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映画『サマーウォーズ』で流れる19曲をシーン別にご紹介!

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映画『サマーウォーズ』で流れる19曲をシーン別にご紹介!

https://youtu.be/Fv_0d9URRjI



2009年8月1日公開のアニメ映画『サマーウォーズ』。

  • 主演:小磯健二/神木隆之介、篠原夏希/桜庭ななみ
  • 監督:細田守
  • 音楽:松本晃彦

「時をかける少女」「竜とそばかすの姫」などを手掛ける細田監督の、初の長編オリジナル作品。

天才的な数学の才能を持つ健二が、ひょんな事から仮想空間「OZ」の乗っ取り容疑で指名手配され、先輩家族・親戚一同と共に世界を危機から救うために奮闘する…。

壮大なインターネットの世界を舞台にした、ファンタジー映画です。

シッチェス・カタロニア国際映画祭アニメーション部門 最優秀長編作品賞、星雲賞メディア部門を獲得しました。

この記事では、映画『サマーウォーズ』で使用された音楽19曲をご紹介します。

※以下ネタバレ有り


『サマーウォーズ』を聴く

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 『サマーウォーズ』で流れる曲とは?

オープニング

オープニングで流れる曲は、松本晃彦の『仮想都市OZ』です。

最初にOZの世界が説明されるシーン。カラフルでぶっ飛んだ世界が描かれています。

キュートなアバターやリアルな行政関連の申請所など、隅々まで観たくなる夢の仮想世界。細かいんですよね〜!

しかし、現実世界でもマイナカードの登場でだいぶインターネット頼りになりましたが、さすがにOZのような世界になってしまったとしたら少々恐怖を感じてしまう、ポケベル世代/昭和生まれの筆者がいます;

12時の時報まで流れているのは、機械音とゲームメロディのような楽曲。


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タイトル・スタッフクレジット

タイトル・スタッフクレジットで流れる曲は、松本晃彦の『Overture of the Summer Wars』です。

健二が憧れている先輩・夏希から「一緒に夏希の実家に行くバイト」に誘われるシーン。

電車とバスを乗り継ぎ、超立派な古民家に連れて行かされます。

奇抜な仮想世界の描写から一転、リアルな現実世界と長野県上田市の風景が描かれているカット。こちらもこちらで美しいアニメーションが魅力的!

運動会で流れそうな迫力のあるオーケストラを使用した楽曲が、陣内家の玄関に到着するあたりまで流れます。

 

陣内家の面々がそれぞれ過ごしているシーン

陣内家の面々がそれぞれ過ごしているシーンで流れる曲は、松本晃彦の『陣内家』です。

夏希に突然婚約者のフリをして欲しいと懇願され、断れず承諾した健二。

ここでは、陣内家が仲睦まじく生活している様が描かれています。

大人も子ども達も仲が良く、キッチンでは女性達が相当な量の料理をしており、昔ながらの田舎の大家族の風景にほっこりしますね!

リズミカルで明るいオーケストラが、夏希が健二に陣内家の紹介を始めるシーンまで使用されています。

 

侘助が陣内家の前に現れるシーン

侘助が陣内家の前に現れるシーンで流れる曲は、松本晃彦の『侘助』です。

今作でかなり重要なポジションとなる侘助の登場。

ぶっきらぼうな性格だが実は情が深く、そして天才的な頭脳を持つという彼にはファンが多く存在しています♪

声優は個性派俳優の斎藤歩さん。シブい声がキャラにピッタリで、とてもカッコ良いんですよね!

登場した瞬間から夏希が駆け寄るシーンまで、神秘的な楽曲がうっすらと流れています。

 

健二が数字のメールを受信するシーン

健二が数字のメールを受信するシーンで流れる曲は、松本晃彦の『2056』です。

夜中に突然不穏なメールを受信。紙に書き出し解読を試みるシーン。

サラサラと数字を書く音がなんとなく心地よい。

あまりにも怪しいメールに釘付けになりますが、何も考えずに返信してしまうとは。数学を愛する者としての血が騒いでしまったのでしょうか…。

これが大きな事件のきっかけとなりますよ!

バックでは、ピアノメインの不協和音が不気味に鳴り響いています。

 

健二がOZ乗っ取り容疑者としてテレビに映っているシーン

健二がOZ乗っ取り容疑者としてテレビに映っているシーンで流れる曲は、松本晃彦の『愉快犯』です。

目に線は入っているものの、明らかに健二とわかる写真がテレビで紹介されているシーン。

夜中に解いて送信した数字は、なんとOZの管理パスワード。健二の天才的な頭脳が明らかにされます。

とても恐ろしい事ですが、現実でもあり得ますよね?色々考えるとクレジットカードの使用もドキドキしちゃいます。

ここで流れる「愉快犯」は、機械音がメインの、不穏なメロディ。後の、ラブマシーンがOZの鍵を開けるシーンでも使用されています。

 

仮アバターケンジが、乗っ取られたケンジアバターに殴られるシーン

仮アバターケンジが、乗っ取られたケンジアバターに殴られるシーンで流れる曲は、松本晃彦の『KING KAZMA』です。

OZ世界全体がバトルモードになってしまい、偽健二が暴走。佳主馬のアバターであるキングカズマが応戦するも、アップデートした偽ケンジに負けてしまうシーン。

人間味のある表情のアバターが、きちんと現実世界の人間の心情を表しています。

仮アバターのリスケンジが超絶可愛いため、大日如来をモデルとした偽ケンジの不気味さが増長されている…!コワイ!!

ここでは、スピード感のあるゲーム音をミックスしたメロディが流れます。

 

手錠を掛けられた健二が、栄にお礼を伝えるシーン

手錠を掛けられた健二が、栄にお礼を伝えるシーンで流れる曲は、松本晃彦の『健二』です。

自身の家庭環境と比べ、賑やかで温かい陣内家にいて幸せを感じられた事を栄に伝えるシーン。

今では中々感じられない大家族のほっこりとした雰囲気は、孤独な心に沁みますね。

健二のちょっと可哀想な生活が垣間見えました。

この少々しんみりするシーンでは、美しいピアノ独奏が流れます。

 

栄が多方面に激励の電話をかけるシーン

栄が多方面に激励の電話をかけるシーンで流れる曲は、松本晃彦の『栄の活躍』です。

立ち上がった栄が相当な人数の知り合いに電話をし、事態の収拾に努めるシーン。

天才的な人工頭脳に対して何をするか。それはパソコンに向かう事だけではなく、人と人とが繋がり助け合う事。

感動的で、今作の「核」が描かれています。昔懐かしい黒電話が使用されている演出も素晴らしいですね!

ここでは、まさにカッコ良いおばあちゃん「栄」を表現した、ピアノメインの優しくも力強い楽曲が流れます。

 

健二達が作戦を立てるシーン

健二達が作戦を立てるシーンで流れる曲は、松本晃彦の『陣内家の団結』です。

栄亡き後、健二と陣内家の男達が、敵討として対ラブマシーンの作戦を立てる胸アツなシーン。

ここでは、打楽器をメインにした合戦風の楽曲が流れます。

一番ド派手で目立つキャラ・万助の声を担当したのは、「サザエさん」の波平やハリーポッター、スターウォーズなどに登場するキャラの吹き替えまで幅広く担当していた永井一郎さん。力強い声が特徴的で、万助にピッタリですよね!

映画『オズの魔法使い』ではライオンの吹き替えも担当していますよ。

 

キングカズマがラブマシーンと戦い、封じ込めるシーン

キングカズマがラブマシーンと戦い、封じ込めるシーンで流れる曲は、松本晃彦の『戦闘ふたたび』です。

対ラブマシーンでは頼みの綱・キングカズマが再び応戦。和雄や頼彦のアバターと協力し、封じようとします。

もはや何の映画かわからなくなるような、ゲーム世界のバトルシーン。

クールな面持ちのキングカズマが素敵です♪ やっと追い詰める事が出来る…!と思った瞬間は爽快でした。

「戦闘ふたたび」はスピード感&迫力のある楽曲。後の、背景がカジノステージに変わるシーンでも使用されています。

 

夏希が栄の遺言状を見つけるシーン

夏希が栄の遺言状を見つけるシーンで流れる曲は、松本晃彦の『崩壊』です。

男達は戦いの準備をし、女性達は栄の名簿を整理しているシーン。ノートの中から遺言状が出て来ます。

ラブマシーンを追い詰め、うまく行くもののなんと翔太のせいで敗北…。

ここで本当に翔太の事が嫌いになりそうでしたが、栄さまが悲しむと思いその気持ちを封印しました。笑

迫力のある不穏なメロディが、キングカズマが吹っ飛ばされるシーンまで流れます。

 

夏希が侘助に電話をするシーン

夏希が侘助に電話をするシーンで流れる曲は、松本晃彦の『手紙』です。

キングカズマがやられ、ラブマシーンが多くの原発を狙うという人類絶体絶命の大ピンチ。夏希が侘助に助けを求めます。

もう、ラブマシーンのフォルムが怖過ぎて。黒く大きく街を飲み込む様が夢に出て来そう!

そして、栄おばあちゃんの遺言が読まれますがこちらは涙もので、感情のコントロールが出来なくなるシーンの連続でした。

手紙が読まれるカットでは、優しく哀愁のあるピアノ独奏が流れます。

 

陣内家が集合し食卓を囲むシーン

陣内家が集合し食卓を囲むシーンで流れる曲は、松本晃彦の『みんなの勇気』です。

侘助が陣内家へ帰還。栄の遺言通り、みんなで集まって食事をするシーン。

厳しい顔つきをしながらも、料理に食いつく陣内家が面白い&団結していて、感動的な食テロカットです!

筆者は、たくさんのおかずが晩ご飯の参考にならないかと凝視しました。全部美味しそう…。

ここでは、ストリングスの音色が心地良い壮大な楽曲が流れます。

 

ナツキに、世界中からアカウントが預けられるシーン

ナツキに、世界中からアカウントが預けられるシーンで流れる曲は、松本晃彦の『1億5千万の奇跡』です。

ナツキのアバターが天女のような姿に変身するシーン。花札がこんなにアツイとは。

再びの絶体絶命のピンチ!を救ったのは、見守っていた世界中の人々でした。

コンピューターに勝つのは、血の通った人間の心…。わかりやすい展開ですが、やっぱり感動的なクライマックスです!!

「1億5千万の奇跡」は、静かなメロディから徐々に盛り上がり、コーラスも入っている心に来る楽曲です。

 

カウントダウンが再開するシーン

カウントダウンが再開するシーンで流れる曲は、松本晃彦の『最後の危機』です。

世界中の援軍のお陰で、ラブマシーンを撃破。しかし喜んだのも束の間、「あらわし」が陣内家に直接向かうという大ピンチに陥ります。

どこまでピンチが続くの?と少々疲れて来ましたが、本当のクライマックス。

ここまで来るとハラハラドキドキの連続でもうお腹いっぱい!陣内家の根性には驚愕です。

ド迫力のオーケストラと不穏なストリングスで、襲いかかる恐怖を短いメロディで表現しています。

 

健二が最後の暗号を解くシーン

健二が最後の暗号を解くシーンで流れる曲は、松本晃彦の『The Summer Wars』です。

健二の機転で、「あらわし」の軌道をそらす事に。しかし再び偽ケンジが邪魔をし、戻ったキングカズマが殴りに行くシーン。

土壇場での頭脳開花!鉛筆で書き出す速さには驚きます。

そして、暗号を解いた健二が最後に言い放つ「よろしくお願いしまああぁす!!」は有名なセリフですね。

ここで「いっけー!」とかじゃないところが細田監督のセンスなんだな…!!

ここで流れる曲は、陣内家がご飯を食べるシーンの「みんなの勇気」アレンジ・バージョンです。

 

エンディング

エンディングで流れる曲は、松本晃彦の『Happy End』です。

見事世界を危機から救った健二と陣内家の人々。亡き栄の葬儀・誕生日パーティを開いているシーン。

みんな笑顔でめでたしめでたしなのですが、やっぱり栄が亡くなったのは切ないですね。

それでも、健二と夏希のラブラブシーンにはほっこり&安心しました♪ 鼻血で終わりっていうのは昭和な感じですが。笑

エンディングでは、ハープをふんだんに使用した壮大なオーケストラが流れます。

 

エンドロール

エンドロールで流れる曲は、山下達郎の『僕らの夏の夢』です。

本編終了後は、山下達郎さんの優しい歌声に乗せてダイジェストが流れ、じっくりと余韻に浸る事が出来ます。

「手と手を固く結んだら 小さな奇跡が生まれる」という歌詞が歌われており、人との繋がりを表した素敵な言葉が心に染み渡りました。

今作はインターネットの世界が舞台ですが、テーマは「大家族の絆」という事で、家族愛・友情などとにかく情に訴えかけられるストーリー。

人との関わりや親戚付き合いなどを考えさせられる作品でした!

 

サウンドトラック

 

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ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘) 私の記事を通して、筋肉好きの読者様が増えたら嬉しいです(?)