2014年5月30日公開の映画『X-MEN:フューチャー&パスト』。
未来と過去が交錯するタイムトラベルアクション映画。ミュータントの絶滅を防ぐため、ローガン(ウルヴァリン)が1973年に送り込まれ、若きプロフェッサーXやマグニートーと協力して、センチネルの開発を阻止しようとします。ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスらが出演し、監督はブライアン・シンガー。
この記事では、映画『X-MEN:フューチャー&パスト』で流れた音楽11曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
公開年 | シリーズ作品 |
オリジナル | |
2000年 | X-メン |
2003年 | X-MEN2 |
2006年 | X-MEN:ファイナル ディシジョン |
新シリーズ | |
2011年 | X-MEN:ファースト・ジェネレーション |
2014年 | X-MEN:フューチャー&パスト |
2016年 | X-MEN:アポカリプス |
2019年 | X-MEN:ダーク・フェニックス |
ウルヴァリン | |
2009年 | ウルヴァリン:X-MEN ZERO |
2013年 | ウルヴァリン:SAMURAI |
2017年 | LOGAN/ローガン |
デッドプール | |
2016年 | デッドプール |
2018年 | デッドプール2 |
2024年 | デッドプール&ウルヴァリン |
『X-MEN:フューチャー&パスト』で流れた曲とは?
1973年でローガンが目覚めるシーン
Roberta Flack - The First Time Ever I Saw Your Face
1973年でローガンが目覚めるシーンで流れた曲は、Roberta Flackの『The First Time Ever I Saw Your Face』です。
1973年に精神だけ飛ばされたローガン。当時の肉体で目覚めた彼は穏やかな女性シンガーの歌が聞こえてきたようですね。裸の状態で隣には美女…そしてベッドで寝ていた…ローガンが鏡を見ながら何を思ったのか気になります。
信じられない面持ちで過去に来たことを認識し、ドアから男たちが入って来た!ボスの娘と寝ていたことを問い詰められるのにハラハラします。
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ハンクが監視カメラをジャックするシーン
Quincy Jones - Sanford & Son Theme (The Streetbeater)
ハンクが監視カメラをジャックするシーンで流れた曲は、Quincy Jonesの『Sanford & Son Theme (The Streetbeater)』です。
ペンタゴンの見学ツアーに参加するハンク。移動中に機器を作動させると監視カメラの映像が全て変化し、「タ タタッ ター」と軽快な音が流れましたね。
上記の動画と同じシーンが監視カメラの映像でも流れていました。「Sanford & Son Theme」は、アメリカのテレビ番組「サンフォード・アンド・サン」のテーマ曲です。1970年代に放送されたコメディ番組のオープニングで使用されて人気がありました。
ローガンたちがピーターの家を訪ねるシーン
Alice Cooper - Hello Hooray
ローガンたちがピーターの家を訪ねるシーンで流れた曲は、Alice Cooperの『Hello Hooray』です。
ローガンはエリックを助け出すためにピーターの家を訪ねました。軽快な音楽と歌が聞こえてくる中、卓球の音も…なんとピーターは一人で卓球をしていたのです。高速で動ける力を使い、球を撃ち返していくとはさすがですね!
ペンタゴンへの侵入するという話をし、ミュータントだということも明かすローガン…その甲斐があってかピーターの信用を得られましたね。
ピーターが超高速で警備を無効化していくシーン
Jim Croce - Time In A Bottle
ピーターが超高速で警備を無効化していくシーンで流れた曲は、Jim Croceの『Time In A Bottle』です。
チャールズとエリックの懐かしの再会!と思いきや、エリックを殴りつけるチャールズ…前作を思うと気持ちは分かりますね。そこに大勢の警官が非金属性の銃を向けて現れる!窮地に陥る一同を救ったのはピーターでした。
彼は悠々とヘッドフォンで音楽を聞きつつ、銃弾を逸らしたり、敵を行動不能にしたりしていくのがさすがです。穏やかなで情熱的な歌を聞きつつ、ピーターの活躍(超高速だからこそ見える視点)を楽しみましょう。
クラブで将軍たちが祝うシーン
Claude Francois - Stop Au Nom De L’Amour
クラブで将軍たちが祝うシーンで流れた曲は、Claude Francoisの『Stop Au Nom De L’Amour』です。
パリのクラブでノリノリの音楽と共に将軍たちが楽しむ様子が映し出されましたね。レイヴンがカウンターで座っていると、ベトナムの将軍が声を掛けます。
クロード・フランソワ(Claude François)はフランスの有名な歌手兼音楽プロデューサーです。1960~1970年代にかけて成功をおさめました。
レイヴンが将軍と部屋に行くシーン
Eartha Kitt - C’Est Si Bon
レイヴンが将軍と部屋に行くシーンで流れた曲は、Eartha Kittの『C’Est Si Bon』です。
ゆったりとしたムーディーな曲が流れるホテルの部屋でレイヴンと将軍は二人きり。明日のサミットに将軍が出席するということを確認しつつ、将軍は服を脱ぐよう言うためこの先の展開がわかりますね。レイヴンは招待状を手に入れるのでした…。
その頃、チャールズとエリックが和解していくのが印象的です。
ハンクがチャールズたちにニュースを見せるシーン
Time Reverse/Future
ハンクがチャールズたちにニュースを見せるシーンで流れた曲は、『Time Reverse/Future』です。
ハンクはパリの事件を記録したとローガンとチャールズに伝えます。ホワイトハウスで声明を発表することがわかり、国防長官やトラスクが参加するとのことでした。
「Time Reverse/Future」はアレクサンダー・カレッジが作曲し、1960年代のテレビシリーズ「スタートレック」のエピソード「The Naked Time」で使用されました。そのワンシーンがハンクの部屋で流れていました。
チャールズたちがホワイトハウスに到着するシーン
King Cotton
チャールズたちがホワイトハウスに到着するシーンで流れた曲は、『King Cotton』です。
チャールズはワシントンに飛行機で向かうと言い、ハンクとローガンと共にホワイトハウスへ。盛大なマーチが流れる中、荷物検査をスムーズに進んでいきます。ローガンが金属探知機に引っかからないことを不思議そうに見るのが印象的でした。
「King Cotton」はジョン・フィリップ・スーザが1895年に作曲したマーチで、多くのバンドによって演奏されてきました。
ニクソン大統領が登場するシーン
Hail To The Chief
ニクソン大統領が登場するシーンで流れた曲は、『Hail To The Chief』です。
チャールズは会場にいる人たちにアクセスしながらレイブンを探す!そうして大統領がステージに上がる際に盛大なファンファーレが流れました。ミュータントを敵として扱い、備えなければいけないという展開はハラハラしますね。
1954年、国防総省によって「Hail to the Chief」は正式に大統領のための音楽として認定されました
大統領がセンチネルを披露するシーン
Star Spangled Banner
大統領がセンチネルを披露するシーンで流れた曲は、『Star Spangled Banner』です。
大統領はオッペンハイマーの例を話しつつ、センチネルを披露!その際に曲が流れました(上記の動画は歌入りですが、このシーンでは合奏のみです)大きさや強さを象徴するようなデザインのセンチネルがカッコイイです。
「The Star-Spangled Banner」は、1814年の米英戦争中にフランシス・スコット・キーが作詞し、1931年にアメリカの国歌として制定されました。
エリックがスタジアムに到着するシーン
Little Feat - Dixie Chicken
エリックがスタジアムに到着するシーンで流れた曲は、Little Featの『Dixie Chicken』です。
スタジアムに到着したエリック。観客がまだいないスタジアムには、白線を引いている男性がいましたね。ラジオでポップな曲を流しながら仕事をしていたようです。エリックは男性に用はないと言いつつ、スタジアムを持ち上げてくのは凄まじい!
かなりのパワーがついていると実感しました。ホワイトハウスを囲むように着地していくシーンは当時の予告動画からワクワクさせられたのが印象的です。