2015年3月20日公開の映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』。
アメリカの映画で、ナイト ミュージアムシリーズ3作目。
主演:ベン・スティラー。監督:ショーン・レヴィ。
この記事では、映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』で流れた音楽9曲をご紹介します。
公開日 | シリーズ作品名 |
2007年 | ナイトミュージアム |
2009年 | ナイトミュージアム2 |
2015年 | ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 |
『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』を観る方法
『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』で流れた曲とは?
ニッキーがパーティーを開いているシーン
Martin Garrix & Jay Hardway - Wizard
ニッキーがパーティーを開いているシーンで流れた曲は、Martin Garrix & Jay Hardwayの『Wizard』です。
2015年にリリース。
オランダのアーティスト・DJであるマーティン・ギャリックスと、同国のDJ、音楽プロデューサーであるジェイ・ハードウェイのフューチャリング曲。
考古学者たちが石版を見つけたところから、物語は始まります。
今回は、ついに魔法の石版の秘密が明らかに…!?
変色し始めた石版、異常行動を取る展示物たち。謎は深まるばかりです。
ずっと観ていたかったシリーズですが、残念な事に、今作が公開される前にロビン・ウィリアムズが他界。
そのため、これがウィリアムズの遺作かつシリーズ完結作となってしまいました。
テディがいなくなったらもう出来ないもんなぁ…。悲しいですが、今作も面白そうなので楽しみましょ!!
さて、まず驚いたのは、自宅でDJをしパーティを開催しているラリーの息子・ニッキー。
あの純真無垢だった青年は今やパリピ男子に。かっ悲しい…。笑
ここでニッキーが回しているのは、インストの「Wizard」
クラブやパーティにピッタリの、エレクトロハウス・ ダンスミュージックです♪
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セシルがダンスをしているシーン
Peaches & Herb - Shake Your Groove Thing
セシルがダンスをしているシーンで流れた曲は、Peaches & Herbの『Shake Your Groove Thing』です。
1978年にリリース。
Peaches & Herbは、アメリカのボーカルデュオ。
※ネタバレ有り
冒頭に出て来た考古学者の息子は、なんと以前夜警をしていたセシル!
シリーズ1では石版を盗み、骨董品やらを捌こうとしてラリーと対峙していたおじいちゃんですね。
結局最後はラリーの恩情により警察沙汰にはなりませんでした。
考古学者たちの写真に写っていたセシルが、何か石版の秘密を知っているのではと、ラリーはセシルに会いに行きます。
司書の女性が「あの腰つき…」と、恍惚としていましたが、本当にダンスの腰つき&足さばきがスゴイ!
この時はすでに80代ですが、軽やかなステップを披露しています◎
ここではセシルの他にも、ガス、レジナルドといったオジィたちが出演。懐かしい面々ですね!
しかし、ガス役のミッキー・ルーニーさんもロビン・ウィリアムズと同じ歳に他界。エンディングでも追悼されています。
セシルがダンスをしている時に流れているのは「Shake Your Groove Thing」
ノリノリのおじいちゃん&おばあちゃんにピッタリの、エモいダンス・ミュージックです♪
ロンドンの街並みが映されるシーン
The Clash - London Calling
ロンドンの街並みが映されるシーンで流れた曲は、The Clashの『London Calling』です。
1979年にリリース。
ザ・クラッシュは、イギリスのパンク・ロックバンド。
※ネタバレ有り
「世界の終わり」は「石版の魔法の終わり」!?
セシルから、石版の秘密を知っているであろうアクメンラーの両親が、大英博物館に運ばれたことを知り得たラリー。
解雇されてしまったマクフィー博士の協力のもと、アクメンラーと石板を連れてロンドンへ。
魔法が終わってしまうということは、もう展示物たちは動けなくなってしまうという事。博物館も終わりです。
物語が大きく動き、面白くなって来たシーンですね♪
場面は変わってロンドンの美しい街並みの俯瞰映像。観光している気分も味わえます◎
ここで流れるのはイギリスを代表するバンド・ザ・クラッシュの「London Calling」
政治的メッセージを込めた力強い歌詞と歌声が印象的な、パンク・ロック!
ランスロットがミュージカル劇場に入ってしまうシーン
Original Broadway Cast - Camelot
ランスロットがミュージカル劇場に入ってしまうシーンで流れた曲は、ミュージカル「キャメロット」の劇中歌である『Camelot』です。
1960年にリリース。
キャメロットは、アランジェイラーナーとフレデリックローウェによる1960年のミュージカル。
※ネタバレ有り
ランスロットは、アーサー王伝説「円卓の騎士」のひとり。
生涯をかけて聖杯探求をしていましたが、魔法の石版をその聖杯と勘違いし、ラリーから奪い去ってしまいます。
石版を月の光に当てないと、展示物たちの命が危ない!!ハラハラドキドキのシーンです。
なんでランスロットは石版盗ってったんだろ?と、このあたりはストーリーの流れがよくわからなくて調べまくりました。
アーサー王などは実在するのか定かではないそう。なんだかロマンがありますね〜♪
しかしランスロット、超頼りになる助っ人だったのに一転して超面倒臭いヤツに。笑
そして!!この作品1番のサプライズですが、ここではあのヒュー・ジャックマンが本人役で登場!!うれし驚き!!!
「キャメロット」のミュージカルを快演しており、歌っているのは劇中歌「Camelot」です。
映画のキャラを演じる彼とはまた違った雰囲気で、観客の心を鷲掴みにするシーンでした◎
ラリーが展示物たちとバスに乗るシーン
A*Teens - Dancing Queen
ラリーが展示物たちとバスに乗るシーンで流れた曲は、A*Teensの『Dancing Queen』です。
1999年にリリース。
エー・ティーンズは、スウェーデンで結成された4人組ポップグループ。
ランスロットはアーサー王のお城である「キャメロット」を探しに、キャメロットが開演されている劇場に向かったハズ!
ラリーの冴え渡る感が働き、みんなで劇場行きのバスに乗り込みます。
バスの中では、子どもたちが不思議そうにラリーたちを凝視。そりゃそうだ。
一番うしろに、きちんと黙って座っているみんなが可愛い。運転手さんよく乗せたな。笑
バスの中でうっすらと流れている曲は、エー・ティーンズの「Dancing Queen」
静かな車内を明るくする、言わずと知れたディズコ・ダンスミュージックの世界的な代表曲です♪
ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンのポーズをするシーン
John Ottman - Opening from X2
ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンのポーズをするシーンで流れた曲は、映画「X-MEN2」の『Opening from X2』です。
2003年にリリース。
X-MENシリーズは、MARVELのヒーロー映画。
ファンサがスゴ過ぎるヒュー・ジャックマンは、イケメン&高身長でユーモアに溢れ、演技も歌も上手、紳士的な性格で親日家。
日本でもファンが多いですよね!筆者の中でも、大好きな俳優さんの一人です。
また、離婚するスターが多い中、彼はずっと同じ方と夫婦でおられます。そういうとこも好き!!!
作中では本人役としてランスロットを優しく宥め、観客のことも諭すその物腰の柔らかさにウットリ♪
一瞬ウルヴァリンをやってくれるシーンですが、もうファンとしては嬉しい限りの大サービスでした!!
ここで一瞬流れるのは、映画「X-MEN」のオープニング曲。
X-MENは何度も観ましたが、このウルヴァリンポーズでまた観たくなって来ました◎
展示物たちがパーティーをするシーン
Cheryl Lynn - Got To Be Real
展示物たちがパーティーをするシーンで流れた曲は、Cheryl Lynnの『Got To Be Real』です。
1978年にリリース。
シェリル・リンはアメリカの女性シンガー。
※ネタバレ有り
無事にランスロットから石版を取り戻し、命を繋ぎ止めた展示物たち。
ずいぶんあっけない終わり方でしたが、まぁファンタジー・コメディなのでこんな感じで。笑
むしろそれよりも、このあと展示物たちがアクメンラーを想い、石版と別れることを決意するシーンに見応えがありました。
ラリーと展示物たちが、それぞれ最後の夜を過ごすのですが、これがもう切なくて切なくて。
特にデクスターとの最後は泣きました〜。
しかし!そのあと、大英博物館展が自然史博物館で開かれることとなり、開催中のみ展示物たちが動けるように!!
大英博物館、自然史博物館の展示物たちが入り乱れてパーティをします。これにはほっこりしました◎
ここで流れている曲は、シェリル・リンの「Got To Be Real」
イントロがとても有名な、ディスコ・ダンスミュージックです♪
ティリーとラーが再会するシーン
Bill Medley and Jennifer Warnes - (I’ve Had) The Time Of My Life
ティリーとラーが再会するシーンで流れた曲は、Bill Medley and Jennifer Warnesの『(I’ve Had) The Time Of My Life』です。
1987年にリリース。
アメリカのシンガーであるビル・メドレーと、ジェニファー・ウォーンズのフューチャリング曲。
大英博物館の警備員であるティリーと、自然史博物館の展示物ラー。恋に落ちた二人が再会します。
でも結局展示会が終わるとまた離れ離れになってしまうのかなー。ここも切ないラストでした。
ちなみに、ラリーとラーはベン・スティラーが二役やっているとは思えないほど、全然似てないなと思っていた筆者であります。笑
そして、そういえばラリーは前作のアメリアと激似の女性とはどうなったのかな?とも思った筆者であります。
ちょっとだけ謎が残りましたが、総じてめでたしめでたし!な終わり方で良かったです◎
さて、ティリーとラーが抱き合うシーンで流れるのは「(I’ve Had) The Time Of My Life」
1987年の映画「ダーティ・ダンシング」のテーマ曲で、現代ではBlack Eyed Peasがカバーしたことで有名ですね。
エンディング(スタッフクレジット)
Tiesto featuring Icona Pop - Let’s Go
エンディング(スタッフクレジット)で流れた曲は、Tiesto featuring Icona Popの『Let’s Go』です。
2014年にリリース。
オランダの音楽プロデューサー・DJであるティエストと、スウェーデンのデュオであるアイコナ・ポップのフューチャリング曲。
ラリーは博物館のパーティの様子を外から眺めています。
このあと中には入らないのでしょうね…。
ニコっとしていますが、切なさと懐かしさと安堵しているような表情が、なんとも。
1、2作とも、みんな一緒!のハッピーエンドだったからちょっと意表を突かれました。
でも、観ているこちらがキャラたちの心情を汲み取りやすい、とても綺麗なエンディングだったと思います◎
そして、スタッフクレジットのあとには、ガス役のミッキー・ルーニーと、テディ役のロビン・ウィリアムズを追悼する文面が。
素晴らしく楽しい映画を、本当にありがとうございました!!
ちょっぴりセンチになってしまうラストを明るくしてくれた曲は、ティエスト&アイコナ・ポップの「Let’s Go」
「さぁ行こう!明日を頑張るための今夜♪」という歌詞が前向きにさせてくれる、ノリノリのダンス・ミュージックです!
筆者の感想
ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密は、ずっと不思議だった魔法の石版の秘密が明かされるシリーズ完結編。
今作は「愛」がテーマとなっているようで、アクメンラーの家族の「愛」、展示物が仲間を思いやる「愛」、ラリーとニッキーの家族「愛」など、心が温まるシーンが盛りだくさんでした!
ストーリーはあまり捻りが無くて、子どもにはわかりやすくファンタジー映画としては良かったのかもしれませんが、もう少し深いものだともっと楽しめたのかなーとは思いました。
また、ロビン・ウィリアムズの遺作ということで、ちょっと切ない気持ちで観ることにもなってしまいます。
けれどシリーズ通してコメディ部分は面白い作品なので、ガハハと笑って楽しみましょう♪
挿入歌に関しては、やはり今作も有名な曲が多く懐かしさを感じられます◎
エモMVが多いので、アーティストの動画も要チェック。
シリーズ完結編、何も考えずにゆるっと観てくださいね!!
サウンドトラック
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