられる曲調と、大人びた歌い方の女性シンガーによる曲です。管楽器が少し入ったり、タンバリンが継続的に音を奏でるのが特徴のゆったりとした音楽です。
ダスティ・スプリングフィールドはイギリスのミュージシャンで、1963年に『I Only Want To Be With You』でデビューしました。
スコットはお風呂で眠ってしまった時に夢を見て、「量子世界でホープの母親のジャネットに会った気がした」とピム博士に電話を入れました。その夜、食事中に急に眠気に襲われて目覚めると車に乗っており、隣りにはホープが!
車内で穏やかな『Spook』が流れる中、勝手に連れてこられたことにスコットは驚いていましたね。そして、普通の車に乗っているだけだと思いきや、実際はアリと同じくらいのミニマムサイズであることにもビックリするのです。
スコットは勝手な行動をしたせいで、ピム博士とホープがFBIに追われる身となってしまったことに対して罪悪感を抱いていましたが…ホープたちはジャネットの情報を得るためにスコットを連れていくという展開に期待が高まることでしょう。
ホープがホテルでバーチに会うシーン
Sur Mon Ile De Reve
ホープがホテルでバーチに会うシーン流れた曲は、『Sur Mon Ile De Reve』です。
穏やかなピアノの伴奏で始まり、女性シンガーがゆったりと歌っていく曲です。流れるようなピアノと高音も響かせることができる女性シンガーの歌は心地良さがある、フランスのクラシックの歌の一つです。
ホープは量子トンネルを完成させるため、闇取引をしているソニー・バーチの元に行って部品を受け取ろうとします。そうして高級ホテルのエントランスに入る際に『Sur Mon Ile De Reve』のピアノの伴奏が流れるのがおしゃれですね。
交渉が上手くいくかと思いきや、バーチはホープが偽名を使っていたことを指摘してピム博士のラボを10億で競売に賭けたいと言い出したことで不穏な雰囲気になっていくのにハラハラ!
ホープは強きな姿勢を崩すことなく、ひとまずその場を後にするかと思いきや…スーツを着て”ワスプ”となって現れるのです。そうしてバーチの護衛10人以上をあっという間に倒していくアクションが軽快でしたね。足技や武器を使うだけでなく、キッチンでの戦闘も見ものでした。
スコットが電話に出るシーン
Morrissey - Everyday Is Like Sunday
スコットが電話に出るシーン流れた曲は、Morrisseyの『Everyday Is Like Sunday』です。
軽快なドラムの音で始まり、男性シンガーの歌が入っていく曲です。力強さのある歌声とリズミカルでポップな音楽が最後まで続いていくのが特徴。
モリッシーは1959年年生まれでイングランド出身のシンガーで、バンドを結成していたこともあります。
スコットのスマホの着信音が『Everyday Is Like Sunday』でしたね。1回目は、ルイスが経営するセキュリティ会社の仕事でスコットに電話した時に曲が流れます。
図面を修正してもらおうとするルイスはスコットの居場所を知ってしまったがために、バーチに拷問されることに…それでも笑って見れるシーンが続くのが良いですね。
2回目は、ルイスが自白剤を打たれたことでスコットたちの居場所がバレたことを報告した際に曲が流れます。スマホに出たスコットは「やってしまった…」という雰囲気が伝わってきましたね。
着信音がどちらもスコットとホープが仲を取り戻しつつある中で鳴るのがおもしろいです。
バーチがルイスにスコットの居場所を聞き出すシーン
Morrissey - First Of The Gang To Die
バーチがルイスにスコットの居場所を聞き出すシーン流れた曲は、Morrisseyの『First Of The Gang To Die』です。
エレキギターによる明るい前奏と共に穏やかなモリッシーの歌声が響く歌です。ポップなバラード調な曲で、サビでは少しアップテンポな歌を繰り広げるのが特徴。
スピード感のある歌のパートと、終盤の高音を響かせる歌い方の違いにも注目でしょう。
バーチは部下を使って自白剤らしき薬をルイスに打ち、スコットの居場所を吐かせようとしました。すると”人間ジュークボックス”と言われているルイスの話が止まらない!
仲間からジュークボックスという単語を聞くと、おばあちゃんの家にあったジュークボックスの昔話と共に『First Of The Gang To Die』が流れます。ルイスが「バラードがグッとくる」と言っていたのも合わせて印象に残りましたね。
その後もルイスの話と再現映像がテンポよく流れるため、『アントマン』ではお馴染みとなるお喋りシーンと言えるでしょう。バーチもなんだかんだ話を聞いてくれたり、部下が「自白剤じゃない!」と言い張ったりするのもシュールで楽しいです。
アントマンがトラックを止めようとするシーン
Cardinal Family Singers - Tilting Scale
アントマンがトラックを止めようとするシーン流れた曲は、Cardinal Family Singersの『Tilting Scale』です。
独特な楽器音の前奏に穏やかな歌声の間に時折入る金管楽器の音が特徴で、終始ゆったりとした曲調を感じさせます。最後はフェードアウトして曲が終わり、和やかな曲だと言えるでしょう。
Cardinal Family Singersは、『Tilting Scale』などの歌も制作しています。
バーチとゴーストに狙われたのは小さくなったピム博士のラボの建物!スコット、ホープ、ルイスは車を飛ばして追っ手をまこうと必死になりつつ、カーチェイスを繰り広げるのが見ものです。
その際にスコットは3メートルほどの大きさになって暴走するトラックを止めようと頑張るのですが、静かなカフェから道路を見た視点になってシュールさあるのがまた良いですね。
カフェではゆったりとした『Tilting Scale』が流れつつ、外ではアントマンが苦戦しているのが印象に残ります。その後もアントマンは車をキックボードのように使って移動のために使ったり、海で20メートルほどの大きさになるという名シーンが続くのが見ものでしょう。
スコットたちの愛車のバンのクラクションを鳴らすシーン
The Mariachis - La Cucaracha
バンのクラクションを鳴らすシーン流れた曲は、The Mariachisの『La Cucaracha』です。
ノリノリなトランペットで始まり、楽器が加わりつつ元気な男性シンガーたちによる歌が印象的な曲です。
「ラ・クカラーチャ」という歌詞を賑やかに歌い上げ、トランペットのソロでも同じメロディを使うのが特徴となるメキシコ音楽です。また、マリアッチは楽団の総称としても使われます。
ルイスは赤茶色のバンに乗って現れてクラクションを鳴らすと『La Cucaracha』のメロディが流れます。高い音を響かせて合図することで、その音を聞くだけで「あそこにいる!」というのが伝わるのが良いですね。
エンディング後に小型化した量子トンネルがバンに乗せられており、スコットがクラクションを鳴らすシーンがありました。研究所の一室と同じサイズだった量子トンネルの小型化されたサイズに驚きつつも、スコットが量子世界へ再び行くという展開も驚きでしたね。
彼はゴーストの治療用に量子世界の粒子を収集しに行くのですが…スコットを見送ってくれたホープたちがみんな消えてしまう…この続きは『アベンジャーズ』シリーズのラストにかけて明かされていくのにも注目でしょう。
筆者の感想
ホープが長年望んでいたワスプのスーツを着て活躍を見せてくれる序盤から、スコットとの共闘も含めて目を見張るアクションの連続でしたね。
対する敵はゴーストと呼ばれ、彼女は物質を通り抜けるという体質を持っていたためハラハラ…工作員として鍛え上げられた技術も踏まえて強敵だったと言えるでしょう。
そうして迎えたラストでは、ホープたちが消えてしまったようでしたが…続きが気になる展開となりました。挿入歌は明るくて楽しい歌ばかりなので、また聞きたくなります。
サウンドトラック
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