2012年7月21日公開のアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』。
- 主演:花/宮崎あおい
- 監督:細田守
- 音楽:高木正勝
『時をかける少女』や、アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされた『未来のミライ』で有名な細田守監督の作品。
狼男と出会い子どもを産んだ花と、その子どもたちの「愛」を描いたファンタジーです。
音楽は『おかえりモネ』『バケモノの子』『金曜ロードショー』のOPなどを手掛ける高木正勝さん。
この記事では、映画『おおかみこどもの雨と雪』で使用された音楽11曲をご紹介します。
※以下ネタバレ有り
『おおかみこどもの雨と雪』を聴く
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公開日 | 細田守 作品 |
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『おおかみこどもの雨と雪』で流れる曲とは?
オープニング
オープニングで流れる曲は、高木正勝の『産声』です。
花畑に寝転ぶ花が、狼男の姿を見つめるシーン。娘の雪が語り手となっており、タイトルが流れます。
雪の声優は女優の黒木花さんですが、声がちょっと宮崎あおいさんに似ているような!?可愛らしい声で素敵です。
優しいピアノと歌声、美しい花々に見とれるOP。
主題歌「おかあさんの唄」をモチーフにした、物語の世界観がぎゅっと詰まった楽曲です。
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大学で出会った男性が、花の前で狼男に変身するシーン
大学で出会った男性が、花の前で狼男に変身するシーンで流れる曲は、高木正勝の『ほしぼしのはら』です。
大学に忍び込み勉強をする、不思議な魅力を持つ男性に話しかける花。二人は急接近しますが、その男性が正体を見せるシーン。
狼男の声優は、俳優の大沢たかおさん。この狼男、最後まで名前が明かされないんですよね!色々考察はされていますが…。
あくまでも、人間の範疇を超えた不思議な存在であるという事を、示しているように思えますね。
ここでは、「狼男」の恐ろしいイメージを払拭する、美しいピアノメインのオーケストラが流れます。
花が妊娠・出産するシーン
医者に見せる勇気が無く、自力で出産を迎えるシーン。つわりの部分などはとても共感出来ました;
ここでは、仲睦まじく過ごす二人の生活が垣間見えます。それにしても花の根性凄すぎ!
コーラスも入った感動的な楽曲が流れ、奇跡の出産シーンを盛り上げます。
花が一人で雪と雨を育てるシーン
花が一人で雨と雪を育てるシーンで流れる曲は、高木正勝の『ねね』です。
ただでさえ大変な育児なのに、オオカミに変身してしまう二人。日々慌ただしく必死で子育てをしているシーン。
筆者はこのシーンを観て、育児だけでなくわんこを飼い始めた時を思い出しました!子犬の頃の家具ガジガジ、すごいんですよね…。笑
ここで流れるのは、軽やかなリズムと明るいコーラスが入った楽曲。二人のやんちゃ具合にピッタリ♪
花・雪・雨が古民家で暮らし始めるシーン
花・雪・雨が古民家で暮らし始めるシーンで流れる曲は、高木正勝の『オヨステ・アイナ』です。
ド田舎のボロボロ一軒家に住む事になった三人。人目を避けて暮らし始めるシーン。
花がDIYを施し、ボロボロな家がちょっとオシャレな古民家に!出産といいDIYといい、花凄すぎません?
「オヨステ・アイナ」は民族音楽のようなハ長調の曲で、美しい田舎の景色に溶け込むような爽やかなメロディが魅力的です。
花・雪・雨が村人たちと触れ合うシーン
花・雪・雨が村人たちと触れ合うシーンで流れる曲は、高木正勝の『たねめみ』です。
ぶっきらぼうな韮崎のおじいちゃんを始め、村のたくさんの人々が花たちに協力する、心が温まるシーン。
口は悪いものの、何かと花たちを気にかけてくれる韮崎のおじいちゃん役は、俳優の菅原文太さん。「千と千尋の神隠し」の釜爺役もハマっていましたが、渋い声が素敵ですよね…!
ここで流れるのは、多分マンドリン?が緩やかに奏でる、ほっこりする曲。
花・雪・雨が雪山を走るシーン
花・雪・雨が雪山を走るシーンで流れる曲は、高木正勝の『きときと-四本足の踊り-』です。
雪が降り積もった山を、三人が楽しそうに思い切り駆け抜けるシーン。
雪と雨もオオカミの姿になって走るのですが、映像も二人の目線で表現されており、臨場感・疾走感ともに迫力満点で素晴らしいカットです。
ピアノメインの壮大な楽曲が、雪山の美しさと自然の尊さ、三人の心が踊っている心情を存分に表現していますよ♪
雪が小学校に通うシーン
雪が小学校に通うシーンで流れる曲は、高木正勝の『太陽をもった日』です。
成長した雪が小学校へ通い、他の児童にうまく溶け込み楽しんで通学しているシーン。
ずば抜けた身体能力を魅せる雪。明るい性格もさることながら、運動出来る子って人気がありましたよね!子を持つ親からすると、ホッと安心するシーンです。
今作の中では珍しい、ドラムを使ったアップテンポの楽曲。曲を聴くだけでも、雪の楽しい学校生活が想像出来ます。
雨が「先生」と一緒に山を走るシーン
雨が「先生」と一緒に山を走るシーンで流れる曲は、高木正勝の『少年と山』です。
オオカミの姿になった雨が、山の主であるキツネ「先生」と共に、広く大きく、ただただ美しい山々を走り景色を見つめるシーン。
花・雪と雪山を走ったカットも最高に素晴らしかったですが、こちらのほうが、様々な楽器を使用している感動的な楽曲も相まって、より心に残る気がしました!
人間に戻ってからも嬉々として山を語る雨。引っ込み思案だった彼が、ガラっと変わった瞬間です。
雨が花の元を去るシーン
雨が花の元を去るシーンで流れる曲は、高木正勝の『雨上がりの家』です。
美しい朝日に照らされた、逞しい狼の姿になった雨の遠吠え、花の「元気で…しっかり生きて!」というセリフ。
何度観ても泣かずにはいられない、感動のクライマックス。良い意味で裏切られた、最高の物語でした!
今作1番の盛り上がりを魅せる、壮大なオーケストラも心にグっと来ます。
エンドロール
エンドロールで流れる曲は、アン・サリー、高木正勝の『おかあさんの唄』です。
アン・サリーは、医師、シンガーソングライター。独特でしっとりとした、耳なじみの良い歌声が魅力的で、CMなどにも起用されました。
主題歌であるこの曲は、細田守監督自らが作詞を担当し、母である花の愛が詰め込まれた優しい詞になっています。
筆者も妊娠中、何度か聴いてお腹をさすりました…胎教に良さそうで。笑
感動的なエンディングの余韻に浸れる、名曲です!!
サウンドトラック
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