2021年5月27日公開の映画『クルエラ』。
1961年のディズニー・アニメーション「101匹わんちゃん」に登場するヴィランズ、クルエラを主人公にしたストーリーです。「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン主演。
第79回ゴールデングローブ賞で最優秀主演女優賞にノミネート、第94回アカデミー賞で衣裳デザイン賞を受賞しました。
映画『クルエラ』の挿入歌31曲をシーンごとにご紹介します。
『クルエラ』を聴く
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※調査の結果、聴けるものだけリンクを設置。
『クルエラ』で流れた曲とは?
エステラの小学校時代のシーン
Supertramp - Bloody Well Right
エステラの小学校時代のシーンで流れた曲は、Supertramp(スーパートランプ)の『Bloody Well Right』です。
反骨精神むき出しのエステラがかっこいい!
学生時代は何かとルールや秩序を求められ、守らなければいけないのですが、私はエステラの生き方好きです。
エステラと母親のキャサリンがヘルマン・ホールに到着するシーン
Bee Gees - Whisper Whisper
エステラと母親のキャサリンがヘルマン・ホールに到着するシーンで流れた曲は、Bee Gees(ビー・ジーズ)の『Whisper Whisper』です。
キャサリンのセットアップ・ドレスは1960年代のヴィンテージ品と推測。素敵。
エステラが番犬たちに追いかけられるシーン
The Animals - Inside Looking Out
エステラが番犬たちに追いかけられるシーンで流れた曲は、The Animals(アニマルズ)の『Inside Looking Out』です。
「101匹わんちゃん」の影響でダルメシアンは温厚なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際のダルメシアンはとても元気&活発でやんちゃな子が多いです。ドッグランで走り回っているダルメシアンは最高に可愛いですよ。
エステラ・ジャスパー・ホーレスが警察官から逃げるシーン
Sandy Gaye - Watch The Dog That Bring The Bone
エステラ・ジャスパー・ホーレスが警察官から逃げるシーンで流れた曲は、Sandy Gaye(サンディ・ゲイ)の『Watch The Dog That Bring The Bone』です。
逃げるシーンに出てくる廃墟がロマンたっぷり。日本の廃墟も好きですが、欧米のレンガ造りの廃墟も趣があって素敵です。
10年後のエステラたちのシーン
The Rolling Stones - She's A Rainbow
10年後のエステラたちのシーンで流れた曲は、The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)の『She's A Rainbow』です。
ウインクの活躍が可愛くて仕方がありません!ついつい顔が緩んでしまいます。
ロンドンらしい真っ赤なバスに、紳士服、ヴィンテージ・バッグ、ちょっとしたアイテムがとても気になります。
エステラがリバティ・ロンドンで働くシーン
The Zombies - Time Of The Season
エステラがリバティ・ロンドンで働くシーンで流れた曲は、The Zombies(ゾンビーズ)の『Time Of The Season』です。
1950年代・1960年代のデパートってなぜこんなにお洒落なのでしょうか。レイアウトや壁紙、照明すべてがパーフェクト!
やけくそになったエステラがディスプレイを直すシーン
Nancy Sinatra - These Boots Are Made For Walkin'
やけくそになったエステラがディスプレイを直すシーンで流れた曲は、Nancy Sinatra(ナンシー・シナトラ)の『These Boots Are Made For Walkin'』です。
私は元々アパレル業界にいたのですが、ディスプレイを作る時は売れるとクリエイティブのバランスを取るのが難しく、毎日悪戦苦闘していました。
エステラみたいに、かっこいいディスプレイを作れる才能がほしい。
リバティ・ロンドンにバロネスが到着するシーン
The Doors - Five To One
リバティ・ロンドンにバロネスが到着するシーンで流れた曲は、The Doors(ドアーズ)の『Five To One』です。
バロネスの圧倒的な女王様感!目線だけで滅する強さがたまりません!
エステラがバロネスのオフィスに行くシーン
Nina Simone - Feeling Good
エステラがバロネスのオフィスに行くシーンで流れた曲は、Nina Simone(ニーナ・シモン)の『Feeling Good』です。
毎度映画やドラマでNina Simone『Feeling Good』が流れると、艶っぽく妖しい日常をイメージします。普通じゃない何かが始まる予感。
バロネスがヴィンテージ・ショップを見つけるシーン
Ohio Players - Fire
バロネスがヴィンテージ・ショップを見つけるシーンで流れた曲は、Ohio Players(オハイオ・プレイヤーズ)の『Fire』です。
『クルエラ』の好きなシーンのひとつです。ヒールでステレオを直そうとしているオーナも素敵。
ジャスパーとホーレスがバロネスのパーティーに潜入するシーン
Ike & Tina Turner - Whole Lotta Love
ジャスパーとホーレスがバロネスのパーティーに潜入するシーンで流れた曲は、Ike & Tina Turner(アイク&ティナ・ターナー)の『Whole Lotta Love』です。
ネズミちゃん可愛い。ジャスパーとホーレスはアニメ版でもなんだか憎めないキャラクターでしたが、実写版はより人間味溢れているキャラクターです。
パーティーでバロネスが階段から登場するシーン
Suzi Quatro - The Wild One
パーティーでバロネスが階段から登場するシーンで流れた曲は、Suzi Quatro(スージー・クアトロ)の『The Wild One』です。
バロネスのやりすぎなくらいに盛り上げたビーヘアが素敵です。
一生に一度で良いので、私もクルエラのようにシャンパン・タワーからグラスを引き抜いてみたい。
クルエラがドレス・ローブに火を放つシーン
Deep Purple - Hush
クルエラがドレス・ローブに火を放つシーンで流れた曲は、 Deep Purple(ディープ・パープル)の『Hush』です。
『クルエラ』の好きなシーンその2!火を借りた瞬間に情熱的な真っ赤なドレスに変わるシーンは、シンプルだけどインパクト抜群でした!
スティック1本でボディーガードたちを叩きのめすところもかっこよかったです。ハイヒールとタイトドレスでクルエラのような動きは至難の業。
クルエラたちがバロネスのパーティーを滅茶苦茶にするシーン
Electric Light Orchestra - Livin' Thing
クルエラたちがバロネスのパーティーを滅茶苦茶にするシーンで流れた曲は、Electric Light Orchestra(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の『Livin' Thing』です。
バディが大活躍するシーンです。可愛すぎて悶絶。うっかりネックレスを吞み込んでしまった子は気の毒ですが、やってしまった顔が可愛かったです。
クルエラたちが盗んだ車で逃走するシーン
Queen - Stone Cold Crazy
クルエラたちが盗んだ車で逃走するシーンで流れた曲は、Queen(クイーン)の『Stone Cold Crazy』です。
クラシック・カーはやはりかっこいい!メンテナンスは大変ですが、クラシック・カーに乗ってのお出かけは永遠の憧れです。
ジャスパーとホーレスがバロネスの愛犬を誘拐するシーン
Rose Royce - Car Wash
ジャスパーとホーレスがバロネスの愛犬を誘拐するシーンで流れた曲は、Rose Royce(ローズ・ロイス)の『Car Wash』です。
バロネスのワンちゃんたちの捕まり方に思わず笑いました。今回はジャスパーとホーレスが上手でしたね。
クルエラのブラックレザーのセットアップがとんでもなくかっこいいデザインで、1着作るのにどれほどの手間がかかっているのかを想像するとめまいがします。
作業中のアーティがホーレスに中継を知らせるシーン
David Bowie - Boys Keep Swinging
作業中のアーティがホーレスに中継を知らせるシーンで流れた曲は、David Bowie(デヴィッド・ボウイ)の『Boys Keep Swinging』です。
ホーレスのセリフにある「トッテナム」は、ロンドンで有名なプロサッカークラブのこと。ワンちゃんと中継を楽しむとは、至福の時。
クルエラがバロネスの邪魔をしていくシーン
Blondie - One Way Or Another
クルエラがバロネスの邪魔をしていくシーンで流れた曲は、Blondie(ブロンディ)の『One Way Or Another』です。
ファッション好きにはたまらないシーンの連続です。ヘアメイクもドレスも全部が魅力的!クルエラはセルフプロデュースの天才!
バロネスが自室からエステラを監視するシーン
Tony Martin - I Get Ideas
バロネスが自室からエステラを監視するシーンで流れた曲は、Tony Martin(トニー・マーティン)の『I Get Ideas』です。
まさしく『I Get Ideas』。バロネスの執念深さが恐ろしいですね。バロネスこそが全て。美しいジャイアン。
クルエラがゴミ収集でバロネスの前に現れるシーン
The Clash - Should I Stay or Should I Go
クルエラがゴミ収集でバロネスの前に現れるシーンで流れた曲は、The Clash(ザ・クラッシュ)の『Should I Stay or Should I Go』です。
ゴミ収集車のドレスも息を吞むほどかっこいいシーンのひとつです。去り際も美しい!
ジャスパーとホーレスがバロネスの愛犬の糞からネックレスを探すシーン
Georgia Gibbs - I Love Paris
ジャスパーとホーレスがバロネスの愛犬の糞からネックレスを探すシーンで流れた曲は、Georgia Gibbs(ジョージア・ギブス)の『I Love Paris』です。
画面いっぱいの踏ん張り顔が可愛いシーンですが、笑いが止まりません。
エステラが夜通し何かを縫い付けてドレスを完成させるシーン
Ken Dodd - Love Is Like A Violin
エステラが夜通し何かを縫い付けてドレスを完成させるシーンで流れた曲は、Ken Dodd(ケン・ドッド)の『Love Is Like A Violin』です。
ハイブランドやオートクチュールの凄いところは、エステラがやっていたように繊細なビーズ刺繍や刺繍生地などを人の手で作り上げていることです。
丁寧に作った作品を我が物顔でバロネスが奪っちゃうので、エステラの憤りも納得。
ジャスパーとホーレスがバロネスのオフィスに侵入するシーン
Doris Day - Perhaps, Perhaps, Perhaps
ジャスパーとホーレスがバロネスのオフィスに侵入するシーンで流れた曲は、Doris Day(ドリス・デイ)の『Perhaps, Perhaps, Perhaps』です。
侵入シーンを観たときの感想は、トルソーが!でした。洋裁用のトルソーはそこそこ良い値段しますので、反応せずにはいられませんでした。
バロネスがオフィスでショーを開催するシーン
Joe Dolan - You're Such A Good Looking Woman
バロネスがオフィスでショーを開催するシーンで流れた曲は、Joe Dolan(ジョー・ドラン)の『You're Such A Good Looking Woman』です。
バロネスと話している男性・ジョンは、「シャザム!」のマーク・ストロングが演じています。
グリーンを基調としたバロネスのオフィスシーンはDIYの参考になるので、ついじっくりと観てしまいます。
👉 映画『シャザム』で流れた挿入歌18曲をシーンごとに解説!
クルエラがリージェンツ・パークでショーを開くシーン
John McCrea - I Wanna Be Your Dog
クルエラがリージェンツ・パークでショーを開くシーンで流れた曲は、John McCrea(ジョン・マクリー)の『I Wanna Be Your Dog』です。
John McCreaが演じるアーティは、バロネスに続いて『クルエラ』で夢中になったキャラクターのひとりです。
ショーのシーンでも、アーティはちょっとしか映りませんが、ファッショナブルな存在感はクルエラに負けていません。
バロネスがクルエラの周囲に火を放って立ち去るシーン
Judy Garland - Smile
バロネスがクルエラの周囲に火を放って立ち去るシーンで流れた曲は、Judy Garland(ジュディ・ガーランド)の『Smile』です。
バロネスの凶悪さが『Smile』でさらに強調されています。本当に恐ろしい人ですね。
クルエラがジャスパーとホーレスを警察署から助け出すシーン
J. Geils Band - Gettin' Out
クルエラがジャスパーとホーレスを警察署から助け出すシーンで流れた曲は、J. Geils Band(J.ガイルズ・バンド)の『Gettin' Out』です。
ちょこちょこ活躍するウィンクがたまりませんね!ホーレスとのサイズ感の差もまたたまらなく可愛い。
クルエラが新しい計画に取り組むシーン
Ike & Tina Turner - Come Together
クルエラが新しい計画に取り組むシーンで流れた曲は、Ike & Tina Turner(アイク&ティナ・ターナー)の『Come Together』です。
『クルエラ』のエマ・ストーンはどこまでもかっこいいですね。ちょっとした仕草まで完全にクルエラ。
クルエラたちがヘル・ホールを手に入れるシーン
Black Sabbath - The Wizard
クルエラたちがヘル・ホールを手に入れるシーンで流れた曲は、Black Sabbath(ブラック・サバス)の『The Wizard』です。
アニメ版のクルエラにどう繋がっていくのかすでに楽しみです。次回作が待ちきれません!
エンドロール
Florence + the Machine - Call Me Cruella
エンドロールで流れた曲は、Florence + the Machine(フローレンス・アンド・ザ・マシーン)の『Call Me Cruella』です。
007シリーズのオープニングのようなエンドロールと思ったのは私だけでしょうか?
ディズニー映画なのでお気楽なハッピーエンド・ストーリーかと思っていたら、いい意味で期待を裏切られました。
ロジャーがピアノを弾きながら歌うシーン
Bill Lee - Cruella De Vil
ロジャーがピアノを弾きながら歌うシーンの原曲は、Bill Lee(ビル・リー)の『Cruella De Vil』です。
アニメ版を観ている人ならワクワクするシーンですね。1996年の映画「101」も好きですが、新しい2人と2匹も楽しみです。
筆者の感想
バロネスもクルエラも良い悪役っぷりで、ファッションと音楽も贅沢に楽しめました!個人的には、どこまでも女王様なバロネスが大好きです。欲を言えば、バロネスのどろっどろに汚いところがもっと観たかったです。
ファッションは全盛期のヴィヴィアン・ウエストウッドのマインドを感じさせるシーンが多く、「プラダを着た悪魔」を観た時のように、ドキドキ・ワクワクしながら観ました。ファッション好きには、ぜひ観てほしい作品!
70年代のパンクやポップス、さらにジャズまで。かっこいい音楽も聞き逃せません。『クルエラ』の音楽が好きと思った人は、「ラストナイト・イン・ソーホー」もおすすめですよ。
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サウンドトラック
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