2025年6月20日公開の映画『28年後...』は、ダニー・ボイル監督×脚本アレックス・ガーランドが再タッグを組むシリーズ3作目。隔絶された島で自給自足する猟師ジェイミー（演：アーロン・テイラー＝ジョンソン）は、12歳の息子スパイク（演：アルフィー・ウィリアムズ）と感染者のいる本土を探索するのが物語の始まりです。重病の妻アイラ（演：ジョディ・カマー）を助けるべく、スパイクが決意するのを見守りましょう。
28年後...
- 未体験
- 4
- 感情移入
- 4
- 再鑑賞
- 3
- 予測不可
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- サウンド
- 4
感染者ごとに脅威の度合いが違ってハラハラ！家族の行方を見守るしかなかった…！
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
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映画『28週後...』で流れる3曲をシーンごとに解説！
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『28年後...』は人気？どんな人が観ている？
土曜の夜に川崎で映画を観ました。男性１人や２人組のお客さんがいて、年齢層は高めかもという感じでしたね。席の埋まり具合は半分くらいで、シリーズを見ている人や、サバイバル・スリラー作品に興味がある人が多かったのかなと思いました。
『28年後...』は3部作構成とのことで、徐々に見る人が増えたり、話題になったりしそうですね。個人的には感染者を見ていた際に「進撃の巨人が実写化したらこんな感じなのかな」と思いました…巨人化したらもう絶望しかなさそうです…！
以下より重要なネタバレを含みます。
『28年後...』をネタバレありで解説！
ジェイミー
感染者によるパンデミックが起きてから28年が経過。イギリス本土が隔離される中、本土への道とつながる島でジェイミーたちは暮らしていました。
物資不足により、感染者のいる本土に適宜行く必要があるのが現状…そうした中、ジェイミーは12歳になった息子・スパイクと共に本土へ向かいました。
弓の腕を鍛えたスパイクに対し、ジェイミーは”スローロー”と呼ばれる感染者を倒させ、本土を探索します。”俊足”を従える”アルファ”との遭遇を経て、ジェイミーとスパイクはなんとか島に帰還。島民はスパイクの活躍を祝いますが、彼は父へ不信感を抱き始めていました。
感染者による脅威が冒頭のシーンで十分伝わってきましたね。ジミーが子供の頃に遭った災難の様子も印象に残りました。
そんな感染者により隔離された本土は緑も多くなっていたようです。それでも徘徊型の”スローロー”と出会った際にはハラハラさせられました。知能と巨体を備えた”アルファ”が素早い動きの”俊足”をけしかける瞬間も、スパイクたちが無事に済まないのではという緊迫感が凄かったです。
ジェイミーとスパイクの弓裁きも見ものでした。
スパイクとアイラ
スパイクはジェイミーが女性といるのを目撃し、病気である母・アイラを見捨てるのではと考えていました。本土には医師のケルソンがいると知ったスパイクはアイラを連れていくことを決意。騒動を起こしてる隙に島から出ます。
感染者に襲われたところを海軍のエリックに助けられたスパイクたちは、一緒に医師の元へ。途中で感染者の出産現場に遭遇し、アイラは赤ん坊をとりあげました。エリックは殺すべきだと銃を構えますが…”アルファ”に襲われてしまいます。
スパイクとアイラが窮地に陥る中、ケルソンが助けてくれました。彼は10年以上ここで暮らし、感染者を無効化するための吹き矢を持っていたのです。スパイクたちはケルソンに付いていき、骨で築いた塔などの説明を受けました。
ケルソンの説明において、メメント・モリが印象的でしたね。人間も感染した人も分け隔てなく埋葬し、「死を忘れるな」とスパイクに語る…このあとアイラの安楽死のシーンと繋がるなと思いました。
この寺院のセットは、25万の骨と5,500個の頭蓋骨を組み立てたとパンフレットに書かれていましたね。納得の迫力です…！
決意
スパイクは「病気の母を診て欲しい」と伝え、ケルソンは診断しますが…アイラが癌で先は長くないとわかりました。
アイラは死を願い、ケルソンはそれに従います。スパイクはアイラの頭蓋骨を塔の頂上に置きました。
その後、ケルソンが”アルファ”に殺されそうになりますが、スパイクが機転を利かせて助けます。ケルソンから赤ん坊と共に島に戻るよう言われたスパイクは帰路に着きます。スパイクは置き手紙と共に赤ん坊を門の前に置き赤ん坊の泣き声を聞いた島民が保護。スパイクが戻らないということをジェイミーは知りました。
28日後、スパイクは”俊足”の群れによって窮地に陥る中、ジミーと名乗る男たちに助けられます。金髪の集団は強く、感染者をあっという間に倒した…スパイクは彼らに付いていくことを決めました。
スパイクとジェイミーの心境を思うといろいろと考えさせられましたね。アイラは癌であることをどこかで自覚していたとのことで…スパイクに言えずにいた気持ちも推し量るところではあります。
スパイクが母の死と向き合うことになり、過酷な状況だったと言えますね。アイラと名付けられた赤ん坊のその後も気になりますが…やっぱりジミーに付いていくという展開も気になります！
続きの公開を心して待とうと思いました。
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28日後…
ダニー・ボイル監督による終末スリラー映画。昏睡から目覚めたジム（演：キリアン・マーフィー）は、拡散したレイジ・ウイルスによって無人と化したロンドンをさまようのが物語の始まりです。街路で出会った生存者セリーナ（演：ナオミ・ハリス）らと出会い、感染者から逃げつつある場所へ向かいます。
サバイバル×スリルを楽しめるシリーズ1作目としてもおすすめ！無人のロンドンを離れ、ジムたちが来るまで移動するシーンは開放感あふれるロードムービーのようですね。感染者の脅威がある中、自然などの景色を楽しめるのがポイントです。
全力疾走で飛びかかる感染者の他、映画の終盤では別の脅威が待っているのにも注目です。
クワイエット・プレイス
ジョン・クラシンスキーが監督・脚本・主演を務めたサバイバルホラー映画です。音を感知すると瞬時に襲ってくる謎のクリーチャーに支配された近未来が舞台。アボット家の父リー（演：ジョン・クラシンスキー）、母エヴリン（演：エミリー・ブラント）、そして子供たちが生き延びるために奮闘しますが…エヴリンの出産が迫り、「絶対に音を立てられない」状況で一家は最大の危機に直面します。
「何か音を出せば襲われる」という脅威にヒヤヒヤする作品！砂をまいた小道を素足で歩くかすかな足音、子どもの玩具が鳴りそうな気配、床板を踏み抜く瞬間の息づかい…日常のささいな音がすべて命取りとなる様子は見ているこちら側も息を潜めてしまうことでしょう。
出産シーンでは赤ん坊の産声や母が耐えるという状況にハラハラ！続編もあるため、脅威に立ち向かっていく物語をお楽しみください。
