今回ご紹介するのは、Googleから発売されているBluetoothイヤホン『Google Pixel Buds A-Series』です。
前モデル『Google Pixel Buds』の廉価版で、いらない機能をなくすことで安くなったモデルとなっています。
実際に『Google Pixel Buds』と『Google Pixel Buds A-Series』を使ってみて、比較をしながらレビューしていきます!
Google Pixel Buds A-Series
Editor's Rating:
好きなところ
- 充電ケースの手触りがとても気持ちいい
- 軽くて長時間使っても疲れない
イマイチなところ
- 12,000円のパフォーマンスを出せていない
- もっと安いイヤホンで同等の音質、ノイキャンの搭載がある
結論
Google Pixel Buds A-Seriesは、前モデルより9,000円ほど安いが、それはGoogle内での話。
Bluetoothイヤホンとして見ると、もっと安いイヤホンで同等の音質が楽しめたり、使い物になるノイキャン搭載イヤホンがある。
Google Pixel Buds A-Seriesはわざわざ購入する意味を感じれないためオススメはしない。
デザイン・機能
Google Pixel Buds A-Series
Google Pixel Buds A-Seriesが届いたので、前モデルの『Google Pixel Buds』と比較しながらご紹介していきます。
付属品
Google Pixel Buds A-Seriesに付属しているのは、以下の5つ。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- イヤーピース3種類
- 充電ケーブル(USB Type-C)
- 説明書
充電ケーブル(USB Type-C)
充電ケーブルは、付属の充電ケースを充電するためのものです。
充電ケースにイヤホンを入れることでイヤホンが充電され、Bluetoothイヤホンとして使えます。
ケーブルは1mほどの長さがあります。
充電ケース
充電ケースは、卵型のサラサラとした手触りの心地いい素材になっています。
充電ケースと一緒に使用することで、最大24時間充電なしで使えます。
実際にイヤホンだけで使用してみると、通話では約4時間ほど、音楽で約5時間ほどでバッテリーがなくなりました。
たまにGoogle Pixel Buds A-Seriesで通話をしながらゲームをしたりするので、4時間のバッテリーだとちょっと物足りなさを感じました。
手のひらサイズの充電ケース
手のひらに収まるサイズ感なので、持ち運びには困りません。
イヤホン本体
Google Pixel Buds A-Seriesは、丸形の左右独立型Bluetoothイヤホンです。
カラーは、白よダークオリーブの2色。
着脱センサーあり
イヤホンの下側には着脱センサーがあり、イヤホンを取ると自動的に音楽が止まり、付けると続きから再生してくれます。
片耳での再生にも対応していて、片耳から外したり、充電ケースから片耳だけ取ってつければOKです。
両耳から片耳への変更は、一瞬音楽が止まりますが、スムーズな感じでいい感じでした。
小型の軽量イヤホン
Google Pixel Buds A-Seriesの特徴を一つあげるとすると、軽量さとつけ心地の良さです。
前モデルとの比較
Google Pixel Buds A-Seriesには、前モデルの『Google Pixel Buds』があります。
関係性は、Google Pixel Budsが上位機種、Google Pixel Buds A-Seriesが廉価版となります。
Google Pixel Buds A-Series | Google Pixel Buds | |
値段 | 11,900円 | 20.800円 |
防滴 | イヤホン本体のみ | イヤホン本体と充電ケース |
充電 | USB Type-C |
|
操作 |
|
|
バッテリー(充電ケースあり) | 最大24時間 | 最大24時間 |
ドライバ | 12mmスピーカードライバ | 12mmスピーカードライバ |
アダプティブサウンド | ◯ | ◯ |
着脱センサー | ◯ | ◯ |
アテンションアラート | ✕ | ◯ |
4つの点で機能や性能が違い、そのためGoogle Pixel Buds A-Seriesのほうが9,000円ほど安くなっています。
- 充電ケースの防滴仕様はGoogle Pixel Buds
- ワイヤレス充電はGoogle Pixel Buds
- 音量調整ができるのはGoogle Pixel Buds
- アテンションアラートが使えるのはGoogle Pixel Buds
左Google Pixel Buds、右Google Pixel Buds A-Series
上Google Pixel Buds A-Series、下Google Pixel Buds
充電ケースも、イヤホン本体もデザインはまったく同じです。
機能が除かれ、その分安くなったのがGoogle Pixel Buds A-Seriesというイヤホン。
Google Pixel Budsは、販売が終了していますが、正直これらの4つの機能がなくても9,000円安いならGoogle Pixel Buds A-Seriesのほうが断然いいです。
実際にGoogle Pixel Budsを使っていた時期もありますが、2万円としての価値は感じれませんでした。
しかし、BluetoothイヤホンとしてのGoogle Pixel Buds A-Series自体の評価が重要になってきます。次で他のイヤホンと比較して紹介します。
他のイヤホンと比較
数千円から3万円の幅で様々なイヤホンを使ってきましたが、Google Pixel Buds A-Seriesは正直コスパはよくありません。
前モデルから9,000円安くなって12,000円で購入できますが、その値段に見合ったイヤホンかと聞かれるとそこまでオススメはできません。
オススメできない理由は、以下の2つです。
- 音は悪くないが、もっと安いイヤホンでもこのくらいの音は楽しめる
- 12,000円するならノイズキャンセリングはほしい
音は悪くないが、もっと安いイヤホンでもこのくらいの音は楽しめる
Google Pixel Buds A-Seriesの音は、悪くありません。
鮮明な解像度の高い音で、音がぼやっとせずくっきりとしていて、高音から低音のバランスが取れています。
しかし、これで12,000円といわれると微妙で、それならもっと他の機能を充実してほしいところです。
例えば、シャオミ『Redmi Buds 3 Pro』やEarFun『Redmi Buds 3 Pro』は、6,999円でGoogle Pixel Buds A-Seriesと同等の音が楽しめます。
約5,000円も違うのに音質はそこまで変わらないのでGoogle Pixel Buds A-Seriesを買うメリットが他に必要ですが、それが見当たらないのです。ようは中途半端なイヤホンになってしまっています。
前モデルのいらない機能を省いたことで安くなっていますが、それはGoogleのイヤホンの中での話。Bluetoothイヤホンに目を向けると1万円を切るイヤホンでGoogle Pixel Buds A-Seriesと同等かそれ以上の音質が楽しめるものもあるため、なかなかおすすめはできません。
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12,000円するならノイズキャンセリングはほしい
Google Pixel Buds A-Seriesには、ノイズキャンセリングの機能がありません。
ノイズキャンセリングは、周辺の雑音を消して音楽だけに集中できる機能です。それと一緒にあるのがイヤホンをしていても周辺の音が聞こえるのが外音取込モードです。
もちろんノイズキャンセリングや外音取込モードにも性能があるので、いくら安く購入できても性能が悪ければ意味がありません。
しかし、1万円を切るイヤホンでもノイキャンや外音取込モードがあり、さらにそれが使い物になるイヤホンがあります。それが先程も紹介したシャオミ『Redmi Buds 3 Pro』やEarFun『Redmi Buds 3 Pro』です。
Bluetoothイヤホンも年々進化しており、1万円を切るものでもスペックや性能がいいものが発売されているので、それと比較をするとGoogle Pixel Buds A-Seriesは見劣りしてしまいます。
音質の面から見ても、機能の面から見ても、Google Pixel Buds A-Seriesは12,000円のコスト以上のパフォーマンスを出せていない中途半端なイヤホンと言えてしまいます。
Google Pixel Buds A-Seriesではなく、もっと安くてコスパのいいイヤホン、もしくはもっと高くて音質や性能のいいイヤホンをオススメします!
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