2009年8月15日公開の映画『トランスポーター3 アンリミテッド』。
フランス・アメリカのカーアクション映画。シリーズ第三作目。
主演:ジェイソン・ステイサム。監督:オリヴィエ・メガトン。
この記事では、映画『トランスポーター3 アンリミテッド』で流れる音楽9曲をご紹介します。
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『トランスポーター3 アンリミテッド』で流れる曲とは?
オープニング
Alexandre Azaria - Marseille
オープニングで流れた曲は、Alexandre Azariaの『Marseille』です。
2008年にリリース。
アレクサンドルアザリアは、フランスの作曲家、ソングライター、ミュージシャン。
冒頭、人を死なせる事が出来る何やら危険なものを積んだ船が通ります。
この船の荷こそが、今回の重要なポイントとなるので覚えておきましょう!
その後マルセイユの街並みが映し出されますが、今作の舞台はさらにスケールが大きくなり、フランス、ハンガリー、ウクライナと、ヨーロッパを大きく移動して行きます。
前作よりも増して壮大なストーリーになる事間違いなし!期待が高まります◎
冒頭の不穏なシーンから、フランス・マルセイユの街並みが映し出されるシーンで流れたのは「Marseille」
音と映像の切り返しが見事にマッチしていて、一瞬旅行に行ったような気分になれる楽曲です♪
ノートルダムの聖母子像が美しい…♪
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戦闘を終えたフランクが着替えているシーン
Holy Golightly - Wherever You Were
戦闘を終えたフランクが着替えているシーンで流れた曲は、Holy Golightlyの『Wherever You Were』です。
1991年にリリース。
ホーリー・ゴライドリーは、イギリスのシンガーソングライター。
※ネタバレ有り
今回の仕事は危険過ぎる…!
フランクは車から離れると爆発するというブレスレットを付けられ、悪党の言いなりになります。
謎の女性・ヴァレンティーナと行動を共にしますが、まぁこの子がブっ飛んだ子で。
さすがのフランクも、冷静にはなれず疲弊しきった様子。
自分のルールを破り、名前を聞くなど今までにないフランクを拝むことが出来ます◎
そして、中盤の戦闘シーンは今作1番の見どころ!
クランクのスーツを脱ぎながらのアクションは、ヴァレンティーナでなくとも惚れ惚れしてしまいます…。
ステイサムの美しいアクションと肉体や、まさかの元K-1選手であるセーム・シュルトの出演で、もうここでお腹いっぱいだわー。笑
悪党達をこらしめ、セクシーにスーツを着直すシーンで流れるのは「Wherever You Were」
もうね、ウットリしかしないシーンにマッチした、妖艶な歌声が魅力的な楽曲です♪
フランクが車を追うシーン
The Stooges - I Wanna Be Your Dog
フランクが車を追うシーンで流れた曲は、The Stoogesの『I Wanna Be Your Dog』です。
1969年にリリース。
ザ・ストゥージズは、アメリカのロック・バンド。
ちょっと電話をしていた隙に車を奪われてしまうフランク。
それを自転車で追いかけるシーンです。脚力ハンパない!!
最初は走って追いかけるのですが、その姿は当たり前に素敵。
そのあと街の人の自転車を奪うのですが、かなり小さめな自転車で一歩間違うと滑稽で、これギャグなの?と笑っちゃう演出。
が、しかし!!ステイサムが本気で漕ぐと、こんなにもイカした乗り物になるんだなぁ…。
スーツ脱ぎ脱ぎアクションに続いて、フランクのとんでもない潜在能力が露呈したこのシーンで流れるのは「I Wanna Be Your Dog」
気だるい歌い方がクセになる、エモいパンク・ロックです♪
ヴァレンティーナが、フランクの車で音楽を流すシーン
Busta Rhymes - Bounce
ヴァレンティーナが、フランクの車で音楽を流すシーンで流れた曲は、Busta Rhymesの『Bounce』です。
2001年にリリース。
バスタ・ライムスは、アメリカのジャマイカ系ラッパー。
飛んだおてんば娘・ヴァレンティーナ、クスリまでやっちゃう!フランクも呆れ顔。
テンションが上がって勝手に車中のステレオの音量を大にします。
こんなに簡単にクスリを食べて…。このあとすっぱり辞められるものじゃないよね…?
しかも店内で用を足すとか…お母ちゃん悲しむよ。
海外の麻薬事情はわかりませんが、日本人には結構ショッキングなシーンです!
ここまで観ていて、ヒロインであろうヴァレンティーナの良さが全くわからない。笑
フランクがガソリンを給油するシーンまで流れたのは「Bounce」
高速ラップで有名なバスタ・ライムスのゴリゴリのヒップホップ。リズムが心地よく、クラブシーンにも最適です♪
カーチェイス中、ヴァレンティーナが音楽を流すシーン
Birdy Nam Nam - Trans Boulogne Express
カーチェイス中、ヴァレンティーナが音楽を流すシーンで流れた曲は、Birdy Nam Namの『Trans Boulogne Express』です。
2007年にリリース。
バーディナムナムは、フランスのDJグループ。
ラリって酔っ払ってどうしようもないヴァレンティーナ…。
フランクが一生懸命運転しているのに!!と、頭に来ます。
まぁ、実は彼女にも事情があるのですが…。
それにしても、ここまで酷く下品に書く必要はあったのでしょうかね?笑
そんなことより、ここのカーチェイスもまた素晴らしいです!
片輪でトラックとトラックの間をすり抜けたり、見事なドリフトでピンチを切り抜けたり、手に汗握るシーンの連続…!
ちょっと忘れてましたが、腕っ節も去ることながら、ドライバーとして一流のフランク。
このシーンも、先ほどの戦闘アクションと同じく見どころの一つですよ◎
さて、カーチェイス中に流れる曲は「Trans Boulogne Express」
インストですが、エンドロールの二曲目にも流れるノリノリのEDMです♪
フランクとヴァレンティーナがキスをするシーン
Tricky - Hell Is Around The Corner
フランクとヴァレンティーナがキスをするシーンで流れた曲は、Trickyの『Hell Is Around The Corner』です。
1995年にリリース。
トリッキーは、イングランドのミュージシャン、シンガーソングライター、音楽プロデューサー。
ヴァレンティーナをディスってばかりでごめんなさい。
だって、フランクに脱ぐよう強要するなんて!…いや裸を拝めるのはちょっと嬉しいぞ?笑
そして「貴方は孤独だわ…」とかなんだかそれらしいことを言ってイチャコラシーンに進むのですが、うーんやっぱりなぜここでそれを受け入れてしまうのフランク!?って思います。
この後にヴァレンティーナの色々がわかるのですが…。
クスリからフランクへのストリップ強要まで、かなり戸惑う展開でした!!
ここで流れるのは「Hell Is Around The Corner」
古いレコードがかかっているようなヒップホップで、気だるく歌うトリッキーがセクシー。
まさにこのイチャコラシーンにぴったりな楽曲です♪
ヴァレンティーナがフランクに今までの経緯を話すシーン
Benjamin Theves - Texas (SebastiAn Remix)
ヴァレンティーナがフランクに今までの経緯を話すシーンで流れた曲は、Benjamin Thevesの『Texas (SebastiAn Remix)』です。
2009年にリリース。
※ネタバレ有り
情事を終え。笑 二人は寄り添いながら話をしています。
実はヴァレンティーナはウクライナの環境大臣の娘で、国際廃棄物管理会社・エココープからの刺客(ジョンソン)に誘拐された身なのでした。
いくらなんでもひとつの企業がそんなことする?といったツッコミもしたくなりますが、ここでストーリーの流れがわかって来ましたね!
きっと、ヴァレンティーナは周りに大臣の娘であると気付かれないよう、酷く下品に振舞っていたのではないでしょうか。
そんな過酷な状況にある彼女に、フランクは恋をするのでした。
↑これも、ちょっと解せない。笑
もう少し、二人が恋に落ちる理由みたいなものや、ヴァレンティーナの女性としての魅力を描いて欲しかった…。
ヴァレンティーナの、回想シーンに出て来るクラブ内で流れているのは「Texas」
アーティスト情報が見付けられなかったのですが、独特なリズムが特徴的なゴリゴリのEDMです♪
フランクの車が引き上げられるシーン
Micha Nisimov - La Danse De La Mariee
フランクの車が引き上げられるシーンで流れた曲は、Micha Nisimovの『La Danse De La Mariee』です。
2005年にリリース。
※ネタバレ有り
ジョンソンにヴァレンティーナを引き渡すも殺されそうになり、車ごと海に飛び込み絶対絶命のピンチを迎えるフランク!!
タルコニ警部に助けを求めましたが、車からは離れられないし、助けが来るまでの時間をどう切り抜けるの!?とめちゃくちゃヒヤヒヤしました。
その解決方法はなんと、タイヤの空気を抜いて袋に入れ息を吸い、その空気袋で車ごと海面に浮上させるという、目から鱗な方法でした。
この機転は、特殊部隊にいた運び屋ならでは。
車のことを熟知している者が思い付く方法ですよね。シビレました!!
タルコニ警部が駆けつけると、地元のトラクターに助けられているフランクの姿が。
アウディの上に、大真面目な顔でお山座りしているフランクが尊過ぎるシーンで流れるのは「La Danse De La Mariee」
軽快なアコーディオンを使用している、エスニック調の曲です♪
エンディング〜エンドロール①
Eve - Set It On Fire
エンディング〜エンドロールで流れた曲は、Eveの『Set It On Fire』です。
2008年にリリース。
イヴは、アメリカのラッパー・女優。
※ネタバレ有り
最後のアクション、愛車・アウディとのお別れがあって、ステイサムの「フランク」もこれで見納めだと思うと切なくなりました。
(今作を以て、ステイサムはシリーズを卒業します)
中々に見応えはありましたが、前作同様大ボスがちょっと弱い。
もっともっと華麗なアクションを観ていたかった!
そして、平和は訪れフランクとタルコニ警部が釣りをしているシーンへ。
そこにはヴァレンティーナも一緒にいて、3人でゆるっと話しながらのクライマックス。
シリーズ通してされていたタルコニ警部のお料理話が、筆者は地味に好きなポイントでした◎
エンディングのスタッフクレジットからエンドロールまで流れるのは「Set It On Fire」
スッキリしてほっこりして、気持ちの良い終わり方にピッタリな、爽やかなヒップホップです♪
エンドロール②
Birdy Nam Nam - Trans Boulogne Express
エンドロールで流れた2曲目は、Birdy Nam Namの『Trans Boulogne Express』です。
カーチェイス中、ヴァレンティーナが音楽を流すシーンでも使用されていました。
筆者の感想
「トランスポーター」シリーズは、一作目でアクション、二作目でストーリー、そしてこの三作目ではその両方がちょうど良く描かれていたんじゃないかな!?と思います。
そして今までと一番違っていたのは、やはりフランク自身でしょう。
元々冷静ながらも人情味のあるキャラですが、まさかラストにして恋愛要素がガッツリ入ってくるとは、驚きました!
また、人気キャラであるタルコニ警部の冴え渡る捜査も、イケオジっぷりが余すところなく発揮されていて素敵でしたね◎
ヒロインに関しては賛否両論あるみたいですが、筆者も馴染めなかった勢のうちの一人。笑
とはいえ、フランクに心を開いてからのヴァレンティーナはかなり可愛らしくなっていたので、その二面性を見事に演じた女優・ナタリア・ルダコーワ(当時23歳)にも拍手です!
挿入歌に関してはヒップホップが多めですが、個性的な楽曲が多いのでかなり楽しめると思いますよ♪
ステイサムの最後のトランスポーターシリーズ、スッキリとしたラストで気分爽快でした!!
サウンドトラック
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