2007年3月10日公開のアニメ映画『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』。
映画・大長編ドラえもんの第27作目で、コロコロコミックの創刊30周年記念作品。
1984年3月17日に公開された『ドラえもん のび太の魔界大冒険』のリメイクです。
寺本幸代監督や、金子志津枝作画監督など、ドラえもん映画作品としては初の女性監督方が活躍しました。
※今作は、大地震や巨大台風といった災害がリアルに描かれているため、苦手な方は要注意です。
1980年代生まれのbeersy、子ども時代をガッツリドラえもんと共に歩んで来ました。
旧作では描かれなかった美夜子の過去話などが盛り込まれ、物語がかなりボリュームアップ!
のぶ代ドラファンでも楽しむ事が出来ました〜(終盤もちろん号泣)
今回は、ドラえもんに憧れドラえもんをこよなく愛するbeersyが、映画『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』の主題歌、あらすじ、感想をまるっと解説していきます!
『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』のあらすじ
「もしもボックス」でのび太くんが作り出したのは、魔法(まほう)が使える世界。そこでは魔界(まかい)星による地球しんりゃくがたくらまれていて…!
参照:Amazon公式サイト
映画『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』で流れる曲
オープニング
Aki,ひまわりキッズ - ハグしちゃお
オープニングで流れる曲は、夏川りみの『ハグしちゃお』です。
「涙そうそう」「花」などで有名な夏川りみさんの曲で、2005年から2007年までアニメ版のOP曲として使用されました。
残念ながら現在配信が無く、ここではカバーされた音源を掲載。
シルエットのキャラ達が動き、全体的に魔法のようにキラキラとした映像は、新ドラ映画の中でも筆者がかなり好きなOPです。
「タケコプター」「タイムふろしき」「ほんやくコンニャク」などメジャーなひみつ道具を始め、人に嫌われるようになる「スカンタコ(コミック第22巻)」や苦労を体験出来る「くろうみそ(コミック第8巻)」、手にしている人が思っていることを喋ってしまう「正直太郎(コミック第2巻)」など、中々にニッチな道具も飛び出て来ます。
(上記の道具のエピソード、すっごく面白いのでぜひコミックも読んで頂きたい!)
エンドロール・主題歌
エンドロールで流れる曲は、mihimaru GTの『かけがえのない詩』です。
mihimaru GTは、男女2人組音楽ユニット。代表曲は「気分上々↑↑」「恋する気持ち」など。
ドラ映画には珍しい、エンディング前にエンドロールが流れるラスト。
スタッフクレジットと共に、デマオンとの戦い後の平和な魔法世界が描かれており、優しいバラードが絶妙にマッチしていてグっと来ました!
美夜子としずかのキュートなやりとり、最後のあざとい「テヘっ♡」にもハートがやられましたね…。
変身前も変身後も美夜子の魅力たっぷりな今作、お腹いっぱいです!!
何度でも観よう!「のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜」をもっと楽しめる小ネタと見どころ
クリティカルなネタバレはできるだけ避けていますが、初めて『のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』を観る人は事前情報なしで一度観てから以下の秘話を観ると、2回目も楽しめておすすめです!
小ネタ1:
冒頭から小ネタ炸裂!
地球の危機!?とシリアスなシーンですが、博士のうしろのモニターではくりまんじゅうが増え続けている様子が映し出されています。
ファンの中でも一番恐ろしい道具なのではないか、という「バイバイン」(コミック第17巻)。
のび太が無計画に使ったせいで、増え過ぎて宇宙に飛ばしたくりまんじゅうが描かれており「やはりまだ増え続けている…!」とファン歓喜、いや驚愕!!
この「バイバイン」を真面目に考察している人もいたりするので、この小ネタは調べると面白いですよ!!
小ネタ2:
安定の「あやうし!ライオン仮面」(コミックス第3巻)ネタも盛りだくさん!
今作ののび太の部屋には、マンガだけではなくポスターや、オシシ仮面と一緒にいる女の子のボトルキャップまで、ライオン仮面グッズが充実しています。
人々がほうきにまたがり飛んでいるのを、のび太とドラえもんが寝起きで眺めるシーンでは、ライオン仮面を描いた漫画家の「フニャコフニャ夫先生」がヒュっと横切り、その後二人にライオン仮面の編集者が衝突しそうになっていました。
ぶつかりそうになった人、観た事のあるサラリーマンだなと思ったら…。こっ、細かい!!
また、のび太の本棚には「世界のドラヤキ」や「あやとりワールドカップ」などといった、のび太とドラえもんの趣味全開の本が並んでいるのにはほっこりしました♪
小ネタ3:
『エスパー魔美』にソックリな『魔法少女マミ』に注目!
冒頭、ドラえもんがどら焼きを食べながら観ているテレビに、藤子・F・不二雄先生の代表作のひとつである『エスパー魔美』のオマージュキャラが登場。
彼女の部屋には、コロ助、パーマンのぬいぐるみが並び、「コンポコ」に似た相棒「トンポコ」までもが登場します。
マミちゃん、ボインになっていて作画も今風だなーと思って観ていました。笑
小ネタ4:
ドラえもんのあたたか〜い目(タイムふろしきで天井の穴を直すシーン)、のび太の机の上にある恐竜のおもちゃといった『のび太の恐竜2006』のパロディや、居間のテレビの上にあるのび太のおばあちゃんの写真など、過去作のオマージュもありましたよ!
長く続く作品だとこういう事が出来るので、隅々まで観るのが楽しくて仕方ありません!!
筆者の『のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』のグッズ紹介
毎年テレビ朝日で開催されていた「ドラエティショップ」の、スクラッチカード。魔界大冒険が公開された時でしょうかね。
何をもらったのか忘れましたが、ステッカーは出て来ました。でもこれ旧ドラなので、景品なのか買ったものなのか、わかりません…!
魔法ではないですが、タネも仕掛けもあるトランプがありました。笑
『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』の前後作品
前作:
ドラえもん映画『のび太の恐竜2006』の主題歌を解説!
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次作:
ドラえもん映画『のび太と緑の巨人伝』の主題歌を解説!
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