2008年3月8日公開のアニメ映画『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』の動画配信&主題歌を解説!
映画ドラえもんの第28作目。わさドラの第2期映画シリーズでは、3作目。
第32回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しました。
1980年代生まれのbeersy、子ども時代をガッツリドラえもんと共に歩んで来ました。
ストーリーはちょっと広がり過ぎておりしんどいですが、とにかくアニメーションが素晴らしい本作。
ちょこちょこ動くキー坊は可愛くて、のび太のママもメロメロです!
今回は、ドラえもんに憧れドラえもんをこよなく愛するbeersyが、映画『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』の主題歌、あらすじ、感想をまるっと解説していきます!
『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』のあらすじ
「植物自動化液(しょくぶつじどうかえき)」で動けるようになったキー坊とのび太くんたちは、怪現象(かいげんしょう)にまきこまれ、なぞの星へ…。
参照:Amazon公式サイト
映画『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』で流れる曲
オープニング
オープニングで流れる曲は、Maoの『夢をかなえてドラえもん』です。
アニメ『薄桜鬼』の「君ノ記憶」などを担当している歌手Maoさんの曲。2007年から2019年までアニメ版のOP曲として使用されていました。
『のび太の恐竜2006』では、毛糸や布生地などを使用したハンドメイドアニメーションが採用されていましたが、今回はクレイアニメーションがOPを飾っています。
細かくしっかりと作り込まれた映像なので、何度も観たくなりますね!手書きの歌詞も可愛い♪
エンドロール・主題歌
エンドロールで流れる曲(主題歌)は、絢香の『手をつなごう』です。
シンガーソングライターの絢香さんが、本作の主題歌を担当。流石の声量と美しく哀愁のある歌声が、心にグっと来ます。MVも最高に泣ける!
なんだか登場人物が多くて少々疲れる脚本でしたが、原作に登場する人気キャラ・キー坊に焦点を当てているので、わさドラ世代以外でも入り込みやすい作品だとは思います。
ラストのお別れシーンで、のび太だけが涙を流していないという演出には、彼の大きな成長を見ることが出来ました。
アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を獲ったというだけあって、作画・アニメーションはとにかく素晴らしい!
壮大で迫力のある映像と柔らかいタッチの線が見事にマッチしており、背景も十分に堪能しました♪
何度でも観よう!「のび太と緑の巨人伝」をもっと楽しめる小ネタと見どころ
クリティカルなネタバレはできるだけ避けていますが、初めて『のび太と緑の巨人伝』を観る人は事前情報なしで一度観てから以下の秘話を観ると、2回目も楽しめておすすめです!
小ネタ1:
毎度お馴染みのび太の部屋の小ネタ!
- 日光、桜島、箱根のお土産であろうちょうちんが飾ってある。野比家は滅多なことでは旅行に行かないので、誰かからのお土産?パパからの出張土産?
- 街中には「FUJI」「不二まんじゅう」など、藤子・F・不二雄先生の名前のオマージュが出て来ます!でも、のび太の部屋の壁に貼ってある「Mr.FUJA...」ってなんだろう?
- なんだかのび太の部屋がいつにも増して狭い。アニメーションには定評のある本作ですが、どうしたのでしょう?
- 朝、のび太の部屋に散らかっていたマンガ。オマージュされていたものは、「マジガン」→「マガジン」?、「ゴロゴロ」→「コロコロコミック」、「カバの壁」→「バカの壁」くらいでした。
- キー坊誕生後は何故か本棚がしっかりと描かれており、オマージュの「コロンコロンコミック」、「世界地図」や「西遊記」「植物記」などきちんとした本が並べられていました!
- ゴミ箱が昔のアイドル「ピンク・レディー」。「サウスポー」の時の衣装!なぜかここだけ昭和を感じます。笑
小ネタ2:
ジブリに似ている描写が多くある!
『風の谷のナウシカ』のメーヴェや、『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』の巨木など、緑の星にはジブリっぽいものがたくさんあります。
シラーの側にいる衛兵は「巨神兵」みたいですし、クライマックスの敵は『もののけ姫』の「タタリ神」みたい。ジブリ好きには気になる映像でした!
小ネタ3:
映画を見返したくなる、豪華な声優陣をご紹介!
- リーレ役は、女優の堀北真希さん。負けん気の強い姫の役どころ、ちょっと難しそうでした;
- 長老ジィ役は、俳優・コメディアンの三宅裕司さん。優しさのあるシワシワ声でピッタリでしたね。
- シラー役は、『ONE PIECE』のゴールド・ロジャーや『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男などを担当した、レジェンド声優の大塚周夫さん。
- シラーの兵士パルナ役は、お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平さん。
それはさておき。仕方がないのですが、キー坊の「キー!キー!!キー!!!」という連発には、ちょっと疲れました;
小ネタ4(オススメ):
そもそも「キー坊」を知らないよって方もいらっしゃると思いますが、彼はコミック第33巻「さらばキー坊」に登場したキャラクター。
短編でありながら読み応えのある内容の物語で、「自然保護」「エコロジー」といったテーマがしっかりと描かれています。
また、本作はコミック第26巻「森は生きている」も原案としているそう。(中々難しかったようで、渡辺歩監督は本作を「駄作」と評していました)
このキー坊ですが、ドラ映画では『雲の王国』のクライマックスにも重要な役どころで出演しているので、ぜひそちらも観て頂きたいです!!
筆者のお気に入りグッズ紹介
こちらが本家キー坊。24Pほどしか無いのに、メッセージ性が強くのび太の魅力もたっぷりと詰まっています!
てんコミ載せたので、てんコミグッズ(右は封筒です)。のぶ代ドラのほんわかアニメも好きだけど、原作のガシガシしたギャグの雰囲気も大好き!
『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』の前後作品
前作:
ドラえもん映画『のび太の新魔界大冒険』の主題歌を解説!
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次作:
ドラえもん映画『新・のび太の宇宙開拓史』の主題歌を解説!
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