2022年5月20日公開の映画『パージ:フォーエバー』。
1年に一夜だけ犯罪行為が許される「パージ法」に終止符を打ったはずが、殺人などがさらに横行することになるのが今作のストーリーとなります。シリーズ5作目であり、過去作の全世界の興行収入は500億円を超えていて監督はエベラルド・ゴウトです。
この記事では、映画『パージ:フォーエバー』で流れた音楽1曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『パージ:フォーエバー』で流れた曲とは?
エンディング
The Newton Brothers - Esto No A Terminado
エンディングで流れた曲は、The Newton Brothersの『Esto No A Terminado』です。
西部を思わす楽器の演奏で始まり、女性シンガーによるラップが続いていく曲です。主張を感じさせる強く歌うラップはエネルギッシュで、勇ましさもあります。曲の後半では少し静かに歌う場面もありますが、基本的にまくし立てるように歌いあげてるのが特徴。
『Esto No A Terminado』はザ・ニュートン。ブラザーズにより作曲され、アメリカ出身の女性ラッパーのスノーが歌っています。ザ・ニュートン。ブラザーズは作曲家のコンビで、『セット・アップ』、『ドクター・スリープ』などの音楽も担当しています。
エンドロールで流れる曲は、前奏こそウエスタンな雰囲気を感じさせますが、まくし立てるラップが始まると『パージ』らしさがありますね。というのも、作中では多くの銃撃戦や過激な展開が繰り広げられるため、緊張感や止めどなく続く脅威との対峙を感じさせるからです。
映画が終わった後に、フアンやアデラたちが多くのピンチを乗り越えてきたことや、目が離せないアクションなども多かったなと思い返させてくれる曲だと言えるでしょう。
映画のラストは、フアンたちがなんとか無法地帯となったアメリカからメキシコに逃げることができたのが良かったです。犠牲者を目の当たりにする場面も少なくありませんでしたが、これは『パージ』作品では避けて通れないストーリーだとも言えるでしょう。
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筆者の感想
これまでの『パージ』シリーズは、一夜という時間の中で殺人を含む犯罪が横行するという展開でしたね。それが、今作の『パージ:フォーエバー』では時間的な制限がなくなったことで、さらに過激化していったのが印象的。
また、昼などの明るい時間での戦いが行われるようになったため、登場人物たちの表情や周囲を警戒する様子などを間近に感じさせましたね。砂漠や荒野での演出も目を見張りました。
そしてパージ法の賛成者であり、殺人を積極的に行おうとする暴徒(過激派)たちがデザイン性の高いお面やマスクを、化粧をしているのも見ものです。
エンドロールの曲も良かったですが、サントラには鬼気迫る重たい感じの曲や、西武や荒野を思わす曲なども良かった!機械のような音が響き渡り、追われている雰囲気を感じさせるのもポイントでしょう。
曲を聞きつつ、映画のシーンを思い返してみてくださいね。
サウンドトラック