2014年2月1日公開の映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』。
ソーが地球の戦いを経て、今度は故郷のアスガルドを舞台に戦いを繰り広げる物語です。恋人のジェーン、宿敵のダーク・エルフが登場する中、弟のロキは何を狙っているのか…アラン・テイラー監督による今作の興行収入は6億円ほどでした。
この記事では、映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』で流れた音楽3曲をご紹介します。
※『流れる曲紹介』ではネタバレがあるので、動画視聴後にお楽しみください。
公開日 | シリーズ作品名 |
2011年 | 『マイティ・ソー』の動画配信&流れる音楽 |
2014年 | マイティ・ソー/ダーク・ワールド |
2017年 | 『マイティ・ソー バトルロイヤル』の動画配信&流れる音楽 |
2022年 | 『ソー ラブ&サンダー』の動画配信&流れる音楽 |
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』で流れた曲とは?
テーマソング
Brian Tyler - Thor: The Dark World
テーマソングで流れた曲は、Brian Tylerの『Thor: The Dark World』です。
力強い打楽器と弦楽器で始まり、コーラスにも強さを感じる曲です。メインテーマを管楽器を中心に奏でて、曲全体を通して壮大さな雰囲気を表しています。
ブライアン・タイラーはアメリカの作曲家で、『アベンジャーズ』や『ワイルドスピード』シリーズの曲も作曲しています。
『アベンジャーズ』の戦いを経て、ソーが各星々(世界)を統治するために奔走していましたが、そうした力強さが『Thor: The Dark World』から伝わってきましたね。
ソーは側近の仲間たちと戦いつつ、父オーディンの期待に応えようとする実直な様子が印象的。彼を慕う仲間たちにも和まされますが、虹の橋の番人であるヘイムダルとの関係も良かったです。
ヘイムダルは全てを見渡せるようで、ソーとの信頼関係も厚い!そんな彼からジェーンの姿が感知できなくなったと聞いたソーですが、すぐさま地球に降り立つのがクールでした。一方で、その後ジェーンに頬を打たれるのは仕方がなかったと言えるでしょうね。
ジェーンに電話がかかってくるシーン
Xzibit - We Cakin' Up (EXPLICIT)
ジェーンに電話がかかってくるシーン流れた曲は、Xzibitの『We Cakin’ Up』です。
低音の声で刻まれるビートで始まる前奏とクールなラップが印象的な歌です。スピーディーで力強いラップが流れるように続き、間奏で色々な音を使うのも特徴でしょう。
イグジビットは1974年生まれのアメリカ出身のラッパーで、俳優としても活動しています。
ジェーンのスマホの着信音が『We Cakin’ Up』で、一度聴いたら忘れがたいノリの曲でしたね。映画の序盤で助手のダーシーが電話をかけた際には「着信音を変えたい」とぼやいていたジェーン。勇ましさを感じる歌声と彼女の雰囲気は確かに合わないと言えるでしょう。
映画の後半でソーとジェーンがダークエルフに置き去りにされた際にもスマホが役に立ちました。地球のとある場所だけが宇宙の彼方とつながっていて瞬時に移動できたのです。
そして、ジェーンに思いを寄せる男性からの着信に対し、ソーが怪訝そうな顔をするのにも注目!ちょっとコミカルなシーンも含めて、ジェーンとソーたちの掛け合いが楽しめるのも見どころでしょう。
ソーの母の葬儀が行われるシーン
Brian Tyler - Into Eternity
ソーの母の葬儀が行われるシーン流れた曲は、Brian Tylerの『Into Eternity』です。
女性のソロの歌が響いてくるオーケストラによる一曲。コーラスによる厚みを感じさせる歌声は、弔いの雰囲気を表していると言えるでしょう。
思いを馳せたくなるゆっくりと厳かな曲は、落ち着いていて重さも感じさせて、曲の後半の女性シンガーによる力強い歌声にも注目です。※動画の2分20秒からが『Into Eternity』です
ソーの母親フリッガは息子たちのことをとても大切に思っている優しい人でしたね。厳格なオーディンとの対比がよく表れていたのが印象的です。
そんな彼女がジェーンを守るためにダークエルフのマレキスに挑み、幻影を操って騙すのには目を見張りました。しかし、フリッガは殺されてしまい、みんなが悲しむことに…。
人々に囲まれて遺体が水辺に流されていき、炎の矢により埋葬されるシーンで『Into Eternity』が流れました。遠くへ見送るような歌声と切ないBGMが印象的な曲です。
母を殺されたロキは静かな表情を浮かべていましたが、牢屋をめちゃくちゃのを見ると怒り心頭だったようですね。母の死をキッカケにソーがロキが協力していくのにも注目です。
筆者の感想
今回はブライアン・タイラーが作曲したサントラの中からも挿入歌として紹介しましたが、オーケストラ曲はどれも壮大な雰囲気があって素晴らしいですね。オーディンが治めるアスガルドの荘厳な景色と共に音楽に聞き入ってしまいます。
そうしてアスガルド中心に繰り広げられた物語ですが、王宮や国内の街並みに感動しつつ、ソーたちが暴れまわる際のアクションに引き込まれました。
敵のダークエルフたちの暗く、怪しげな感じとの対比も良くて、エーテルという謎の多い力を前にして繰り広げられる物語も見ものだったと言えるでしょう。
サウンドトラック
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