2023年5月26日公開の映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』。
高橋一生が演じる岸辺露伴がルーヴル美術館へ取材に行くという物語。大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのスピンオフ作品の実写化としてドラマも描かれました。
年100本以上の映画を観る こでぃもが、『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を映画館で鑑賞した評価や見どころをご紹介していきます!
※この記事に重要なネタバレは含まれていません。
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の評価・見どころ
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の実際に劇場で鑑賞した評価と見どころをレビューしていきます。
映画館で観るべきか、VODでの動画配信を待つべきかの判断にも参考にしてください。
岸辺露伴 ルーヴルへ行く
Editor's Review:3.8 / 5.0
- ストーリー
- 3
- 音楽
- 4
- 映像・演出
- 5
- 出演
- 3
- 新鮮味
- 4
ジョジョ関連のマンガやアニメをあまり知らない自分でも楽しめる映画でしたね。岸辺露伴の紹介や能力も冒頭で教えてくれるのが良かったです。
そして、ルーヴル美術館や下宿先の物語、巻き起こるサスペンス模様に引き込まれるのがポイント!
映画館で観るルーヴル美術館の魅力や登場人物の見どころなども踏まえて紹介していきます。
ストーリー
ストーリーの評価:(3/5)
マンガ家の岸辺露伴が取材のためにルーヴル美術館へ行くというストーリーが描かれますが、その前後に起きる出来事にも注目ですよ。露伴の青年時代では、奈々瀬との出会いや下宿先で描くマンガについて語られますが…ちょっと初々しいのもポイントです。
露伴が「ヘブンズ・ドアー」という能力を活用していくストーリーも本作ならではの見どころ。どういった場面で活用するのかも合わせて、意外なストーリーと合わせてご覧くださいね。
音楽・サウンド
音楽・サウンドの評価:(4/5)
独特なサウンドを使ったり、露伴が直面する怪しい雰囲気を助長する音楽が流れたりするのがポイント!今作ならではの演出と合わせている感じが印象的でしたね。
色々な楽器音も使ったり、単音を少しずつ奏でたり…サスペンス色を表している感じがしましたね。
シーンごとの音楽の魅力として、露伴が競売に参加する際の待合室ではクラシックのような音楽が流れていくのがオシャレ。露伴の祖母の下宿先では、和楽器が鳴り響いていて穏やか…静かな場所で水の音や鳥の声が聞こえてきたのが印象的でした。
映像・演出
映像・演出の評価:(4/5)
ルーヴル美術館で撮影しただけあり、館内を映し出すのが魅力!天井に描かれた絵や展示室に飾ってあるモナリザの絵画など、ゆっくりと映し出してくれる…ルーヴル美術館を映画で観る機会は少ないため、貴重な演出だなと思いました。
演出と言えば露伴の「ヘブンズ・ドアー」を使うシーンも見どころですね。人の顔が雑誌や小説といった本のようになり、過去や隠し事がわかるのがおもしろかったです。
露伴が書き込みをしていくという演出と合わせて、マンガ・アニメを実写で演出する魅力となりましたね。
俳優・キャラクター
俳優・キャラクターの評価:(3/5)
登場人物の魅力や俳優の演技も紹介!
岸辺露伴:高橋一生が演じ、淡々としつつも熱い思いを持っている雰囲気が見どころ。海外でも人気のマンガ家でサインを求められることも多い。
奈々瀬:木村文乃が演じ、どこか儚げな雰囲気がピッタリ。真っ黒で長い黒髪、露伴の祖母の下宿で過ごす際の艶やかな感じも魅力です。
山村 仁左右衛:黒い絵を描いた作者。謎が多いのですが…映画のラストにかけて解き明かされていくのに注目です。
エマ・野口:美波が演じ、ちょっと冷たい雰囲気もありつつ流ちょうなフランス語を披露してくれるのが凄い!ルーヴル美術館を案内してくれる職員として頼りがいがあり、意外な過去も…
新鮮味
新鮮味の評価:(4/5)
人気マンガを実写化するにあたり、CGなどを使わずにサスペンス調に仕上げるというのが新鮮ですね。岸辺露伴の高橋一生が演じるという試みは、ドラマの時から成功していたようです。彼の落ち着いた演技と映画の後半で見せる演技も今思えば新鮮だなと感じました。
ルーヴル美術館で巻き起こる物語も今作ならではの描き方をしており、過去も踏まえて壮大な物語という感じもしました。ヘブンズ・ドアーの演出も含めて新鮮な映画体験ができますよ。
【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】は映画館で観る?配信で観る?
壮観なルーヴル美術館の館内を映画館で観れるのが貴重!そして高橋一生が演じる岸辺露伴を大画面で見れるのが良いですね。また、下宿先の穏やかな風景や落ち着いた感じの音楽も映画館で体験できると思うと映画料金分の元は取れると思いました。
一方で、ゆったりとしたストーリーなども踏まえて、配信でのんびりと見るのも良いかも!高橋一生の演技と合わせて繰り返し見ていくのもオススメです。
ぜひ、映画館や配信で観てみてくださいね。
【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】映画情報
あらすじ
特殊能力を持つ、漫画家・岸辺露伴は、青年時代に淡い思いを抱いた女性からこの世で「最も黒い絵」の噂を聞く。
それは最も黒く、そしてこの世で最も邪悪な絵だった。時は経ち、新作執筆の過程で、その絵がルーヴル美術館に所蔵されていることを知った露伴は取材とかつての微かな慕情のためにフランスを訪れる。
しかし、不思議なことに美術館職員すら「黒い絵」の存在を知らず、データベースでヒットした保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」だった。そこで露伴は「黒い絵」が引き起こす恐ろしい出来事に対峙することとなる…。
キャスト
字幕版 | |
岸辺露伴 | 高橋一生 さん |
泉京香 | 飯豊まりえ さん |
奈々瀬 | 木村文乃 さん |
岸辺露伴(青年) | 長尾謙杜 さん |
辰巳隆之介 | 安藤政信 さん |
エマ・野口 | 美波 さん |