2007年4月20日公開の映画『ロッキー・ザ・ファイナル』。
アメリカのスポーツ映画で、シリーズ6作目・完結編。
監督・脚本・主演:シルヴェスター・スタローン。
この記事では、映画『ロッキー・ザ・ファイナル』で流れる音楽16曲をご紹介します。
映画「ロッキー」シリーズで流れる曲とシーン紹介はこちら!
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『ロッキー・ザ・ファイナル』で流れる曲とは?
オープニング
Frank Stallone and Valentine - Take You Back (Street Corner Song From "Rocky")
オープニングで流れた曲は、Frank Stallone and Valentineの『Take You Back (Street Corner Song From "Rocky")』です。
1976年にリリース。
バレンタインは、シルヴェスター・スタローンの弟であるフランク・スタローンが在籍したバンド。
今作がシリーズの本当に最後!ロッキー・ザ・ファイナルです。
冒頭に出て来る、強過ぎて嫌われているチャンピオン/ディクソンを演じるのは、本物のボクサー/アントニオ・ターバー。
この人、スゴイんですよ。オリンピックで銅メダルを獲得したり、WBA・WBC世界ライトヘビー級・IBF世界ライトヘビー級チャンピオンになったりと、本物の強いボクサーなんです!!
「エクスペンダブルズ」でもそうですが、スタローンの映画って本物のアスリートやアスリートだった人などを起用するので、戦闘シーンがとてもリアルなんですよね。
ちなみに、この撮影時に59〜60歳であったスタローンは、そんな本物ボクサーとまたスタント無しで打ち合っているそうです。
何度も失神しかけたとか…。そりゃそうでしょう。スタローンのこの映画にかける情熱は本物です…!!
その熱意を心に留めて置きながら、シリーズ最終章を楽しみましょうね◎
さて、オープニングのスタッフクレジットで流れた曲は、S・スタローンの弟であるフランク・スタローン作曲でお馴染み「Take You Back」
もうロッキーシリーズの主題歌のひとつで良いのでは?と思うほどに毎回使用されており、毎回違うバージョンが楽しめる楽曲です♪
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ロッキーが自身の店「エイドリアンズ」に行くシーン
The Three Tenors in Concert 1994 - "Libiamo ne' lieti calici" from La Traviata
ロッキーが自身の店「エイドリアンズ」に行くシーンで流れた曲は、ジュゼッペ・ヴェルディの『Libiamo ne' lieti calici(乾杯の歌)』です。
1853年に発表。
ジュゼッペ・ヴェルディは、19世紀を代表するイタリアのオペラ作曲家。オペラ「椿姫」の中で歌われる曲。
エイドリアンが死んじゃってるとは〜!!最終章でも二人のアチアチっぷりを観たかった…。
ロッキーはもうエイドリアンを依存レベルで愛しているので、辛さがよく伝わって来ます。こっちも悲しい。
でも、あえて亡くなるシーンを描かなかったのは、むしろロッキーがエイドリアンの死について語るだけで想像が出来て、そのほうが受け手の心に響くからではないでしょうか。
こういう事を最期に話したのかな…こういうふうに二人で最期を迎えたのかな…と、色々想像しちゃいましたもん。
ロッキーの、何をしていても影のある寂しい表情から、全てが汲み取れます!!
そして、息子のロバート、また演者が変わってる。笑
前回実子であるセイジ・スタローンを起用していたのですが、なんでもスケジュールの都合や、親子の確執が描かれているためあえて外した、などの説が。
なんにせよ、前作では仲直りしたっぽかったのですが、世界的なスターと息子の間にある溝は簡単には埋められなかった模様…。
ロッキーにはやはり「完全なる幸せ」が与えられないのでしょうか?最初からしんどくなりました…。
でも自身のお店である「エイドリアンズ」は盛況のようで。行ってみたい!!日本に作ってくれないかしら?笑
このお店の中で流れている曲はオペラ「椿姫」の曲。優雅な乾杯の曲が、「エイドリアンズ」がいかに順風満帆か現してますね!
ロッキーがホセと会話しているシーン
Banda El Recordo - Que Te Ruegue Quien Te Quiera
ロッキーがホセと会話しているシーンで流れた曲は、Banda El Recordoの『Que Te Ruegue Quien Te Quiera』です。
2003年にリリース。
Banda El Recodoは、メキシコのバンド。
ホセというメキシカンなコックさんに話しかけるシーン。色とりどりの食材が目に優しい場面です♪
優雅なホールとはまた違って、地下の調理場では大きな炎を立てながらお料理が作られています。
お金を稼ぐといったらボクシング…しかなかったロッキー、きちんと経営者出来てるじゃん!!
ちょっとたくましく頼れるようになりました。エイドリアンの死をきっかけに色々と状況が変わったのでしょうね。
腐らず素敵なお店を切り盛りさせていて、とても安心しました◎
ちなみに聖書を読んでタダメシを食べている「スパイダー」は、一作目の冒頭でロッキーと安いファイトマネーの試合をした相手。
めちゃくちゃ脇役ですが、この人も本物の元・ボクサーです!
この調理場で流れている曲は、メキシコのバンドの曲。
クラリネットの音色と歌声の耳馴染みが良い、リズミカルなラテン・ポップです♪
ディクソンが家から出て来るシーン
Rich Boy - Boy Looka Here
ディクソンが家から出て来るシーンで流れた曲は、Rich Boyの『Boy Looka Here』です。
2007年にリリース。
リッチ・ボーイは、アメリカのラッパー。
これはディクソンの家…だよね?めちゃくちゃ豪邸!!
さすが、ボクシングファンに嫌われているとは言え百錬練磨のチャンピオン、すごく稼いでいる様子が観て取れます。
しかし、満たされない様子で自身の試合をひとり車の中で鑑賞。
そこにはKO勝ちを決めた自分に、観客からブーイングの嵐が飛んでいる映像が。
スポーツ業界、特にテレビなどで試合をするエンターテイメント性の強い競技では、こういう事も往往にしてあります。
強過ぎる選手はアンチが多く、嫌がらせをされたりもするそうで。
才能のある選手の宿命なのでしょうか…。
でも、そんな事には負けない強靭なメンタルを持ち合わせている人も多いです!
ディクソンはちょっと気にしている様子なので、心配ですねぇ。
めちゃくちゃ豪華なディクソンのおうちから流れてくる曲は、リッチ・ボーイの「Boy Looka Here」
パリピがいっぱいいる会場にピッタリな、大学のマーチングバンドをベースにしたノリノリのヒップホップです♪まさにリッチ!!
エイドリアンズにマリーとステップスが来店するシーン
Puccini - O Mio Babbino Caro from Gianni Schicchi
エイドリアンズにマリーとステップスが来店するシーンで流れた曲は、プッチーニの『O Mio Babbino Caro(私のお父さん)』です。
1918年に発表。
ジャコモ・プッチーニは、イタリアのオペラ作曲家。オペラ「ジャンニ・スキッキ」の中で歌われる曲。
エイドリアンの命日。息子に来てもらえず、意気消沈しながら想い出の地をポーリーと周るロッキー。
懐かしい場面が蘇る、心にグっと来るシーンです。切なくなるー。
その後立ち寄ったバーでは、昔お説教をしたマリーが大人になり店員として働いていました。
このバーも懐かしい!よくポーリーと呑んでいましたねぇ。
あの生意気だったマリーも今や一児の母。息子もデカっ!!
この想い出巡り、ポーリーはうんざりしていましたがファンにとってはたまらないシーンで、 どれだけ時が流れたのかがわかる重要な見どころポイントです!
マリーと息子のステップスがエイドリアンズを訪れるシーンで、お店の中で流れているのは、有名なオペラの曲「私のお父さん」
優雅な曲と共に、ロッキーと記念撮影をしているお客さんが羨まし過ぎます…。
ロバートが同僚たちと呑んでいるシーン
The Killers - Somebody Told Me
ロバートが同僚たちと呑んでいるシーンで流れた曲は、The Killersの『Somebody Told Me』です。
2004年にリリース。
ザ・キラーズは、アメリカのロックバンド。
※ネタバレ有り
ロバートはしっかりと就職し、同僚たちと仕事帰りに一杯やるほど大人になりました。
映画・ロッキーシリーズは長く、エイドリアンとの出会いからロバートの成長まで見られるので、なんだか観ているこちらも感慨深い…!
ロバートに関してはコロコロ演者が変わらないほうが、もっと感情移入出来たのですが。笑
今作のロバート役であるマイロ・ヴィンティミリアは、のちの「クリード 炎の宿敵」にも出演しているのでそちらでは懐かしく感じる事でしょう♪
そんな彼らがバーで観ているテレビには、ロッキーとディクソンのコンピューター試合が流れる。
偉大なる父のバーチャルを少々心配そうに、また気恥ずかしそうに観るシーンです。
バーの中で流れている曲は、ザ・キラーズの「Somebody Told Me」
2000年代にしてはエモい感じの、80年代風ロックです♪
ディクソンがバスケをしているシーン
D Jon featuring Frank Stallone - Get Up
ディクソンがバスケをしているシーンで流れた曲は、D Jon featuring Frank Stalloneの『Get Up』です。
2007年にリリース。
アメリカのラッパーであるD・ジョンと、F・スタローンのフューチャリング曲。
※ネタバレ有り
え、ディクソンシュートうまい!バスケ経験のある筆者は、ついつい反応してしまいました。笑
アメリカではゴールがそこらじゅうにありますからね、羨ましい限りです。
そんなディクソンに、パリピフレンドが声を掛けます。
レジェンド・ロッキーとのバーチャル試合が流れますからね、これは観ないといけません!
記者の見解もふたつに分かれる。確かにディクソンはロッキーのような耐久試合は経験浅いからなー。勝つのはどちらなのでしょう!?
それにしても、このバーチャル面白いですよね!?実際にテレビでやらないかなぁ。
ディクソンが声を掛けられるシーンで流れているのは「Get Up」
D・ジョンの情報は全然無いのですが、F・スタローンとフューチャリングしている曲。
F・スタローンのヒップホップ…!!色々なジャンルに精通していてスゴいですよね♪
ロッキーがマリーとステップスを車で送るシーン
Smokey Robinson & The Miracles - Ooh Baby Baby
ロッキーがマリーとステップスを車で送るシーンで流れた曲は、Smokey Robinson & The Miraclesの『Ooh Baby Baby』です。
1965年にリリース。
アメリカのミュージシャンであるスモーキー・ロビンソンと、アメリカのR&Bボーカルグループであるミラクルズのフューチャリング曲。
※ネタバレ有り
バーチャル試合を制したのは、ロッキー。これにはディクソンも気に入らない様子です。
ロバートは複雑な表情…同僚もあまり言わなきゃいいのに!
今後の展開にフラグが立ったシーンですね。
そんなテレビをやっているとはつゆ知らず、ロッキーはマリーたちを車で送ります。
ステップスを店で雇おうとしたり、前作ではトミーのトレーナーをしたり、ロッキーは結構世話焼きですよね!
ステップスは良い子そうですが、トミーのようにならないと良いなと願うばかりです。
マリーたちが乗るロッキーの車の中で流れいてる曲は「Ooh Baby Baby」
女性の歌声がセクシーなR&B。スタローンは60年代の曲をよく使いますよね!
ステップスがエイドリアンズにいるシーン
Peter Dvorsky, Tenor The Tokyo Philharmonic Orchestra - Una Furtiva Lagrima from L'Elisir D'Amore
ステップスがエイドリアンズにいるシーンで流れた曲は、ガエターノ・ドニゼッティ作曲の『Una Furtiva Lagrima(人知れぬ涙)』です。
1965年に発表。
ガエターノ・ドニゼッティは、イタリアのオペラ作曲家。オペラ「愛の妙薬」の中で歌われる曲。
ステップスが、エイドリアンズに飾ってあるロッキーの写真やベルトなどの軌跡を眺めているシーン。
これは…ファンならばじっくりと観たいところ。
この時代のことは分からないステップスが、ロッキーのことを知ろうとしていて、その無邪気な横顔がオバの心を鷲掴みにします。笑
今後どのようにストーリーに絡んで来るのか?必見です!
そして、お店の中にポーリーが来てテレビを付けます。ディクソンとのバーチャル試合を観るロッキー。
「過去の人」として扱われており、寂しそうな、悔しそうななんともいえない表情をします。
またしてもロッキーvsディクソンのフラグが!燃えて来ましたよ!!
お店の中で流れているのはオペラの曲「人知れぬ涙」
とことん優雅な名曲を使用しているエイドリアンズ。富裕層向けのレストランなのでしょうか?
ディクソンがディベラにロッキーと戦うよう説得されるシーン
Three 6 Mafia - It's A Fight
ディクソンがディベラにロッキーと戦うよう説得されるシーンで流れた曲は、Three 6 Mafiaの『It's A Fight』です。
2006年にリリース。
スリー・6・マフィアはアメリカのヒップホップグループ。
またボクサーとして生きて行こうと、ポーリーに想いの丈をぶつけるロッキー。
スタローンの言葉に詰まる演技にはグっと来ました!
やっぱりポーリーとロッキーは、親戚である前にずっと親友なんですよね。
また、ボクシングのライセンス取得会議でのワンシーン。
ここでも協議会を説得するロッキーの言葉は重く、とても感動しました。
「夢を追い求める心意気を尊重すべき。」
「年を取るほど失うものも多い。残ったわずかなものまで奪わないでくれ。」
うーん深い。いくつになってもトレーニングを欠かさず、映画という世界で挑戦し続ける、まさにスタローン本人の言葉でしょうね!
その言葉に心動かされた協議会は、一転してロッキーにライセンスの発行をするのでした◎
そして、そこに目を付けたディクソンの周りがざわざわ。ディクソンに、ロッキーと試合をするように詰め寄ります。
ジムの中で流れている曲はスリー・6・マフィアの「It's A Fight」
「ロッキー・ザ・ファイナル」のために作られた主題歌で、闘争心を掻き立てられる力強いヒップホップです!
仕事をクビになったポーリーがエイドリアンズに行くシーン
Georgio Lambetri, Tenor The Czecho-Slovak Radio Symphony Orchestra - E Lucevan Le Stelle from Tosca
仕事をクビになったポーリーがエイドリアンズに行くシーンで流れた曲は、プッチーニの『E Lucevan Le Stelle(星は光ぬ)』です。
1965年に発表。オペラ「トスカ」の中で歌われる曲。
ロッキーは、マリーに店を手伝うよう声を掛けます。
居場所を与えようとしているのかな?どこまでも親切なロッキーです。
それとは反対に、居場所である仕事をクビになってしまったポーリー。
偏屈オジィだし、またやさぐれてしまうんじゃないかと、観ているこちらも心配になりますよね…。
でも、帰り際にはロッキーを鼓舞します。
「倒されると承知で復帰するのは根性がいるぞ。でもお前なら出来る。内に秘めた思いがあるから。」
こう言われて嬉しそうなロッキー。やさぐれているのかと思いきや、割とまともな事を言うポーリーには安堵しました◎
というか、ポーリーの絵は売れたりしないのかな??
この時エイドリアンズ店内で流れているのは、オペラの曲「星は光ぬ」
セレブリティな今までの曲調とは違って、ポーリーの気持ちを代弁するかのような、寂しさを纏いしっとりとした楽曲です♪
ロバートがロッキーに会うため、エイドリアンズに行くシーン
The Three Tenors in Concert - La Donna E Mobile from Rigoletto
ロバートがロッキーに会うため、エイドリアンズに行くシーンで流れた曲は、ジュゼッペ・ヴェルディの『La Donna E Mobile(女心の歌)』です。
1851年に発表。オペラ「リゴレット」の中で歌われる曲。
※ネタバレ有り
無謀にも、ディクソンと試合をする事を決めたロッキー。記者会見も開き、久しぶりに注目を浴びます。
それを観たロバートはロッキーに会いにエイドリアンズへ。
てっきり、危険だから辞めてくれ父さん!と言うのかと思いきや、これ以上父さんのせいで笑い者にされたくないから辞めてくれ!と。
確かに偉大な父を持つ子には、それなりの苦労があるのでしょう。
どこかでスレてしまったロバートに、ロッキーは「自分の弱さを人のせいにするな!」と喝を入れます。
きっと、ここまで本気で怒鳴ったのは初めてなのではないでしょうか?
二人とも思いの丈をぶつけ合い、和解するのでした。
やっぱり意見をぶつけ合うのって、家族でも友人でも大事ですよね◎
ロバートが来た時に店内で流れているのは「女心の歌」で、こちらも有名なオペラの曲です♪
ロッキーがトレーニングをするシーン
Bill Conti - Gonna Fly Now(Theme from Rocky)
ロッキーがトレーニングをするシーンで流れた曲は、Bill Contiの『Gonna Fly Now(ロッキーのテーマ)』です。
1977年にリリース。
ビル・コンティは、アメリカの作曲家。
※ネタバレ有り
さぁ!お馴染みトレーニングのシーンです。
今回のトレーニングも、盟友・アポロのトレーナーであったデュークが担当!
歳を重ねたロッキーはどのように鍛えて行くのでしょうか?
ハイ、いつもと変わりません。変わらず、バーベルを持ち上げたりドラム缶を持ち上げたりとアナログなメニュー。
ポーリーが鍵を持っていたままだったのか、精肉所での「肉叩きトレーニング」も復活!
また、生卵一気飲みも解禁!!この撮影時、スタローンは59〜60歳。とんでもなくスゴイです…!
そして最後は、フィラデルフィアの階段上で雄叫び!片手にわんこがいるのが可愛い。笑
ファンならずとも知っている名シーンが復活しており、嬉しいトレーニングシーンでした◎
ここでの曲はやっぱり「Gonna Fly Now(ロッキーのテーマ)」
何年経っても色褪せない、やる気が漲って来るこの曲の素晴らしさ。最後も聴けて良かったです♪
ロッキーが入場するシーン
Frank Sinatra - High Hopes
ロッキーが入場するシーンで流れた曲は、Frank Sinatraの『High Hopes』です。
1959年にリリース。
フランク・シナトラは、アメリカのエンターテイナー、歌手。
ついに試合の時!
スパイダーに祈りを捧げてもらい、ポーリーには「内に秘めた思いをすべて吐き出せ」と激励を受け、いざ入場。
テレビ中継をそのまま映画にしているような演出がとてもリアルで、本物の試合を観る前のドキドキ感が味わえます!
解説席では言いたい放題、めちゃくちゃロッキーをディスっていますが、それを全て覆していただきましょう。
そして、ポーリーが選んだ入場曲、フランク・シナトラの「High Hopes」は、アメリカでは有名らしく観客が一体となり歌っています。
会場を味方に付けると心強いですよ!ポーリーグッジョブ!!
子どもの歌声も入っており、中々緊張感の無い入場となりましたが。笑
人を惹きつけるロッキーを観て、ロバートも喜びテンションブチ上げなのが地味に嬉しかったです♪
ディクソンが入場するシーン
Three 6 Mafia - It's A Fight
ディクソンが入場するシーンで流れた曲は、Three 6 Mafiaの『It's A Fight』です。
ディクソンがディベラにロッキーと戦うよう説得されるシーンでも使用されています。
試合が終わるシーン
Bill Conti - The Final Bell
試合が終わるシーンで流れた曲は、Bill Contiの『The Final Bell』です。
1976年にリリース。
※ネタバレ有り
試合は一方的かと思いきや、驚異の粘りを見せるロッキー。
何度も倒れた試合中には、今作も走馬灯のようにミッキーやエイドリアンが出て来ますが、前みたいなホラーでは無かった。笑
ロッキーは何度も立ち上がり、彼の闘争心むき出しの眼差しには、ディクソンも圧倒されます。これがレジェンドだ!!!
そして、KOされることなくゴングが鳴り勝敗の行方は判定へ。
しかし、最後まで戦い切ったロッキーに観客は総立ち、大声援を送ります。
ディクソンのトレーナーも、ディクソンに「本当のボクシングを教わったな」と声をかけており、判定でロッキーが負けたとしても、これはもう「観客や対戦相手の心にも残る試合をした」点で、ロッキーがディクソンに勝(まさ)った試合だと言えるでしょう。
「戦えてよかった」とディクソンを讃えるロッキーも素晴らしいですね!
また、最後にお馴染みのエイドリアンへの言葉が無く、息子への言葉も無く、あれ?と思いましたが、場面が変わり、墓前でしっかりと「やったよ、エイドリアン…二人で」と報告していました。
ここではもう号泣ですね。やっぱりロッキーとエイドリアンの愛は、揺らぐ事なく続いて行くのだなぁと思いました!!
最後の曲は、お馴染みビル・コンティの「The Final Bell」
ここまでリアルに身体を酷使し、シリーズを完結させたスタローン監督に拍手を送りたくなる、素晴らしいエンディングでした♪
筆者の感想
「ロッキー」シリーズの1番の見どころは、リアリティのある試合シーン。
S・スタローンの、毎回激しい試合のシーンには脱帽するばかり。なにせプロ相手に本当の打ち合いをしていますから…。
また、エイドリアンとの「愛」もずっと見守って来られて感無量です。離れてしまっても永遠に素敵な二人、見習わなきゃ!!
このロッキー・ザ・ファイナルは、シリーズの名場面を振り返れる、思い出を巡っているような作品でした。
いなくなってしまった主要キャラたちもいますが、全ての別れを糧にして今のロッキーがある。
一人のゴロツキ男の、壮大でドラマティックな半生を観させて頂きました!
ファイナルのサントラはベスト盤で、昔懐かしの曲が満載。
途中あまり挿入歌がないシリーズもありましたが、お馴染みの曲から現代的なヒップホップまで、幅広く楽しむことが出来ます♪
ぜひ、ロッキー1〜FINAL、そして次の「クリード」シリーズまで、まるっとスタローンを堪能してください!!
サウンドトラック
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