2004年4月17日公開の映画『ロスト・イン・トランスレーション』。
2006年の映画「マリー・アントワネット」のソフィア・コッポラが描く、東京を舞台にしたロマンス映画。
仕事で東京に来たハリウッドスターのボブは、不眠気味で味気ない日々を過ごします。
同じ頃、新婚のシャーロットは夫と共に東京を訪れますが、眠れない退屈な東京生活を送ります。
この記事では、映画『ロスト・イン・トランスレーション』で流れた曲をご紹介します。
『ロスト・イン・トランスレーション』で流れた曲とは?
ボブがホテルのプールのエアロビクスを見ているシーン
Rick James - Love Gun
ボブがホテルのプールのエアロビクスを見ているシーンで流れた曲は、Rick James(リック・ジェームス)の『Love Gun』です。
ゴーストバスターズシリーズでお馴染みのビル・マーレイ!彼がロマンス映画に出演してるのが妙に面白おかしく感じます。
若い頃にはボブの気持ちが全然理解できませんでしたが、あらためて『ロスト・イン・トランスレーション』を観ると、ふとした瞬間に虚しさを感じるボブに共感します。
👉 第1作『ゴーストバスターズ』の挿入歌(ゴースト退治のシーン)
👉 『ゴーストバスターズ/アフターライフ』で流れた曲をシーンごとに紹介
ボブとシャーロットが東京の夜の街へ繰り出すシーン
The Chemical Brothers - The State We're In
ボブとシャーロットが東京の夜の街へ繰り出すシーンで流れた曲は、The Chemical Brothers(ケミカル・ブラザーズ)の『The State We're In』です。
退屈で鬱々とした滞在をしていたボブとシャーロットの二人。何か心動かせる出来事を待っていた二人が待ち受けるエンディングが気になります。
シャーロットが選ぶ東京の夜の街が若々しさに溢れていますね。若い頃に観た時に感じたお洒落な東京の夜そのもの!
ボブとシャーロットがホームパーティーで楽しむシーン
Phoenix - Too Young
ボブとシャーロットがホームパーティーで楽しむシーンで流れた曲は、Phoenix(フェニックス)の『Too Young』です。
『ロスト・イン・トランスレーション』の東京は、田舎者のTomにとっては、憧れの東京そのもの。お洒落で都会的で、無関心な世界。
微妙に場になじめていないボブに少し笑ってしまいます。それにしても、スカヨハが可愛い!
ボブとシャーロットがタクシーに乗ってレインボーブリッジを眺めながらホテルに戻るシーン
My Bloody Valentine - Sometimes
ボブとシャーロットがタクシーに乗ってレインボーブリッジを眺めながらホテルに戻るシーンで流れた曲は、My Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)の『Sometimes 』です。
『ロスト・イン・トランスレーション』は、簡単にベッドシーンにはいかずに、淡々と男女のやり取りが描かれているところが好きです。
純粋で無防備なシャーロットに、戸惑いながらも心惹かれていくボブに切ない気持ちになります。
本シーン後の病院の待合スペースでの高齢者とボブのやり取りが最高に面白いので、お見逃しなく。
ボブがシャーロットに呼び出されてストリップクラブに行くシーン
Peaches - Fuck the Pain Away
ボブがシャーロットに呼び出されてストリップクラブに行くシーンで流れた曲は、Peaches(ピーチーズ)の『Fuck the Pain Away』です。
夜の遊びはとっくに卒業したであろうボブ。気まずさ満点、居心地が悪そうなボブが面白いシーンです。
Peachesの『Fuck the Pain Away』はライブも過激な曲なので、お子さんがいたら耳と目を塞いでしまうかも。
ボブとシャーロットが新宿の街で抱き合うシーン
The Jesus and Mary Chain - Just Like Honey
ボブとシャーロットが新宿の街で抱き合うシーンで流れた曲は、The Jesus and Mary Chain(ジーザス&メリー・チェイン)の『Just Like Honey』です。
とてもシンプルなシーンなのに、内側からこみ上げてくる情熱に溢れているシーン!
孤独な男女のわずかな触れ合いにジーンっときますね。
スカヨハが後に、まさかマーベルシリーズでブラック・ウィドウを演じるとは!個人的には、「ブーリン家の姉妹」と「真珠の耳飾りの少女」のスカヨハも大好きです。
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エンドロール
Kevin Shields - City Girl
エンドロールで流れた曲は、Kevin Shields(ケヴィン・シールズ)の『City Girl』です。
『ロスト・イン・トランスレーション』は、できることがどんどん増えていく若い頃は、意味のわからない退屈に感じた作品でしたが、自分なりの幸せの形を知った、ある程度年齢を重ねた頃に再度観ると、ボブの沸々とした孤独感や虚無感、シャーロットの寂しさなどがよくわかります。